このミニマリストな猫トイレは最強だった

リターボックス

ペッツバリューの『リターボックス』

一目惚れで則購入した、この猫トイレ。

ただの「取っ手付きソフトバケツ」のような、ミニマムに徹したミニマリスト様御用達トイレ(笑)。これが最高に使いやすかった♪

リターボックス 説明書

シンプルトイレは猫用システムトイレより楽♪

現在、猫トイレ業界では各種「猫システムトイレ」が流行していますけれど、私はシステムトイレは好きではありません。なぜなら私にとって重要なのは常に「猫の健康管理>>>猫のオシッコ掃除のわずらわしさ」だからです。健康管理には、毎日の排泄チェックは必要不可欠。だから容れ物はシステムトイレを使っているときでさえ、下のシートは毎日取り換えてオシッコ状態を確認しています。その上、システムトイレって、採尿トレイをひき出す場所が必要+重いし片手では持ち上げられない+丸洗いが面倒=あまり使いたくない、となります。

とはいえ、一般的には今、システムトイレが人気です。「尿臭が漏れにくい」もあるでしょうが、やはり「尿掃除は週1回シートを取り替えるだけ(猫1頭につき)」という楽さからでしょう。

そんな超多忙さんやズボラさんには、猫システムトイレより、『リターボックス』+「尿を吸収するタイプの砂」の組み合わせがお勧め!

オシッコ掃除回数を極限まで抑えたい方は、シリカゲル砂なら多くが吸水タイプですから毎回の掃除は不要です。また紙砂の中にも吸水するタイプがあります(下記リンク参照)。これは白い砂なので血尿など尿の異常も(採尿トレイをひきださなければわからないシステムトイレより)発見しやすいです。

『リターボックス』の長所

丸洗いしやすい

リターボックス

でっぱり、角っこ、無し!
洗いにくいすのこ、無し!
分解して洗わなきゃならない「各種パーツ」も無し!

つるんと丸い、バケツみたいな形状は、洗うのも、拭くのも、実に簡単、実に楽。

リターボックス』以上に「丸洗いしやすい」猫トイレは存在しないでしょう。

裏側(下側)もツルン!ひと拭きでおわります。

砂の全取り替えもしやすい

トイレに残った猫砂を全部取り出すのって、意外と手間だったりします。濡れた猫砂が角にこびりついていれば、なおさら。

『リターボックス』は、濡れた砂がこびりつく「角」「すみっこ」はないので、スコップでこすればすぐとれます。最後に底に残った砂は、片手で取っ手を持ち上げ、もう片方の手でゴミ袋等に注ぎ落せばよいだけ。ふつうの猫トイレは、手で持ち上げるのは不可能か、握力が必要なものが多く、女性の力では膝も使えばなんとかというのが多いのではないでしょうか。

広い

今うちにいる一番大きな猫、7kgが、エリザベスカラーを付けたまま中で回転して掘ったり埋めたりできる広さがありました。【注】画像は4.6kgの猫です。

リターボックスと猫

成猫2ニャン同時にトイレも不可能ではないが、ちょっと難しそう?

囲まれている感があるので猫が落ち着く

フード付きトイレほどの圧迫感はなく、フルオープントイレほど開放的でもないからでしょうか。憶病な虎太郎、目の見えないくるるんが好んで使っています。

底が丸いので固まった砂を取りやすい

角っこがあると、固まった猫砂がとりにくかったりするんですよね。この猫トイレは、どこにも角張った部分がありませんから、スコップもするすると動かせます。

リターボックス

壁に高さがあるので砂の飛び散りが少ない

側面は一番高いところで約40.6cm、後ろは約24.8㎝。側面からの猫砂の飛び散りはまずありませんし、後ろもほぼありません。飛び散るとしたら、ウンチハイの猫が中から飛び出してくるとき、前面から。飛び散りの少なさは、フード付きトイレに近いものがあります。

取っ手+軽さ+高さ=持ち上げやすい!

1年使ったトイレの重量は、約0.86kgでした。販売元では 675g と表記されています。1kgを切る軽さは、私のようなおばさんには何かと楽。

ふつうのオープン型トイレは、床近くまでかがみ込まないと持ち上げられませんが、リターボックスは壁の高さがあるので、あまりかがまずに持ち上げられます。腰痛の人には嬉しいですね。また、取っ手があって持ちやすいだけでなく、柔らか素材なので、片手で持つことも可能!

リターボックスとふつうのトイレを持ち上げている簡単図
他の多くのオープン型トイレと違い、あまりかがみ込む必要がありません
リターボックスの取っ手を片手で持つ

後ろ側の掃除も楽

ふつうのトイレは、まず両手で持ち上げて移動し、掃除し、また両手で持ち上げてトイレを戻さなければなりません。これ、けっこう大変。

リターボックスは片手でひょいと持ち上げられるので、もう片方の手でホウキや掃除機を使えます。片手で持てるという便利さは、多頭飼いの人ほど実感できるのではないでしょうか。

片手でリターボックス片手で箒を持っている絵
片手で持ち上げて、もう片方の手で掃除できる。

猫砂の全取り替えやトイレ丸洗いのために持ち上げるときも、片手で楽に持ち上げられる軽さは楽です。

置く場所の幅に柔軟に合わせられる

ちょっと狭いかなあ、なんて場所でも、柔らか素材なので柔軟にフィットしてくれます。

どのくらい狭い場所まで可能か試しました。最小で35cm幅まで押し込めました。

ついでに縦向きの最小幅も測ったところ、約50cm幅まで可能でした。もっともこの向きにトイレを無理やり押し込むメリットはないでしょう。取っ手付きの壁が高くて猫が使いにくくなるだけですし。

重ねて収納できる

『リターボックス』は大きな猫トイレで、分解もできないので、収納には場所をとります。でもいくつでも重ねて収納できるので、複数あっても一つ分の収納サイズがあればほぼ事足ります。

リターボックスを3個重ねたところ

スコップが大きく使いやすい

長さ:約29.5cm、スコップ部分の最大幅外寸:約11.5cm。ザックザックと掘ることができます。この大きさはカナダ人サイズってことかにゃ?

純正スコップ

家にある他のスコップと並べてみます。向かって右端の2つがリターボックスについてきたスコップ。つぎに大きいのが、ペティオ『猫システムトイレ』についてきたスコップ。ほかは花王ニャンとも『清潔トイレ』ユニ・チャーム『デオトイレ』アイリスオーヤマ社共通スコップ、あと一番小さいのはどこのだったかなあ?(すみません!)。

各社スコップを並べたところ

猫トイレ以外の使い方もできそう

猫ベッドにしてもかわいいですね。

それから、この形。やや変形だけど、ふつうに「ソフトバケツ」じゃないですか。ランドリーボックスとか、お片付け箱とか、色々使えそう。

※注:商品説明には「商品本来の用途以外や、お子様の遊具などに使用しないでください。」と書いてあります。そりゃメーカー/販売者側から見れば、そう書かざるを得ないでしょうけど・・・ニャハ。

猫アイコン

『リターボックス』の欠点

軽いのでトイレ掃除をするときに動く

とても軽い猫トイレですから、スコップで砂をガサガサかき混ぜてチッコ玉探しとかすると、トイレが動きます。下に「滑り止めシート」を1枚敷くことをお勧めします。

リターボックスと滑り止め

トイレの縁に足をのせてするクセのある猫には不評かも

潔癖症なのか何なのか、トイレの縁に足をのせて用を果たすクセのある猫さんっていますよね。このトイレには足を乗せられるような縁がありません。

縁に乗ってトイレする猫
この子は縁に乗ってするのが好きだったので、足を乗せやすいトイレを用意していました。

超高齢猫や足腰に問題のある猫には高すぎるかも

出入り口は約16cmと、他のトイレと比べて決して特に高いわけではありませんが、足を乗せられる幅がありません。そのため、「入り口にまず乗ってからトイレ内に降りる」ではなく「入り口をまたぐ」必要があります。足腰が弱った超高齢猫や病猫には、手前に足台を置いてあげたほうが良いかもしれません。

リターボックスからまたいで出る猫

「肉球模様」が見えない

販売店等の商品説明ではくっきり見えている肉球模様。実際に購入したら・・・ほぼ見えない!光を当てる角度を調整して、斜めからすかして、やっと見える程度です。下の写真を撮るのも苦労しました。肉球模様はほぼ幻とあきらめて購入してください。

リターボックスの肉球模様

柔らかいのでシャキッ!キリッ!とは見えない

柔らか素材なので、上部がちょっと広がったりします。インテリアを直線的にカッチリきちっと見せたい人には、少々だらしない姿に見えるかもしれません。

収納の場所をとる

分解したり、折りたたんだりはできません。使わないときも、丸ごとこのまま収納しなければならず、場所をとります。

臭い移りする

ガラスやステンレスでない限り、どの猫トイレも同じですけれど。使っているうちにトイレにニオイ(特に尿臭)が移り、丸洗いしてもなかなか抜けなくなります。

輸送時の梱包の仕方に問題がある

私がなにより問題だと思うのがこれ!もうちょっと丈夫な箱に入れてください!(詳細は下をご覧ください。)

このトイレが「割れる」問題

購入後に商品レビューをみたら、「割れたものが届いた」「すぐに割れた」のコメントがあったので、購入後すぐにレビュー等せず、1年以上様子を見て本当に割れるかどうかを検証しました。

が、2020年8月5日に最初の1つを購入以来、ほぼずっと使ってきたのですが、2022年3月現在、全然割れていません。その兆しすらありません。

思うに、このトイレ、配送時の梱包がそれはチャチいものでした。大きい段ボール箱に、商品だけがポイっと入れられていて、緩衝材も何も無し。しかも段ボールが薄い!この大きさの箱なら、もっと厚くて丈夫な段ボールが使われるべきです。なのに、ペラッペラな段ボール箱。

当然ながら私が受け取ったときも、箱には大きく潰れた跡があり(それを配送業者が補修した跡も)、中のトイレもひしゃげていました。幸い、私の場合はトイレはすぐ復元し、商品に問題はなかったんですけれど。

これじゃないですかね?商品の素材そのものが原因で割れる、ではなく、箱が薄すぎて潰れて中身が折れて、それで割れるんじゃないでしょうか。

商品そのものは、期待通りの使い良さだったので、2021年9月、追加で2個購入しました。ひとつの箱に2個を重ねて入れてくれれば、少しはつぶれにくくなるかと期待したのですが、・・・なぜか?1つずつ2箱で届きました。今回も箱は2つとも少々つぶれて。あ、写真を撮り忘れた(@ ̄□ ̄@;)!! 

幸い2回めも商品そのものは大丈夫でしたし、今現在も割れ等は生じていません。

販売業者さん、もっと丈夫な段ボール箱に変更するか、中に補強材/緩衝材をいれてください!!

純正スコップの置き場所

このように引っ掛けて収納することができます。

リターボックスと純正スコップ

この取っ手の下部には小さな凹みが、スコップのフック裏には小さな出っ張りがあり、ずれないようになっています。

トイレをひっくり返しても落ちません。

リターボックスと純正スコップ

スコップを外側にかけると砂がおちることがあるのでイヤだ、という人もいるようですね。大丈夫、内側にかけることもできます。

リターボックスと純正スコップ

商品説明

  • 品名:リターボックス
  • 原材料:本体=ポリエチレン、スコップ=ポリプロピレン
  • サイズ:56.6cm x 44.7cm x 40.6cm(注:公式サイズ。ソフト資材のため数字は変動します)
  • 重さ:675g(注:公式)
  • メーカー:International Refills Company Ltd. “LitterLocker” (カナダ)
  • 日本総代理店:ペッツバリュー株式会社

【使用上の注意】(以下、商品説明より)

  • 商品本来の用途以外や、お子様の遊具などに使用しないでください。
  • 不安定な場所に置かないでください。転倒する可能性があります。
  • 直射日光のあたる場所や熱器具の近くに置かないでください。変形・変色の原因になります。
  • 室内用です。屋外では使用しないでください。
  • お手入れに有機溶剤(ベンジンやシンナーなど)や研磨剤を使用しないでください。
  • 異常がある場合は速やかに使用をお止めください。

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