害獣なんていわないで!
うちの畑で悪戯するおサルたち。ジャガイモをつぎつぎと掘出しています。


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さやいんげんの先っぽも次々とむしってしまうので、さやいんげん、ちっとも大きくなれません。

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動画もアップしました。
動画下の概要覧には、こう記述しています。
スッテン尻もちシーンが私のお気に入りです♡
【害獣なんて言わないで!】
彼らは必死に生きているだけです。
サルに入られたら困る畑は、電気柵やサル追い犬で防御してください。
ちなみに、ここは私の畑です。
誰かの畑に入り込んだサルたちを無責任に面白がって撮影しているのではありません。
最初はこの動画を世に出す気はありませんでした。自分のサイトならともかく、あのYouTubeに。動物愛護アンチにとって絶好の的となりかねない内容とわかっていますから。
そして実際、アップしたとたんにアンチコメが来ました。わずか数分後です。こういう人たちって常に見張っていて、餌食となる動画を待っているのかといういうくらいの早さでした。
コメントは承認制にしてありますし、アンチコメは絶対に承認はしませんし、かつ、そういう人のアカウントはサクッとブロックです。ですから訪問者の皆様のお目に触れることは決してありませんけれど。
アンチが群がるだろうと分かっていて、なぜ、あえてアップしたか。それは、世の中にはサル達に好意的な農家もいることをわかってほしいと思ったからでした。
動画を見た人のうち、たった一人でもよい、私のメッセージを理解してくれる人がいれば、どれほどアンチコメが来てもアップするだけの価値はあると思ったのです。
こちらは、寒冷紗トンネルをくぐってジャガイモを盗る大人のサルさん。
まず周囲を見回して、人がいないことを確認してから、

留め具を抜いてあっさりもぐりこみます。

じゃがいもを引っこ抜いて、指で地面を掘って、

寒冷紗の中で見にくいですけれど、ジャガイモが出てきましたね。

その場で食べます。

この通り、サルは賢く、器用な動物です。人よりはるかに身体能力は高い一方、人よりはるかに真剣です。人は畑の作物を盗られたって補償を申請したりできますし、最低最悪でも生活保護という制度がありますから飢えて死ぬことは滅多にありません。けれどもサルたちは、今日食べられなければ明日は飢え、その後も食べられなければ餓死してしまいます。本気度が全然違います。だから人は簡単にサルにやられてしまうのです。
サルから絶対に作物を守りたいならば、畑全体を天井までガッチリ囲って「檻」にしてしまうしかないでしょうね。
もう一つの効果的な方法は、昔ながらの「犬を使う」でしょう。ゴンみたいな犬は、サル対策には本当に有効です。(動画の畑はゴンのいるドッグランからは遠いのでサルが入っています。)
ゴンは痩せ細って彷徨っているところを保護し、うちの子にした犬です。保護後、獣医師や地元猟師に「これは元猟犬、あるいは、猟犬になるべく躾けられた犬」だといわれました。

今もイノシシ(とツキノワグマ)には強く反応し、突進していこうとします。タヌキ等小動物も襲おうとします。
そしてあるときは、近づいてきた自分より一回り大きな犬を一瞬で投げ飛ばし、組み伏せて喉元に喰いつきました。その犬はリードから放たれて自由に道を歩いていたのです。(無責任飼い主め!)
私は必死に引き離しましたが、内心、ゴンの素早い動きには惚れ直してもいました。さすが猟犬のち野良犬として戦ってきた犬です。家庭犬を相手に、体格差なんて問題になりませんでした。
こんな犬ですから、何処へ行くにも必ずダブルリード、リードの先は私のウエストに回したベルトにカラビナでつないでいます。私が転ぶなどウッカリ手を放してしまっても、決してゴンがフリーにならない様に。

でも、今の時代、好まれるのは、動く縫ぐるみのような超小型犬ばかり。柴犬さえ、小型化・温厚化がとまりません。でなければ、一部の人種が好むような、土佐犬とか、ピットブルとか?💦
ゴンのような昔ながらの和犬を、計らずも手に入れてしまった私はよほどラッキーだったといわなければならないでしょう。
なお、ゴンは保護犬です。ペットショップにいるのは、紙切れ(血統書)つきの、ちゃらちゃらした犬ばかり。ゴンのような優秀な犬がほしい方は、保護団体や里親会へGO!
サルのことを知りたい方、サルでお悩みの方へ
こちらの本↓、めっちゃお勧めです。畑のサル害で悩まれている方はもちろん、都会の真ん中ににお住まいの方でも、サルに興味のある方でしたら面白く読めること請け合いです。もし未読でしたら、ぜひ!
サルを傷つけずに追い払う方法のひとつとして、サル鉄砲も有効です。作り方・使い方は、上記の本で詳しく説明されています。