hinoki ひのきの猫砂
※再テストです。前回はこちら。
- 販売者:株式会社ペットプロジャパン
- コード:4981528734003
- 主原料:木粉、澱粉
- 容量:7リットル
- 日本製
- トイレに流せるか:流せます(下の「固まり具合」の項も参照)
- 土に戻るか:戻りません
- 可燃ゴミ/不燃ゴミ:燃えるゴミOK
- 重量:非常に軽い=女性が4袋を同時に持ち上げて家中移動できる(1.78kg)
商品説明(パッケージ記載内容の一部抜粋)
PetPro
hinoki ひのきの猫砂
●しっかり固まる
●燃やせる
●トイレに流せる
●消臭抗菌
天然ひのきの香りがお部屋をイヤな臭いから守ります。
7ℓ
《 裏面 》
hinoki ひのきの猫砂 7ℓ
●しっかり固まる
尿と臭いをガッチリ吸収して、コンパクトに固めます。
●燃やせる
木粉が主原料なので燃やすことが出来ます。また、燃えるゴミとして処理できます。各自治体のゴミ処理法に従ってください。
●トイレに流せる
固まった部分は水洗トイレに流せますので後処理が簡単です。水洗トイレに流す時の注意をよく読んでください。
●消臭抗菌
ひのきに含まれる消臭成分フィトンチッドが、排泄物のイヤなニオイを消臭し、トイレを清潔に保ちます。
【使用方法】
(中略)
【使用上の注意】
●本品は猫用トイレ専用ですので、他の用途には使用しないでください。
●本品は食べられません。ペットが誤って口に入れた場合、毒性はありませんが、異常が見られる場合は獣医師へご相談ください。
(以下略)
【水洗トイレに流す時の注意】
●浄化槽トイレには流せません。
●水洗トイレに流す量は、1回に付き固まり1個にしてください。
●2個以上の固まりを流す場合は、必ず数回に分けて、1回おき(交互)に水だけを流し、時間を置いてから処理してください。くれぐれも1度に多量を流さないでください。詰まりの原因になります。
●水量が少ないと流しきれない場合があります。水流コックは、必ず「大」の方が流して下さい。
●1度に多量を処理する場合(多頭飼育など)や、時間がたって硬くなった固まりを処理する場合は、トイレに流さず「可燃ゴミ」として捨ててください。(各地方自治体の処理方法に従ってください)
(以下略)
実際に使ってみました
砂の色や砂粒の大きさ
やや大粒(木砂としては普通サイズ)の俵型の粒です。表面はザラザラ、少し力を入れてこするとポロポロ崩れます。
一緒に写っているのは十円玉です。
水で固まり具合を実験
30mlの水をかけてみます。
取り出します。水量が少なすぎるのか、ほとんど固まっていません・・・
ちなみに、倍の60mlをかけたら、もっとちゃんと固まりました。
で、これは30mlの塊です。お皿に取り出すあいだに、中心部を残し、ほぼ崩れてしまいました。なお一緒に写っているのは十円玉です。
「トイレに流せる」タイプの砂に限り、さらに、30mlの水をかけてできた猫砂塊を4リットルの水に入れてみます。
投入すると、たちまち粒がばらけました。固まっていた部分もみるみるばらけていきます。
ばらけたあとも、どんどん吸水して、崩れながら沈んでいきます。ここまではかき混ぜる等していません。
木杓子でグルグル。
粉々に崩れました。これなら流しても大丈夫そうです。
※トイレの流水量は、大で平均13リットルだそうですが、節水型トイレの最少は、水没テストを始めた2010年9月時点で4.8リットルだったため、砂テストも4.5リットル「トイレットペーパーを4リットルの水にいれた実験」(https://nekohon.jp/litter-wp/report-zz-toiletpaper)もしていますので、比較してみてください。
固まり具合の:実際に使った感想
30mlの水の実験ではあまり固まりませんでしたが、実際の使用では、もうすこしよく固まりました。30mlというのは猫尿としてもあえて少ない設定にしてあります。また水と猫尿では成分も違いますから、もしかして、そのせいとか?
とはいえ、水実験よりは固まった、という程度です。1回の排尿で1個ずつの塊に気持ちよく、とはいきません。また濡れた粒が固まり切れずに散らばっていたりもしました。
尿の量や回数がわかりやすいか
固まれば尿量が多い、ばらけたままなら少ない、という判別ならできます。けれどその尿量が、1回分か、数回分かまではわかりません。
砂自体のにおい
ほのかに木の香り。強すぎず、良い感じです。
脱臭力
尿臭はほとんどしません。尿の塊に鼻を近づけて嗅いでも木の香りの方を感じました。尿臭は私の鼻ではほとんど感じられませんでした。
糞臭は、埋めてくれればほぼ大丈夫。埋めない子の場合は、どうしようもありませんね。この砂では、うちの猫たちはわりとちゃんと埋めてくれましたが、約1名埋めない子が(汗)。
ホコリ
ホコリが舞い立つことはありませんでしたが、細かい粉が少々出ます。
飛び散り
飛び散ります。軽い砂なのでしかたない。肉球について運ばれることも。
猫足のもぐり具合
もぐります。
尿の色(血尿)がわかりやすいか
赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。
濃い赤水。よくわかります。
薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。ちょっとわかりにくい?
1=水、2=薄い赤水、3=濃い赤水。砂粒を取り出すと、ピンク水でもけっこう色が出ていることが分かります。赤い水は一目瞭然。
猫砂のpH度
猫砂水溶液を作り、pHメーターで測ります。
pH8.5の、弱アルカリ性でした。
・酸性=pH < 3.0
・弱酸性=3.0 ≦ pH < 6.0
・中性=6.0 ≦ pH ≦ 8.0
・弱アルカリ性=8.0 < pH ≦ 11.0
・アルカリ性=11.0 < pH
猫たちの評判
ふつうに使っていました。
その他
この砂は「猫砂やペットシーツは緊急時に非常用トイレとして使えるか(2)」の実験素材として使っています。よろしければご覧ください。
実験期間、日数、価格など
テスト期間
2022/11/8朝~2022/11/27朝 (19日間)
※猫数=5、トイレの総数=4(テストトイレ=2、非テスト=2)
トイレ掃除回数=汚れに気づくたびに(1日3~6回)
全部のトイレにテスト砂を使わない理由は、もし猫がテスト砂を気に入らなかった場合、トイレができない猫やトイレ以外でしてしまう猫がでてくるかもしれないと危惧してのことです。
1袋当たり
1ニャン1袋当たり=23.75日
※ニャンの数÷総トイレ数=1ニャンあたりのトイレ数
1ニャンあたりのトイレ数xテスト日数=1袋あたりの使用日数
1リットル(1kg)あたり
1ニャン1リットル当たり=3.4日
※1袋あたりの使用日数÷内容量リットル(またはkg)=1リットル(または1kg)あたりの使用日数
全取り換えのタイミング
砂が少なくなってトイレ底全体をおおえなくなった。
価格帯
楽天市場、Amazon.co.jp、Yahoo!ショッピングで調べています。この3つのサイトで見つからない場合は、購入したときの実価格を表示します。
テスト時の価格帯:
税込 600円~1,171円(調査日:2022/11/28)
1リットル(1kg)当たりの価格帯:
1リットルにつき 税込 85.7円~167.3円(調査日:2022/11/28)
※テスト時の価格帯÷内容量リットル(kg)=1リットル(kg)につき何円