ツキノワグマの体重と熊棚と熊糞

うちの柿の木。実った年はツキノワグマも来ます。

姿をみることはめったにありませんが、痕跡はあちこちに残っています。

まずは、熊棚。

見慣れないと分かりにくいだろうとは思いますが、赤い円の中、枝が折り込まれているのがわかりますでしょうか。クマがこの枝に座り込み、枝を引き寄せてはお尻の下に抑え込んで実を食べ、別の枝を引き寄せてはお尻の下に抑え込んで実を食べ、また枝を引き寄せて、と、繰り返した跡です。

熊棚
熊棚
熊棚

クマの体重で曲がってしまったワイヤーフェンス。

クマの体重で曲がってしまったワイヤーフェンス。
クマの体重で曲がってしまったワイヤーフェンス。
クマの体重で曲がってしまったワイヤーフェンス。
クマの体重で曲がってしまったワイヤーフェンス。

そして、

残された熊糞。

いえ、これでは「熊糞」というより「柿糞」?

拡大しても、見事に柿!色も内容物も柿!柿!柿だけ!
柿の種まじりの巨大柿糞(笑)

熊糞
熊糞
熊糞

これほど柿が好きなクマたちも、渋柿は苦手みたい?

甘柿はきれいに食べて、渋柿は残っていました。

地面に転がった渋柿
地面に転がった渋柿

【ツキノワグマ】

  • 学名:Ursus thibetanus
  • 分類:哺乳綱ネコ目クマ科
  • 分布:ヒマラヤの南側山麓部から東南アジア北部、中国東北部、ロシア南東部、台湾、海南島、日本(本州、四国)
  • 大きさ:頭胴長120-145cm、体重70-120kg。
  • 食性:雑食。動物食はシカ・カモシカなどの肉や、サケなどの魚から、アリ・ハチなど小さな昆虫まで、狩った肉でも見つけた死肉でもなんでも食べる。植物食では、柿・栗・どんぐりなど果実類/堅果類だけでなく、ブナの若芽など草本類も食べる。要するになんでも食べる。
  • 生態:メスは冬眠中に1-2頭の仔を出産。
  • *九州のクマは絶滅したものとみなされている。四国のクマも数頭の成体しか確認できておらず絶滅は時間の問題と思われる。

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