異物誤飲で開腹手術、術後の腫れ:ハラキリされたノブナガの場合(8/10)

【著】catwings様

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※注
このページには傷の写真があります。きれいに縫合された縫合痕のみで、血痕等はもちろん見えません。しかし世の中には「手術跡」と聞いただけで堪えられない方もいらっしゃるかと思います。あまりに過敏な方はご注意ください。

【さらなるトラブル発生】

そして5/9の日曜日、またまた大変なことに気が付いた。

抜糸をしたので洋服を脱いだノブナガ!ブラッシングが好きなのでブラッシングをしていた。あ、もちろん、抜糸前の洋服来ている時も時々脱がしてブラッシングをしていたが。

裸にした時に気が付いた・・・ノブナガの尻尾の付け根が・・・付け根が・・・

ハゲてる!!!

何てこと!!!

もうちょっとだけ早く気が付いたら、昨日受診時に聞いたのに!!!

ただ、よくよく見ると短い毛が生えてきてはいる。

実は、覚えている方もいらっしゃると思うが、catwings town、ノブナガがtownの住人(住猫)になった年(2017年)の梅雨時の6月に、ノブナガ以外の全員(コザイ、アッシュ、ヒデヨシ、クオン)が猫カビにやられたことがあった。

当時、近所で猫カビが大流行していた(獣医さん談)とのこと。

季節的にはまだ5月のはじめ、カビの季節ではないけれど・・・ノブナガは炎症があって食べられなくて術後は約1週間の抗生剤内服もしたし(ヒトでは抗生剤飲むとカビになりやすい・・・と聞いた事がある)、免疫力が下がっているだろうからカビであってもおかしくない。

でも、場所が丁度洋服の裾の辺りになる。

ノブナガは気になるのか洋服の上からも背中とかを舐めていたし、裾の辺りも時々舐めているのを見ていた。

ただ、舐め散らかして・・・ってほどではなかったが。

カビか?

カビなのか??

え~~っと、カビの時には確か、毛を剃って軽い時にはイソジンで処置をして、こんなにひどい時には抗真菌剤を3週間位飲んだ気がする・・・

う~~んと、今から3週間だと6月のはじめ・・・まずい、その頃は早ければ新人さん参入の頃だ!!カビだったら、新人参入前に直しておかないと感染しちゃう!!

と言う事で、前回受診からわずか一日置いてからの再受診・・・ただし、今回受診は手術した病院ではなくて主治医の所。だって、手術した病院は遠いし、待つし、駐車場代も高いんだもの。

写真25. 長毛であるがゆえに気が付くのが遅くなり、治療のために派手に毛を剃られたクオンの背中!

写真26. 普通にしていたら解らない、ノブナガの背中

写真27. めくってみるとハゲている

ノブナガを連れて行って事情を説明すると、最初は肉眼で見て

Dr. いや、これはちがう(カビではない)んじゃあ・・・きれいだし
Cat. そうなんですよね、毛も少し生えてきているし、もしかしたら洋服の裾の辺りなので、舐めたのかも・・・
Dr. (入院中に)痛み止めのパッチを貼ったりしたんじゃあないですか?
Cat. 特に何も聞いていませんが・・・

と言う事でブラックライトを当てることに・・・(ブラックライトを当てると猫カビの場合光る事が多い。光らないタイプもあるらしい)

幸い、ブラックライトでは特に光る様子もなく、カビではないだろう・・・

との診断で、抗真菌薬は飲まなくて済んだ。カビじゃあなくてほっとしたけど、傷の腫れと食べられない話をした所、

Dr. 随分しこっちゃったねぇ。これはもう、ステロイド使った方が良いでしょう。

と言う事だった。ステロイドの副効用に食欲増進があるので、今のノブナガには良いだろう・・・と言う結論になった。

まずは一週間内服して一度受診の運びとなる。ステロイドは他の猫達にも使用したことがあり、その子によって違いはあるものの数日で食欲増加が見込まれる。

(ご安心ください、ここからは回復へ向かいます)

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