投稿 猫詩・猫短歌・猫俳句・猫川柳・猫漢詩(16~18)

その16. (二〇〇三年六月十六日)
くーたん様:短歌
- 線香の 煙が君の 顔描く 幻の姿 涙でかすむ
- 二回目の お盆を迎えても 未だに 元気でいるかと 身を案じ
- 今は亡き 我が子を思う バカな母 未練たっぷり ここに居り
- 愛し児が だんだん増えて 来たけれど 君が居たなら 無限の幸せ
- いずれ又 出会える日が来る 信じつつ あの世とこの世で 頑張ろう
きな様:短歌
*くーたん様のなつ君がくーたん家に来て1年になるを記念して詠める
- なにもかも Cooくんからの贈り物 みんなみんな 幸あれと
- 新しき子の寝顔見るたび思い出す あの子がいたから 今日がある
- 「クーなつアトムチャーにふ~」みんなつなげて呼んでみる 幸福を呼ぶ おまじない
くーたん様:短歌
- くーたんよ 君が居たから 今がある そばにいるなら もっとしあわせ
- 君に貰った幸せを この子達にも分けてあげたい くーたんよ 応援してくれるよね 喜んでくれるよね
りん様のお母様:俳句
- チャム寝てる 寝過ぎて太る 夏の夜
きな様:川柳、諺
*パソコン故障3回目にして詠める警句
- 頭来た!でもちょっと待て。猫がいる。
- 三猫よればロクでもない知恵
- 暗闇に猫○ロ
(家の中だからといって安心しきっていると危ないという教訓) - 踏まぬ先のブラッシング
(「杖」より「ブラシ」ですよね) - 『にゃん♪』が通れば道理がひっこむ
くーたん様:短歌、川柳
*カウンター80,000アクセスを越えた記念に詠んで下さいました。
- 陰になり 日向になりて 8万ヒット たゆまぬ努力の nekohon様
- 近隣の お付き合いより 心を許す 猫とネコと ふたつの本棚
- ねこ居おり 笑いありて 涙あり 気持ち吐き出す 掲示板
- すぐそこに 手を伸ばせば 10万ヒット
- ねこ仲間 心かよわせ 会えねども 仲をとりもつ nekohon様
くーたん様:短歌
*6月16日くーたん様の愛猫クーちゃんの一周忌によせて
- 写真見て話かけるも ただ君は じっと微笑み かけてくるだけ
- 花いじり 噛み噛みしていた くーたんを 思い出しては 手が止まる
- 泣き虫に なってしまった 母さんは あなたのせいよ 先に逝くから

きな様:詩
不在の重さは 存在の大きさ
苦しみの大きさは 愛情の深さ
苛まれる孤独は ともにあった喜びの証し
紫陽花のように「色」を変えて
紫陽花のように咲き続けよう
あの子は この生を 精一杯生き抜いたのだから
nekohon:短歌
- 誰よりも 愛しき我が子 我が身をも 猫の国へと 連れてまほしき
- 目を閉じて ほのかなぬくもり 求めつつ 今宵も一人 寝る寂しさよ

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No.17. 猫短歌・猫句(二〇〇三年十月一日)
nekohon:短歌
- ごめんね 人間が捨てたのね ごめんね 何とかするから 同じ人間の私が何とかするから
- 白い猫 細く痩せて それでもすり寄って 細く細く痩せて それでもすり寄ってくる まだ人を信じている猫
- ノラは野生動物だほっとけと人は言う 野生動物ならこんなにすりよって来やしない
- 「雨が降っているのに行くの?」 雨が降っているからこそ その子は待っているのだ
雨の日に保護された子猫
- 明日の事など考えられぬ ただ今日 今日のことだけ 今日はまだ死にたくない せめて今日一日は生きていたい それだけを思って 願って 祈って 彷徨っている子猫
- 今日はお腹一杯食べられた 満足そうにひなたぼっこする野良猫達の 何と悟って気高いことか
人家のない山道に捨てられていた子
- まだ目も開いていない子猫 捨てるなよ 捨てるなよ 捨てるなよ 人間の赤ん坊そっくりな声で泣いている
この子も捨て猫でした
- 縦45センチ横60センチ高さ60センチ わずか0.162立方メートルの空間でずっと生きてきた子猫 もうすぐ1歳 不良在庫処分されようとしている
- 今流行のハムスターの末路を知っているか ペットとして売れないときはペットの餌として売られるのだ
この子も捨て猫でした
- 水をやるなオシッコの掃除が面倒だ 餌をやるな大きくなると売りにくい そんな店主が世の中には居る
- わずか1mの鎖を全世界として生きてきた犬 今はパルボと戦っている がんばれ がんばれ 治して一緒に里親探そうね
山奥のキャンプ場に捨てられていた子
- 駆除といい 処分というが その命 お前の命と 重さかわらぬ

「君も捨てられたの?こんな小さいのに、かわいそうに」
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その18. (二〇〇三年十一月一二日)
元捨て猫だった茶々姫ちゃんの里親さん決定を祝って

きな様:短歌
- 新しい家族のもとで 愛されて 愛して 元気に いついつまでも
- 手に残る なごりのぬくもり 切なくて けれども これが あの子のしあわせ
- 縁ありて ひとつき共に 暮らしたる 茶トラの姫よ とわに幸あれ
- 時々は 思い出してね あの時の 寄り目で大きな 気のいいにゃんこ

くーたん様:短歌
- 蝶よ花よと 愛でられた 茶々姫たんの 輿入れに ほっとしながら 振り向けば 愛し子七ニャンの 顔が居り
- いずこでか さ迷い歩く のらの子よ 茶々姫たんに 続けと願う 老婆心
nekohon:短歌
- 茶々姫は チャチャチャ音頭で 跳ね飛んで 踊る足元 お爪が痛い
- トロたんの オッパイ吸っても 茶々姫ちゃん トロ男の子 何も出ないよ
- 甘えたよ いっぱい食べたよ 良く寝たよ 嫁入り支度 すっかり済んだ
- 新しい おうちにたちまち 慣れまちた だってずっとの ママここにいる

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