ひのきでつくった猫砂 HKT-80

材質:木系、おから系
メーカー/販売元:アイリスオーヤマ株式会社
(直販ネットショップ:アイリスプラザ)
原材料 : 主原料:木粉(ひのき、他)炭酸カルシウム、おから
容量・サイズ : 8リットル
可燃ゴミ/不燃ゴミ : 燃えるゴミOK
トイレに流せるか :流せます(下の「固まり具合」の項も参照)
土に戻るか : 戻りません
重量 : 軽い=女性が3袋を同時に持ち上げて家中移動できる (約3.0kg)
商品説明(パッケージ記載内容)
流せる 爽やかなひのきの香り
ひのきでつくった猫砂 8L HKT-80
リサイクル原料(ひのき・おから)を使った環境にないりょした猫砂です。
【固まる】
おしっこのかかった部分だけすばやくしっかりとカタマリ、ムダが無く経済的です。
【流せる】
すぐに水に溶けるので、水洗トイレに流して処理できます。
【脱臭】
ペレットの表面が多孔質になっているので、おしっこの臭いを強力に吸着します。
ペレットタイプでとび散りにくい
実際に使ってみました
砂の色や砂粒の大きさ
ペレット状の、うすい茶色(黄銅色)です。
おから系ペレット砂としては、サイズはふつう~小さ目。

↑一緒に写っているのは十円玉です。
固まり具合
30ccの水をかけたら、こんな固まりになりました。
一緒に写っているのは十円玉です。

水をかけて直後は柔らかく、無理に取り出そうとすると崩れてしまいますが、
少し置けばよく固まります。
実際に使った感想。
良く固まる方だと思いました。
特に砂が新しいうちは、コロリとしたかたまりが取り出せます。
かたまり具合については、私には問題はないと思いました。
「トイレに流せる」タイプの砂に限り、さらに、30mlの水をかけてできた猫砂塊を4リットルの水に入れてみます。


かたまりを水に入れると、すぐにどんどんバラけて、崩れました。
そして、表面に浮かんだままの層と、底に沈んだ層の2つに分かれました。
主原料が木粉・炭酸カルシウム・おからとなっていますが、
木が浮いておからが沈んだのでしょうか?
いずれにせよ、これだけ細かく崩れ溶けるなら、トイレに流しても大丈夫そうです。
※トイレの流水量は、大で平均13リットルだそうですが、節水型トイレの最少は、水没テストを始めた2010年9月時点で4.8リットルだったため、砂テストも4.5リットルでおこないました。その後、節水型トイレ最少は3.8~4.8リットルと進化(2012年3月現在)、それに伴い、砂テストも4リットルに減らしました。
尿の量や回数がわかりやすいか
わかりやすいです。
砂のにおいや脱臭力
◇ 砂自体のにおい
ひのきのかおりがします。
が、その中にはっきり、おからのにおいもします。
トイレに投入してしばらくすると、なぜかおから臭が飛んで、ひのき臭だけ残るように感じられました。
◇ 脱臭力
良いと思います。
チッコ玉は、鼻にくっつくくらいに近づけてクンクンしない限り、尿臭はしません。
そしてその尿臭も、人間の鼻ではわずかにアンモニア臭がする程度、それよりひのき臭の方がずっと強いので、しっこ臭い部屋にはならないと思います。
大の方は、している最中のかほりや、その後の残り香は仕方ないとして、ふつうに健康なウンチをきちんと埋めてくれる子なら、くさくて困るなんてことはないと思います。
この砂の使用中にちょっと下痢気味になった子がいて、その時はさすがに、かな~り臭いました。下痢便のクサいにおいを無理やり脱臭吸臭するほど強烈な脱臭力ではない、ということのようです。
(下痢便がわからないほどの脱臭力はかえって困りますけれど。下痢に気づけなかったら健康管理に問題あり。)
ホコリ・飛び散り・猫足のもぐりぐあい
◇ ホコリ
ほとんど出ません。微粉塵はほぼゼロ。
ホコリではなく、こすれたか崩れたかの、細かい粉が少々底にある程度です。
◇ 飛び散り
よく掘ってよく埋める子の場合は、まあまあ飛び散っちゃうようです。軽めの砂粒、掘りやすい砂ですから。とはいえ、この軽さに砂にしては、飛び出しは少ないでしょうか?表面がざらざらでいかにも摩擦抵抗がありそうだし、ペレット状なので転がらず、トイレからこぼれ落ちても、猫さんがすっ飛ばせる距離内にだいたい収まっています(笑)。
掃除は、ホウキとチリトリで大丈夫ですが、もし人間の体重で踏んでしまった場合は砕けるので、掃除機が必要となります。
◇ 猫足のもぐり具合
もぐります。
尿の色(血尿)がわかりやすいか
赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。

↑濃い赤水。
赤いのがわかります。

↑薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。
かなり薄いピンクのはずなのに、元の水よりピンクが濃い?

↑1=水、2=薄い赤水、3=濃い赤水。
2と3は、原水はかなり濃さが違うのですが、なぜか砂は同じくらいの染まり具合になりました。
色さえわかるなら、むしろ濃いめに染まるくらいの方が良いので、OKです。
猫砂のpH度
猫砂がヒタヒタに浸かるくらいに水を入れて猫砂水溶液を作り、pH試験紙を浸してみました。
真ん中部分の矢印のところが、検査のための変色域です。
上下の色見本と見比べて、pH度を調べるようになっています。
酸性なら黄色っぽく、アルカリ性なら青紫に変色します。

酸性のようです。
*使用したpH試験紙についての説明や購入先は、ページ下↓をご覧下さい。
猫たちの評判
うちの7ニャン中、6ニャンは大小とも好んでよく使ってくれるのですが・・・
一番若い栄ちっちだけは、嫌いみたいです(汗)
栄ちっちは、おから砂全般が好きではないようです。鉱物砂(ベントナイト)が好み。
一方、ちびまる太はおから砂が大好きです。
同じに育てても、猫さんによって好みがあるのは、仕方ありませんかねえ。
その他
この砂は、徹底的にエコパッケージでした。
箱には「お徳用ひのき8Lx6」と書いてあるだけ。
それ以外は何も書かれていません。
「猫」の文字もないので、猫用品が中にはいっているとわかるのは、猫砂を箱買いするような猫飼いさんだけでしょう。

砂が入っている袋は透明なビニール袋。
文字や模様は点ひとつありません。

そして、箱には白黒の説明書が1枚入っていました。

エコでいいですね!
資源の無駄遣いを嫌う私としては、とても高評価です。
これで十分ですよね。
無色透明な袋ですから、捨てるときも、ご近所に猫飼いとばれません?
実験期間、価格など
テスト期間:
2012年6月6日朝~6月19日(13日間)
1ニャン1リットルあたり/日:
2.84日 (1ニャン1袋当たり 22.75.日)
全取り換えのタイミング:
砂が少なくなってトイレ底全体をおおえなくなった。
テスト時のネット価格帯:
税込 498円~798円 (調査日:2012年6月7日)
1リットル当たりの価格帯:
税込 71円~114円 (調査日:2012年6月7日)