砂が飛び散らない!自作・壁付きおまる型猫トイレ
*同居の工夫:猫と暮らす知恵*
猫さんが糞尿を埋めてくれるのは、大変ありがたい習性です。ありがたいけど・・・
どうしても、猫砂が少々飛び散ってしまうんですよね。
猫さんによっては、また、猫砂やトイレの材質によっては、少々どころか、こんな↓になってしまうケースも(大汗)(管理人)
壁付きおまる型猫トイレ
【著:ライニャン様 2008年7月4日】
我が家に3にゃん増えて、まずはじめに困ったのがトイレ。色々試してみようと、新しくハーフドーム型、ドーム型と購入してみたのですが、どちらとも同じ理由でダメ。2つとも入り口部分から、猫砂が大量に放り出されます。
画像↓はマシな方、ひどい時は一面砂だらけ。
2つのトイレとも中に入ってくれれば、掘っても外に砂が出ないのですが、中に入らず縁で用を足して掘るので意味がありません。↑の方の花水木さんのお宅の猫砂の散乱をわが身のように感じてました。何とか掘らせないように、砂の量を調節したりしたのですが上手くいかず、途方に暮れてました。
そこで自分が行き詰った時によくする事なのですが、逆の事を考えてみようと…。そんなに掘りたいなら、心行くまで掘らしてあげようと。それで出来たのが…。
「壁付おまる」
なんかダサいネーミング。(汗)要は掘るのを前提にすればいいわけで。
今回の要点。
トイレの縁で用を足すので、使用しやすいように幅を設けるのですが、その幅を猫さんの手より少し大きい幅にすることです。この幅があんまり広すぎると縁の上で用を済ましてしまいます。そうされないようには、広くてもせいぜい幅は4~5㎝ぐらい?まっ、もともと1㎝もないようなトイレの縁で4本足乗っけて用を足せるんだから、肉球の幅があれば十分用は足せると思います。
次に全面壁で囲う事。
高過ぎても低過ぎてもダメです。高過ぎると、用を足すとき、邪魔になってお尻をトイレの穴の方に向けてくれません。逆に低過ぎると、砂があふれ出てしまいます。
だから、高さは、猫さんの足の長さ…だいたい10㎝前後。
画像の壁は、前面だけ壁の上にも手を置けるようにしてます。きばってる姿を想像して頂ければわかりますが、縁の幅が狭いのでお腹が支える子用です。(笑)
これで、掘られても掘られても画像のように縁の上に乗るだけで済みます。この溢れてる砂が毎日毎日散乱していたと思うと…。(しみじみ)
今は小さなほうきでささっと掃いて済みます。
正しい使用例の画像↓です。モデル猫、恋(れん)です。
大人猫はみんなこのように用を足して、ちゃんと使ってくれてます。3ちびは、トイレの中に入って用を足してますが、まっ特に問題はありません。
作り方
基本的に板を貼り合わせたハリボテというやつで…。
まずは、トイレの縁をかたどって、切り抜きます。
薄い板を使ったので、板を切るのはすべてカッターナイフで切りました。この方がキレイに切れるので。まっ、のこぎりを使うのが下手くそというのもありますが…。
その切った板を貼り合わせる。板同士を貼り合わせると強度不足なので、補強に三角の棒を入れました。猫さんの体重ぐらいなら、これで十分持ちます。
その三角の棒をトイレの縁に当たる所にもつけて、ずれないようにしました。三角の棒は、見えないところで使用するので、のこぎりで切りました。
以上です。
あっ、補足。
薄い板は、厚さ4ミリメートルのシナ合板というものです。
花水木様から質問
あっなるほど!我が家のニャンズは縁に乗っからず、砂の上でヨイコラショなのですが、応用が利きそうです。
よくよく見ればライニャンさんは手の込んだ造りをされているのですね。見取り図を作ってみたのですが、黄色の部分が斜めで、その上に水平の面がありますが、これは足がかりですか?
お返事
うちの3チビ達も中に入って用を足しますが、砂をザクザク掘るのは同じなので、そういった場合に助かります。全面しようかどうか迷ったのですが、必要かどうかわからなかったので、前面だけこのような作りにしました。
さすがに自分もどれぐらいの幅にしたらいいか分からず、手探り状態なので、こんな感じになっちゃいました。
斜めの部分は、少しでも掘りだした猫砂が戻るように。そして、直角、90°の部分を作ると、その角の所に猫砂が入ると掃除しにくいんじゃないかと思い、掃除しやすいように角度を大きくしました。
一番上の水平部分は、出入りするのに、跳ねずに出てもらいたいからです。こうしたら、ゆっくり出ていけるかなと思って。猫砂を蹴り飛ばして欲しくないから。
あと、一直線立ちでトイレしにくい子もいるかと思って、前足を乗っけたりするかも?と作ってみました。試作段階なので、必要かどうかを判断するのはこれからですね。
copyright of this chapter ©2008 ライニャン all rights reserved