投稿 猫詩・猫短歌・猫俳句・猫川柳・猫漢詩(29~32)

その29. (二〇〇五年四月七日)
きな様:短歌
長い間野良猫だった百福ちゃん。てんさんの家に迎えられ、半年後に初ゴロゴロを鳴らすことができました。 その百福ちゃんによせられた歌。
- 春が来て 小さな地鳴りを猫に聴く 一から重ねた 百の幸福

にゃぐ様:俳句
- ぺったんと 出窓にスタンプ 春の午後

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その30. (二〇〇五年八月一日)
nekohon:俳句、川柳、短歌
真夏の暑さにうだる猫たちを見て

- 猫が落ちて夏
- だらだらと舐めてくれる舌先 暑い
- 子猫だけは元気
- 後ろ足で掻くたびに舞飛ぶ抜け毛 汗ばんだ腕に貼り付くから止めてくれ
- 台風はイヤだが・・・・・涼しくなるので少しだけいい、でも被害は出るな
- 熱帯夜 甘え猫さえ 離れて寝
- 熱帯夜 暑くて良いから 一緒に寝てよぉ
- 夏すぎて涼しくなるは良いが 秋も換毛期だ 勘弁してほしい

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その31.(二〇〇五年十一月十六日)
まり様:短歌
- 「よりめ」って 僕の魅力を 三文字で ママは言うけど それって旨い?
トロたん、ココロの一首

nekohon:短歌
- かわいくて 超たのしくて 大好きよ それを縮めて 「よりめ」というの
トロ(?)
- たべれなきゃ いみないじゃんか うまいもの おいしいものが ぼくはすきにゃ
愛猫トロは目千両役者
cast様:詩
*nekohonさんへ贈る詩
「猫団子」
猫が布団一面に眠っている
この景色は胸が躍る思いだ
人の周りで布団の重しになっていたのが
いつのまにか
人のひざを拘束するように乗っかっている
ところによっては
人の姿さえ見失うほど 密集しているところがある
この景色は胸が躍る思いだ
のびのび寝られるときは どんどんのび広がるがいい
そして同居人が困ろうとも 豊かな抜け毛をどっさり残すことだ

*「この景色は胸が躍る思いだ」はnekohonさんには「胸が潰れる(窒息)思いだ」 かにゃ?(汗
【元の詩】 「雑草」 北川冬彦
雑草が 辺りかまわず のびほうだいにのびている。
この景色は胸のすく思いだ、
(著作権法に配慮し以下は略させていただきます)
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その32.(二〇〇六年三月二四日)
まり様:短歌
- やってみせ 言って聞かせ させてみて
褒めてやらねば 人は動かじ
褒めて差し上げても 猫は動かじ
やってみせ 言って聞かせ させてみて
褒めてやらねば 人は動かじ
松下幸之助
・・・だいたい「させてみて」が問題なわけです。ひめだったら血をみます。2006.3.24
ひめちゃん(左)と富士くん(右)
nekohon:短歌
- 鳴きわめき 猫パンチして 噛みついて 何が何でも 人を動かす
・・・という猫ならいますよね?2006.3.24

「悪かったわねっ
でもアタイが猫パンチして噛みつくのは、たまたま近くにいた猫よっ
ママのことを猫パンチはしにゃいわっ」
おつう
まり様:詩のパロディー画

汚れちまった片足は
きょうも
うんちの
香りする
ちびちゃん 2006.03.25
汚れちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる(以下略)
中原中也(1907-1937)
nekohon:短歌

- くちゃすぎて 猫砂かけて 埋めきれぬと ママには告げよ ボクの作品
わたの原 八十島かけて こぎ出でぬと 人には告げよ あまのつり舟
参議篁
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