投稿 猫詩・猫短歌・猫俳句・猫川柳・猫漢詩(13~15)

その13. (二〇〇三年二月十八日)
くーたん様:短歌
- 目の前で 猫くしゃみして 顔じゅうに かかりしつばき 拭う我
- むりやりに 抱きつき猫が 前足で ふんばっている 意思表示
- 猫様の 食べ残しとは 気が付かず 口に掘り込み マァいいか
- 猫達に いっぱい愛を 与えると 思っていたのが 与えられ
- 春近し 猫とお昼ね うとうとと これ以上の 幸せ無し
- 猫あくび 私もあくび 春はすぐ
- 砂まいて 誰がしたのと 猫に問う わしゃ知らぬと そっぽむき

猫まねき様:短歌
- 用足して 無心に砂かけ チョー真剣 そんなにクサイの したんか君は
yukiyo様:短歌
- おほほのほ よそんちのトイレ いとおかし うちではやるなよ ママ怒る!
紅子様:短歌
- 用足して 必死に砂かけ 気が付けば なぜかお外に 例のもの
はるちん様:川柳
- 用足しに 行けば幼児が ・・・・・大惨事

nekohon:短歌
- トロたんめ 巨大なモノを いたしたな 隣の部屋まで かほりただよう
- 賢いぞ 誰も教えぬ 子猫さえ 小さなおててで せっせと砂かけ
- 犬の奴 猫爪煎じて 飲ませたい したあとくらい せめて隠せよ

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その14. (二〇〇三年二月二十三日)
麻里にゃん様の愛猫めおちゃんの一周忌(5月16日)を記念して詠める
めおちゃん
くーたん様:短歌
- めおちゃんと 呼んで帰って 来るならば 叫び続ける 声つぶれても
きな様:詩、短歌
31536000秒
525600分
8760時間
「いない」が重なる 積もってゆく
365日
12ヶ月
一周忌 わたしのあの子 あの子 あの子
- 限りある 命がくれた あの日々の その愛おしさは 限りなきもの
- 清らかな 新緑の葉かげの その中を あの子の影が たしかによぎる
めおちゃん
nekohon:短歌
- 永久に一緒よ だから待っててね この手この胸にまた抱く日まで
- 忘れない 忘れられない 私の子 いついつまでも 共に歩まん
たろん様のココアちゃん1周忌(5月10日)によせて
- ニャアニャアと 迎え出た子に ただ今と 声かけたるは 昨日のごとし
- 姿こそ 目には見えねど その気配 そのぬくもりは 未だ忘れず
ともみ様:俳句
今は亡き俳句の先師(風生先生)の御命日の句会にて詠める一句
- 春雨に 濡れし猫撫で 風生忌 (ふうせいき)
nekohon:俳句
- 雨水過ぎ 猫もこたつの 外におり
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その15.(二〇〇三年六月八日)
にゃぐ様:狂歌、川柳
出演*Cast様のごん太君 画*にゃぐ様 科白*まり様

- ながからむ こころもしらず たてロール 乱れてけさは おねだり三昧
本歌は…待賢門院堀川 (たいけんもんいんのほりかわ)
ながからむ こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもへ
出演*Cast様のごん太君 画*Cast様 科白*まり様

- 色仕掛け 駄目なら爪出し 威嚇して 全額貸せとは いのらぬものを
本歌は…源俊頼朝臣 (みなもとのとしよりあそん)
うかりける ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを
出演*はるちん様のレオ君とにゃぐ様のぷーちゃま 画・科白*はるちん様

「じゃ、ボキは5万円貸してにゃん!」
「『ご利用は計画的に』だってさ・・・」
(多分おみゃーは審査通んねえぞ)
(そもそも身分証持ってねえだろ!)
- おほけなく にゃん金窓口 頼むかな キャットタワーの リフォーム資金
本歌は…前大僧正慈圓 (まえのだいそうじょうじえん)
おほけなく うきよのたみに おほふかな わがたつそまに すみぞめのそで

出演*nekohonのトロ 画*はるちん様
- 人誘う 怪し手付きの にゃん金で 借り行く者は 我が身なりけり
本歌は…入道前太政大臣 (にゅうどうさきのだじょうだいじん)
はなさそう あらしのにわの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり
出演*nekohonのトロ 画*nekohon

- にゃにゃふじの トロたんじるし 借り受けて 懐寒く 衣打つなり
本歌は…参議雅径經 (さんぎまさつね)
みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり
- お仕事は ドカヘル被って 爪を研ぎ
なつくん - お三時は 焼き芋カリカリ 毛繕い
なつくん - オレ様は 散髪お茶して まどろんで
ごん太くん - おかわりと 差し出す肉球 真剣に
トロたん - お前さん 少しは真面目に 働いて
ひめちゃん - おっとっと パンチかわしつ アルバイト
レオくん - おとこ1匹 働かずして飲む 駄目亭主
ぷーちゃま

(向かって左から)にゃぐ様のぷーちゃま、はるちん様のレオ君、nekohonのトロ、まり様のひめちゃん、cast様のごん太君、くーたん様のなつ君
- オーレオレ カスタ片手に ニャンメンコ
おつうさん

「コイツにおきてが通じるものか!」
・・・・L’amour est enfant de Boheme
Il n’a jamais connu de loi ・・・ ・・・
恋はジプシーの産まれ
おきてなんか知った事じゃない・・・
オペラ「カルメン」ハバネラより
nekohon:短歌
- 幼くも 尊き命の あるものを 捨てつらむとは 鬼に劣れり
- 春なれば 里親募集 あふれおり 何とぞ何とぞ 良き手の元へ
- 青色の つぶらな瞳 見開いて よしよしきっと 守ってみせる
- 捨てられて この子は何を 思ふらむ それでも人に 甘え寄るとは
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