子鹿に食べさせたい母鹿

山が雪に覆われる季節は、シカ達にとって試練の季節。食べるものを見つけるのに大変苦労します。栄養にならない木の皮をはいで食べたりもします。

それでも、飢えて死んでしまう子は少なくありません。

ニホンジカ
ステップ君

冬季のシカのお腹が膨らんでいるのを見て、肥満するほどに食べていると誤解する人がいますが、真逆です。栄養失調の人間のお腹が膨らむのと同じなんです。消化できないものでも、生き延びるため、必死に噛んで飲み込んでいるのです。

そんなシカ達を、やれ害獣だのシビエブームだのと、迫害する日本人。

せめて私くらいはシカ達の味方でいたい。なので、芋類や、大根などの冬野菜、保存のきくカボチャなどを大事にとっておいて、冬に少しずつ置いています。

ニホンジカ
ラン、トロット、ジャンプ、スキップ

シカ達も必死ですから、すぐに食料の在処は覚えます。雪が積もると、うちの庭にくるようになりました。

今年生まれの子鹿をつれた母鹿もきました。まだ小さな子になんとか食べさせようと、母鹿は自分はろくに食べず、ひたすら他のシカ達を追い払っていました。親子が無事にくらしていけますように!

ニホンジカ
ニホンジカ

シカ
つぶらな瞳がかわいい

【ニホンジカ】

亜種:エゾシカ、ホンシュウジカ、キュウシュウジカ、マゲシカ、ヤクシカ、ケラマジカ、ツシマジカ
別名:シカ
学名:Cervus nippon
分類:哺乳鋼鯨偶蹄目ウシ亜目シカ科
分布:北海道~九州、ベトナム~極東アジア(中国東部、ロシア沿海州、台湾、朝鮮半島)。またヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカに人為的に導入され野生化。
大きさ:最大はエゾシカ、最小はヤクシカ、♂の方が大きく体重比にして♀の1.5倍以上になる。頭胴長♂90-190cm、♀90-150cm、肩高♂70-130cm、♀60-110cm。体重♂50-130kg、♀25-80kg。
形態:夏毛は茶色に白い斑点、冬毛は灰褐色、大きな白い尻班がある。角は毎年生え変わる。
食性:草食。
繁殖:交尾期9月下旬~11月、出産5月下旬~7月上旬、通常1仔。


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