お茶の猫砂
※再テストです。初回はこちら。
商品仕様
メーカー/販売元:アイリスオーヤマ株式会社
コード:4905009409488
主原料:おから、でんぷん、茶葉、木粉、香料
容量・サイズ : 7リットル
原産国:未記載
トイレに流せるか :流せます(下の「固まり具合」の項も参照)
土に戻るか: :戻りません
可燃ゴミ/不燃ゴミ :燃えるゴミOK
重量 :
軽い=女性が3袋を同時に持ち上げて家中移動できる(約3.08kg)
商品説明(パッケージ記載内容の一部抜粋)
抗菌・消臭効果の茶葉配合
さわやかなお茶の香り
お茶の猫砂
7ℓ
トイレに流せる+固まる+脱臭+抗菌
《 裏面 》
お茶の猫砂 OCN-70 7ℓ
ペレットタイプでとび散りにくい!
【お茶の猫砂の特長】
流せる
おから・茶葉を主原料にした再生品で、環境に優しい商品です。すばやく水に溶け、また有機物で作られているので水洗トイレに流せます。
固まる
オシッコのかかった部分だけ素早く固まり、ムダがなく経済的です。
脱臭
ペレットの表面が多孔質になっているので、オシッコの臭いを強力に吸着します。
抗菌
高温殺菌処理と抗菌剤配合で雑菌の発生と防ぎます。
【お茶の猫砂の使用方法】
- トイレに「お茶の猫砂」を5~6cmほど敷き詰めます。最初は、従来使用していた猫砂(ペットの尿等、臭いのついたもの)をまぜてなれさせてください。
- 排泄後は、その部分だけ固まります。固まった部分だけを取り除き、新しい「お茶の猫砂」を補充してください。
- 固まった部分は、水洗トイレに流してください。大量に捨てたい場合は、燃えるゴミとして処理してください。※一度に流せる量はコップ1杯(固まり1つずつ・約150cc)が目安です。
- 燃えるゴミとして処理できます。(地方自治体によって処理の方法が異なる場合があります。詳しくは各自治体にお問い合わせください。)
【水洗トイレに流す場合の注意】
(中略)
【トイレの上手なしつけ方】
(中略)
【警告】
(中略)
【保存方法】
(中略)
【使用上の注意】
(中略)
(後略)
実際に使ってみました
砂の色や砂粒の大きさ
茶色の小さめの粒で、青い粒が少量まざっています。表面はザラザラ。
一緒に写っているのは十円玉です。
水で固まり具合を実験
30ccの水をかけます。
固まっていますね。
一緒に写っているのは十円玉です。
「トイレに流せる」タイプの砂に限り、さらに、30mlの水をかけてできた猫砂塊を4リットルの水に入れてみます。
水に落とすと、すぐにバラバラに崩れて広がりました。
それを木スプーンでさらにかき混ぜます。
完全に溶けちゃった?5分以上放置してみたのですが、固形が底にたまる様子もなく。
底から何回すくっても、固形が見当たりません。ここまで溶けちゃう猫砂って珍しいですね。ふつうのトイレットペーパーや便秘ウ●より、よほど溶けやすいように見られます。この砂なら、水洗トイレに流しても何も問題は無いのではないでしょうか(一度に流す量は守ってくださいね。「(固まり1つずつ・約150cc)が目安」と袋に書いてあります)。
※トイレの流水量は、大で平均13リットルだそうですが、節水型トイレの最少は、水没テストを始めた2010年9月時点で4.8リットルだったため、砂テストも4.5リットルでおこないました。その後、節水型トイレ最少は3.8~4.8リットルと進化(2012年3月現在)、それに伴い、砂テストも4リットルに減らしました。
トイレットペーパーを4リットルの水にいれた実験もしていますので、比較してみてください。
固まり具合の:実際に使った感想
上の水での実験より、猫尿のほうがよく固まっていました。テストでは固まって数分で取り出していますが、実生活での掃除では、吸水してからもっと時間がたつからでしょうか。それとも水には無い尿成分のせい?わかりませんが。
1回分の固まりも小さくて、捨てやすかったです。
砂が古くなってからは、固まり方はすこしゆるくなりましたが、固まりのまま取り出せました。
尿の量や回数がわかりやすいか
量も回数もわかりやすいです。
砂自体のにおい
開封直後はかなりにおいます。密閉度の高いワンルームマンション等では、1袋だけでも、部屋に入ったとたんにプウンとにおうくらいの強さです。うちは開放的な田舎家で、都会の一般的な単独者住居よりかなり広めなのですが、それでも2トイレに計2袋をいれたら、玄関をあけたとたんにわかるほど臭いました。この臭い、人によって好みは分かれると思います。半分かそれ以下の強さなら、日本人なら誰でも「さわやかなお茶の香り」という宣伝文句に頷くでしょうけれど、・・・たとえば、気密性の高い都会派マンションのリビングダイニングに、この砂トイレを複数置いたら、かなりキツイことになるのではないでしょうか。
開封後は、臭いは薄まります。私は数日で気にならなくなりました。うすくなれば「さわやかなお茶の香り」になります。好みの個人差は大きいかと思いますが。
猫数1頭、トイレもひとつで、かつ、リビングなど人間の生活空間とは別の部屋に置けるのであれば、とても優秀な砂だと思います。多頭飼いで、複数のトイレが家中のあちこちにあるような飼い方の場合は、開封順を工夫しないかぎり、私的にはあまりお勧めできません(あくまで個人の好みの問題だとは思いますが)。
脱臭力
とても優れています。
尿臭はしません。
糞臭もほとんどしません。砂自体に香りがついている猫砂のばあい、その香料と糞臭がまざって臭くなることがよくあります。ですがこの砂は、砂自体がけっこう強い香りをもっているのに、糞臭はよく抑え込まれてあまり臭わない(お茶のにおいしかしない)と思いました。
ホコリ
ほぼありません。袋をひっくり返すようにして乱暴に投入しても、ホコリが舞い上がることはありませんでした。
ただ、砂が崩れて微細な粉となって肉球について外に運ばれることはあります。それが床に落ちるとホコリというより粉を感じるかもしれません。人が吸い込むような大きさの粉ではありませんから、喘息など呼吸器系に影響を与えるようなことはないと思いますけれど。
飛び散り
飛び散りはどちらかといえば多い方だと思います。軽いし、小粒だし、猫達もよく掘って埋めるので。
掃除は、ホウキとチリトリ、ときどき掃除機、でしょうか。ホコリが舞い上がることはないものの、粉は落ちますので、ホウキだけではザラ付きが気になるかもしれません。
猫足のもぐり具合
けっこうもぐります。
尿の色(血尿)がわかりやすいか
赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。
濃い赤水。わかります。
薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。わかりません。
1=水、2=薄い赤水、3=濃い赤水。濃い赤はわかりますが、薄いピンク程度はわかりません。
猫砂のpH度
猫砂水溶液を作り、pHメーターで測ります。
pH値7.8、中性でした。
- 酸性=pH < 3.0
- 弱酸性=3.0 ≦ pH < 6.0
- 中性=6.0 ≦ pH ≦ 8.0
- 弱アルカリ性=8.0 < pH ≦ 11.0
- アルカリ性=11.0 < pH
猫たちの評判
どの子もよく使ってくれました。お茶のにおいを気にしている様子もぜんぜんありませんでした。
その他
人間にはとても使いやすい砂だと思います。燃やせる・流せる・軽い・脱臭力がある・日持ちが良い。開封直後の臭いがもうすこしおさえられていれば、すごいお勧め砂となるところですが・・・でもこのお茶臭が糞尿臭をおさえているのかもしれないし・・・やっぱり、好みの問題?
実験期間、日数、価格など
テスト期間
2021/1/28昼~2021/2/20昼 (23日間)
※猫数=5、トイレの総数=4(テストトイレ=2、非テスト=2)
トイレ掃除回数=汚れに気づくたびに(1日3~6回)
全部のトイレにテスト砂を使わない理由は、もし猫がテスト砂を気に入らなかった場合、トイレができない猫やトイレ以外でしてしまう猫がでてくるかもしれないと危惧してのことです。
1袋当たり
1ニャン1袋当たり=28.75日
※ニャンの数÷総トイレ数=1ニャンあたりのトイレ数
1ニャンあたりのトイレ数xテスト日数=1袋あたりの使用日数
1リットル(1kg)あたり
1ニャン1リットル当たり=4.1日
※1袋あたりの使用日数÷内容量リットル(またはkg)=1リットル(または1kg)あたりの使用日数
全取り換えのタイミング
砂が少なくなってトイレ底全体をおおえなくなった。
価格帯
楽天市場、Amazon.co.jp、Yahoo!ショッピングで調べています。この3つのサイトで見つからない場合は、購入したときの実価格を表示します。
テスト時の価格帯:
税込 420円~842円(調査日:2021/2/25)
1リットル(1kg)当たりの価格帯:
1リットルにつき 税込 60円~120円(調査日:2021/2/25)
※テスト時の価格帯÷内容量リットル(kg)=1リットル(kg)につき何円