動物王国

外に出ると、ニホンジカさんたちが。
「あ、おばちゃんだ」
「何か美味しいものくれるかな?」

ニホンジカ

 

「きっとくれるよ~」
「レストランへ、いそげ~」

ニホンジカ

 

そのフェンスの間を通って一段降りたところが、うちの「果樹園」(ってほどの果樹もありませんけど)。冬の間はいつもそこでシカさんたちに支援物資を与えています。

でも、今は夏。人間に食べ物をねだるほど、食糧不足ではないはずですが、・・・

こんなに期待されちゃあげないわけにもいきませんね。ズッキーニをいくつか畑からとって、シカさんたちへ運びました。

ニホンジカ

 

ズッキーニもシカさんたちの好物。すぐにポリポリと良い音をたてて食べてくれました。

と、このようなときは良いのですが。

犬のゴンとのお散歩中にも出会いました。シカさん、とっさに逃げようとしましたけれど、すぐに「おばちゃんだ」と気づいて

ニホンジカ

 

立ち止まったばかりか、一歩、二歩と近づいてくるじゃありませんか。

ニホンジカ

ニホンジカ

 

毛がフワフワと日に透けてきれい・・・なんて見とれている場合じゃないです。こう見えて、ゴンは元猟犬→野良犬→飼い犬となった犬。相手が大きなシカさんでも平然と襲いかねません。あわててゴンを引っ張ってその場を逃れました。

そして、こちらは。

日本アナグマの穴吉。
「いつもの奴、おくれ」

ニホンアナグマ

 

そう、穴吉はパンが大好き。

もともとは疥癬症にかかったタヌキたちを治療するため、餌付けして、パンに薬をしこんで与えていたのですが、そこに自由参加してきたのが穴吉でした。治癒後、疥癬タヌキ兄弟のジャンジャンもミンミンも順調に野生にもどったのに、穴吉だけは戻らず、毎日玄関前にきては

「パンおくれ」

このお爪でガリガリやられては家が壊れます。しかたなく(?)その後も毎日、パンを一切れ。幸い、甘党のタヌキたちとちがい、穴吉は安い食パンでも喜んで食べてくれます。
「そう、それそれ♡」

ニホンアナグマ

 

地面にひきずらないよう、パンをふたつに折って手渡し。なんせこの短足ですからね。
「パクッ」

ニホンアナグマ

 

こちらは、果樹園をうろつくニホンザルさん。ひとりでした。群れから独立した離れ雄でしょうか?

ニホンザル

 

田舎の家には、ときにはこんな侵入者も。どこから室内にはいってきたのかな?サワガニさん。猫たちに見つかる前にいそいで捕獲して外に逃がしました。

サワガニ

そして、ニホンヤモリさんたち。

この子たちも、うちの周辺に多く生息しています。なかには毎晩特定の窓に張り付いて、光に呼び寄せられた虫たちを捕食して生活している子もいます。ヤモリさんの個体識別は難しいのですけれど、毎日みていれば、なんとなく区別がつくようになるから不思議です。

ヤモリさんたちの雌雄の見分け方は簡単。はい、尾の付け根にモッコリがあるかないかデス(笑)

上にも写っていますが、このモーミーさんは多産な子で、↓は今年2回目の妊娠中のとき。おなかに白くすけて見えているのが卵です。ニホンヤモリは一度に2個の卵を、年に3回くらい産むそうです。

ニホンヤモリ

 

家の中に侵入していた赤ちゃんヤモリちゃん。モーミーの子かどうかはわかりません。このお尻がなんとも愛らしい♡ちなみに、我が家では赤ちゃんヤモリはどの子も「モチビー」と呼んでいます。

ニホンヤモリ

 

以前に『アズサが子狐を連れてきた』で初登場したアユムちゃん。アナグマの穴吉がこわくて並んで食べられないようです。かーわいい♪もう少し大きくなれば、アナグマよりキツネの方が体も大きいし強いのですけれどね。

ホンドギツネとニホンアナグマ
ホンドギツネとニホンアナグマ

 

ワンコの水浴び用に置いているコンテナの中に入り込んでいたトノサマガエルさん。

トノサマガエル

 

周辺に何もない山里に住んで、寂しくないの?なんて問われますが、それどころか!さびしいどころじゃありません。このとおり、なんともにぎやかな環境なのです。ルン!

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