百猫(ニャン)一首 其の五

nekohon(画、歌) + にゃぐ様宅のびいちゃま
*3000番のキリ番を踏まれた記念です。

計らずも キリ番踏みし その日より 仲良くなりて 通わぬ日なし
『有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし』
壬生忠岑
nekohon(画、歌) + ちょっこ様宅のモモコちゃん
*60000番のキリ番を踏まれた記念です。

モモコちゃん キリ番またも 踏みにけり 十二単で 記念すべきか
『恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこと 思ひそめしか』
壬生忠見
にゃぐ様・まり様(画)+nekohon(歌)+まり様宅の富士君、ちょっこ様宅のモモコちゃん、nekohon宅のみけ、トロ♪

これやこの 猫も杓子も 輪になって 知るも知らぬも 伴に踊らむ
『これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関』
蝉丸
にゃぐ様(画、歌) + はるちん様のレオ君

鍋敷きや フライパンより しのぶのは 猶あまりあるボキの猫缶
『百敷や 古き軒端の しのぶにも 猶あまりける 昔なりけり』
順徳院
にゃぐ様(画) + ひま様(歌) + ひま様宅のラピスちゃん

このかごは 深さもちょうど てごろなり もみぢのおてて アビのもみもみ
『此のたびは 幣もとりあえず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに』
菅家
にゃぐ様(画、歌) + ニャンシー様宅のぎゅうぎゅうちゃん

その母の すがた見えねど ぎゅうとらの しぐさ愛しき おもかげ追って
『わが袖は 潮干にみえぬ 沖のいしの 人こそしらね かはくまもなし』
二條院讃岐
にゃぐ様(画) + ひま様(歌) + ひま様宅のいずなちゃん

音に聞く いずなのきみの やんちゃぶり かけしお縄の ほどけもぞする
『音にきく 高師の濱の あだ浪は かけじや袖の ぬれもこそすれ』
祐子内親王家の紀伊
にゃぐ様(画、歌) + yukiyo様宅のモモ君

兄弟の 白き被毛に 思い入る 筆の一印き モモぞ凛々しき
『世の中よ 道こそなけれ 思い入る 山のおくにも 鹿ぞ鳴くなる』
皇太后宮大夫俊成
nekohon(画、歌) + たますけ様宅のプーちゃん

捨てられし子猫を憐れみて詠める
三毛こねこ ないて求むる 母の胸 いつはぐれしか 恋しかるらむ
『みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ』
中納言兼輔
nekohon(画、歌) + たますけ様宅のプーちゃん

捨てられし子猫の幸せになりぬるを喜びて詠める
今はもう 幸せになりぬ とばかりを この絵を見せて 言ふよしもがな
『今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな』
左京大夫道雅