エルル おしっこチェックもできちゃうサンド
材質:紙系
メーカー/販売元:エリエール 大王製紙株式会社
原材料 : 主成分:パルプ、吸水性ポリマー、デンプン、消臭剤、pH指示薬
容量・サイズ : 7リットル
可燃ゴミ/不燃ゴミ : 燃えるゴミOK
トイレに流せるか :流せません
土に戻るか : 戻りません
重量 : 軽い=女性が3袋を同時に持ち上げて家中移動できる (約2kg)
(重さだけなら4袋も平気ですが、大きさがあるので3袋)
商品説明(パッケージ記載内容)
おしっこチェックもできちゃうサンド
しっかり固まる・パワフル消臭 + pHチェックシステム
(1)新発売!pHチェックシステム
おしっこには、ニオイや色、pHなど様々な情報が含まれており、それらは食事や運動などの生活状況により変化しています。「おしっこチェックもできちゃうサンド」は、オレンジ色のpHチェック砂でおしっこのpHをチェックkでき、白色砂ではおしっこの色などを確認できます。
従来の消臭や吸収の機能に加えて、おしっこの色やpHを簡単にチェックできます。
(2)しっかり固まる
デンプン+ポリマーのダブル成分でしっかり固まります。おしっこした部分だけを簡単に交換でき、衛生&経済的。
(3)「グラフト重合消臭剤」と「銅系消臭剤」のダブル消臭!
グラフト重合法で開発した消臭剤により、ニオイ成分を化学的に吸着し、無臭の別物質に変えて消臭します。また、抗菌効果を持つ銅系消臭剤を加えたダブル消臭で、気になるニオイを軽減し、快適空間を保ちます。
(4)燃えるゴミで簡単処理
紙が主原料のため、燃えるゴミとして処理でき便利です。
実際に使ってみました
砂の色や砂粒の大きさ
大き目の粒です。表面は荒いです。
白い粒の中にオレンジ粒が混ざっています。
商品説明注意書きに
「本製品は紙オムツ等を製造する過程で出る未使用部分を原材料の一部として使用しているため、紙オムツ等で使用している着色した素材の一部が混在する場合がありますが、品質に問題はありません。」
と書かれている通り、よく見ると、着色した繊維が混入している粒もあります。
が、それはごく少量で、全体としては、白い粒にオレンジ粒が混ざっているかんじです。
↑一緒に写っているのは十円玉です。
固まり具合
30ccの水をかけたら、こんな固まりになりました。
一緒に写っているのは十円玉です。
固まっています。
スコップでかたまりのまますくい取ることはできますし、指でかたまりをつまんで持ち上げることもできます。
が、なんというか、くっつき方がベチャっとした感じというか、・・・たとえば、塊を割ろうとすると、ベントナイト系鉱物砂だと「割れる」って感じですが、この砂は、「ぬばぁと引き裂かれる」とでも言いましょううか(汗)、おもちほどの粘り気ってほどではないんですけれど、猫砂の塊としては、ねばっとしがちな紙砂としても、かなり粘るほうです。
割って触るとヌルヌルしています。
実際に使った感想。
砂が十分に深ければ、塊のまま取り出して捨てられて、問題はありません。
砂が少なすぎる(あちこちトイレ底が露出しているような状態)だと、底にベチャリとついてしまいます。
原材料のひとつに「デンプン」とありますが、たしかにデンプンっぽいというか、デンプンの力で固めているんだろうなと思われるような、ヌルベチャな感じです。
が、水洗いすれば簡単に流れ落ちます。ベントナイト砂のように、トイレ壁面にへばりついたり色や傷を残したりということはまったくありません。
尿の量や回数がわかりやすいか
回数はわかりやすいです。
排泄後にすごく砂を引っ掻き回す子や、多頭飼いの場合は、多少ばらけてしまう可能性もありそうですが、ふつうの頭数(1トイレにつき1-3ニャン)でふつうの掃除回数なら、わかると思います。
量も、この砂に慣れれば、だいたいわかるようになると思います。
というのも、大き目の粒なので固まりも大きく、また紙砂の特徴でぼやっと固まりますので、たとえば鉱物砂やおから砂から切り替えた場合は、かなり大きな塊に見えるかもしれません。
周囲のあまり濡れていない砂も、ともすればくっついて一緒にとれたりするので、濡れた中心部はどこかなって払い落します。
pHチェック砂の色変化を確かめるためにも、つい、毎回塊を割ってしまいました。
砂のにおいや脱臭力
◇ 砂自体のにおい
紙のにおい・・・?
◇ 脱臭力
いいですね。
紙砂なのに、尿臭が全然といってよいくらいにしない!
せっかく健康チェックにおおきく配慮した砂なんですから、もっと自然な尿臭を残しても良かったんじゃないかと思ったくらいです。
色やpHだけでなく、尿臭も健康チェックの一要素 (*^_^*)
大の方は、砂粒の大きさの関係でしょうか、すこし埋め残しが出がちというか、細かい猫砂粒ほどきっちりと覆い包んではくれないので、少々においが漏れました。
ホコリ・飛び散り・猫足のもぐりぐあい
◇ ホコリ
微粉塵は出ません。粒の表面がこすれて落ちたような、紙屑がわずかにあるだけです。
◇ 飛び散り
飛び散ります。軽い紙砂ですから仕方ないとは思います。
が、ザッパザッパと勢いよく堀りたい砂ではないらしく、こぼれ方も「一度にドバー」ではなく、「毎回少量ずつ」ってかんじでした。
となりの部屋にも時々落ちていました。
◇ 猫足のもぐり具合
かなり潜ります。
尿の色(血尿)がわかりやすいか
赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。
↑濃い赤水。
ドッキリするくらいに赤です。
↑薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。
さすが白い紙粒、でこぼこな表面がさらに絵具を吸って、いつもより薄目なピンク水にしたのに、それでも色がわかります。
↑1=水、2=薄い赤水、3=濃い赤水。
こうして並べると、2にはっきり色がついているのがわかります。
猫砂のpH度
猫砂がヒタヒタに浸かるくらいに水を入れて猫砂水溶液を作り、pH試験紙を浸してみました。
真ん中部分の矢印のところが、検査のための変色域です。
上下の色見本と見比べて、pH度を調べるようになっています。
酸性なら黄色っぽく、アルカリ性なら青紫に変色します。
微弱に酸性、くらいの色です。
ど中性かと思ったんだけどなあ?
で。
pHチェックできる砂ですから、もちろんそこも実験しました。
まず、アルカリ性代表として、石鹸水。
次に、酸性代表として、お酢(穀物酢)。
並べてみました。
向かって左から、お酢(酸性)、水(中性)、石鹸水(アルカリ性)。
(ぐずぐず撮影していたら、真ん中水のpH試験紙の色が流れてしまいました)
猫たちの評判
最初からふつうに使っていました。 大も、小も。
その他
外袋の内側が銀色です。
透明な袋に彩色した猫砂袋が多い中、不透明な外装はちょっとめずらしい。
これはpHチェック粒の直射日光による何か化学的反応をおさえるためとかなんでしょうか?私にはわかりませんが。
実験期間、価格など
テスト期間:
2012年7月17日朝~22日朝(5日間)
1ニャン1リットルあたり/日:
1.25日 (1ニャン1袋当たり 8.75日)
全取り換えのタイミング:
砂が少なくなってトイレ底全体をおおえなくなった。
テスト時のネット価格帯:
税込 798円~998円 (調査日:2012年7月17日)
1リットル当たりの価格帯:
税込 114円~142円 (調査日:2012年7月17日)