エバークリーン 小粒・芳香タイプ

エバークリーン 小粒・芳香タイプ
エバークリーン 小粒・芳香タイプ

材質:鉱物系
メーカー/販売元:The Clorox Pet Products Company
輸入販売元 新東亜交易株式会社ペット事業課

原材料 : ベントナイト(自然鉱物)
容量・サイズ : 6.35キログラム
可燃ゴミ/不燃ゴミ : (英文の説明では regular garbage で捨てろと書いてあります。日本語説明文には「ご使用後の処理方法は各自治体により異なります」と書いてあります)
トイレに流せるか :流せません
土に戻るか : 戻りません(多分)
重量 : 重いですぅ(砂6.35kg+箱の重さ数グラム)
短距離なら2箱もてますが、長距離は1箱までですね。

商品説明(パッケージ記載内容)

Premium Clumping Litter Ever Clean エバークリーン 小粒・芳香タイプ

●主な特徴
*圧倒的な凝固力で小さく固まり経済的。多頭飼いの方にも最適です。
*おしっこに反応して、石鹸のようなフレッシュな芳香作用が働き、お部屋を清潔に保ちます。

エバークリーンとは・・
・高品質の自然鉱物ベントナイト原料を使用。
・驚異的な凝固力で瞬間に小さく固まり、強力な消臭・芳香力で室内飼いに最適。
・小さく固まるので長く使えてとても経済的、ゴミも少なく環境にやさしい(普通サイズの性猫で通常1箱で1ヶ月使用が目安)。
・水分に反応して石鹸のようなフレッシュな芳香がおこりお部屋を快適に保ちます。
・ホコリがたちにくいので清潔・安心です。

実際に使ってみました

砂の色や砂粒の大きさ

とても細かい粒です。
自然の砂みたいな感じです。

エバークリーン 小粒・芳香タイプ
エバークリーン 小粒・芳香タイプ

↑一緒に写っているのは十円玉です。

固まり具合

とてもよく固まります。
チー玉は、勢いよく排尿すると、少し真ん中が凹んだ形になります。
30ccの水をかけてみました。

エバークリーン 小粒・芳香タイプ
エバークリーン 小粒・芳香タイプ

水が広がった通りに薄く固まっています。あまりしみこまないのかな?もっと丸っこい形に固まる砂が多いのですが。
薄い固まりなんですが、右の写真のように、持ち上げても崩れません。かなりしっかり固まっていることが分かります。

エバークリーン 小粒・芳香タイプ
エバークリーン 小粒・芳香タイプ

尿の量や回数がわかりやすいか

わかりやすいです

砂のにおいや脱臭力

◇ 砂自体のにおい

かなり臭います。芳香タイプを買ったのは失敗だったかも(セールでこれだけ残っていたんだもん・・・)

「ほのかな石鹸の芳香・・・」と説明されていますが、先ほど猫トイレにあけたばかりなんですけれど、家中臭っている(汗)
耐えられずあちこちの窓を開けちゃいました。
開封直後だからこんなにキツイのでしょうか?

結局、この石鹸臭があまりに強すぎて、1日(一晩)でギブアップしてしまいました。
砂を使った猫たちに香りが移って、全員石鹸猫になってしまったんです。
その石鹸猫たち8ニャンがまた全員夜になると私の布団の中や上で寝たものですから、粉石鹸の中で寝ているような臭いで、翌朝頭痛を起こしてしまいました。

◇ 脱臭力

良いのか悪いのかわかりませんでした。
砂事態の臭いがあまりにきつすぎて。 

ホコリ・飛び散り・猫足のもぐりぐあい

◇ ホコリ

(英文説明によると 99% dust free となっていますが)けっこうでます。
いわゆる微粉塵です。
臭いとホコリで少しムッときます。 

◇ 飛び散り

かなり飛び散ります。
これだけ細かい砂なら当然かもしれませんが。
結構遠くまで運ばれているようです。 

◇ 猫足のもぐり具合

少し潜ります。

尿の色(血尿)がわかりやすいか

エバークリーン 小粒・芳香タイプ
エバークリーン 小粒・芳香タイプ

1=水、2=とても薄い赤水、3=赤水、です。

薄い赤水ではほとんど分かりません。
濃いめの赤水ならよくわかります。

猫砂のpH度

*この時期はまだpH試験紙テストを行っていませんでした。
 すみません。 m(_ _)m

猫たちの評判

とても良かったです。
大も小も、どの猫もこの砂に集中してしまいました。
このとき、他のトイレにはいっていた砂はやや大粒の紙砂で、掘りやすさの面では紙砂は鉱物系にかなわないのがふつうですが、この砂は特に好まれたようでした。
好奇心が強く新しい砂は必ず試さずにはいられない茶トラ軍団は、堀り具合もしっかりテストしていました。つまり、周囲にざっくりこぼれていました(汗)
トイレとしての使い心地も、掘り心地も、満点に近かったようです。 

不思議なのは、人間には耐えられないくらいにきつく臭う砂なのに、猫たちは全然気にしている様子がなかったことです。
猫の嗅覚の方が人間の嗅覚より優れているはずなのですけれどね?
そして体に移り香しても、それもあまり気にする様子はなく、石鹸臭を漂わせながら平気で寝ていました。
どうも 猫が苦にする香りの種類や強さと、人間のそれとでは、かなり違うようです。まさか猫たちが「石鹸=清潔なトイレ」と判断したから好んで使ったのだとは思えませんし。
これだけ好かれるなら、広~い家や1日中換気扇や空気清浄機を回している家で、猫の数も少なく、かつ猫たちが人間と一緒に寝ない家なら、猫にとってはうれしい砂かもしれません。

その他

アメリカ製の猫砂です。
袋ではなく、紙の箱に入っています。
そして、砂は箱に直接そのまま入っています。
日本なら、まずビニール袋に入れてから箱にいれるところでではないでしょうか。
箱の底も、ごらんのように、ただの紙箱でした。
日本はアメリカより一般的にずっと湿気が多いですから、保存する場合は、置き場所に注意した方がよさそうです。ぬれた場所に置いたら中までぬれてしまいそうです。

エバークリーン 小粒・芳香タイプ
エバークリーン 小粒・芳香タイプ

*日本語の説明文にはないのですが、英語の説明文には、トキソプラズマ症感染予防のため妊婦や免疫機能が低下している人は使用済み砂をさわったあとはよく手を洗うように、という注意書きが書かれています。

“We would like to remind our customers, especially pregnant women and immunosuppressed persons, that cat feces can sometimes transmit a disease called toxoplasmosis. Therefore, always remember to wash hands thoroughly after handling used cat litter. For further information, consult your physician. Unused cat litter poses no toxoplasmosis threat.”
(消費者の皆様、とくに妊娠されている女性や免疫不全症の方にご注意いたします。ネコの排泄物からトキソプラズマ症という病気が感染する場合があります。使用済みの砂を処理したあとは忘れずに手をよく洗ってください。詳細はかかりつけの医師にお尋ねください。未使用の猫砂に感染の危険はありません。=管理人による直訳)

これは日本製の猫砂にも書かれるべき注意書きではないかと思います。
トキソプラズマ症は日本人成人の30%はすでに感染しているというデータもあり(注)、ごくありふれた病気です。子猫の糞から感染するより、十分に火を通していない食用肉(豚肉、鶏肉等)から感染する率の方が比べものにならないくらい高いのですが、人間心理として、肉処理を誤った自分や人間家族を責めるより、自己弁護できない猫を犯人とする方が楽なので、下手に注意書きを書くと捨て猫が増えそうで、そこが心配ではあります。

(注)感染率は年々低下しており、とくに若い人たちの今現在の感染率は30%よりかなり低いと思われます。トキソプラズマ症に関しては「トキソプラズマ症と猫と妊婦」のページを御覧下さい。

実験期間、価格など

テスト期間:

2006年3月21日夕方~3月22日夕方(1日) 

1ニャン1リットルあたり/日:

- (1日で撤去してしまいました))  

全取り換えのタイミング:

上にも書きましたが、あまりに石鹸臭が強くて、家中が粉石鹸をばらまいたような臭いに包まれてしまった上、猫たちにも移り香してしまったからです。
うちの猫たちは全員私の布団で一緒に寝ます。
石鹸を抱いて寝ているようで、朝には頭痛が(汗)
アメリカの大豪邸の片隅に置くなら良いかもしれませんけれど、我が家の広さで8ニャンという数ではちょっとあまりにキツかったです。

テスト時のネット価格帯:

税込み 1170円~2310円(調査日:2006.3.21.)  

1リットル当たりの価格帯:

税込み 1kgにつき 184円~363円(調査日:2006.3.21.)  

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他の人はどう評価?

晋遊舎ムック『ネコLD』

ムック本『ネコLD』2020年5月

晋遊舎ムック『ネコLD』(株式会社晋遊舎 2020年5月1日発行 ISBN:9784801813496)におけるこの銘柄の評価は、以下の通りでした。

  • ネコからの人気:A
  • 消臭力:A
  • 吸収力:A
  • 掃除のしやすさ:C
  • コスパ:B
  • 総合評価:A+

指摘されていたことを要約すると、以下のようになります。

  • 「高いけれど臭いにくい」と評判の海外製ネコ砂。
  • 細かくさらさらしており、かなり自然の砂に近い仕上がりで、「ネコからの人気はナンバー1」といっても過言でないほど。
  • 消臭力・凝集力も〇。水がかかった部分は、かなり濃くなり、カチカチに固まる。
  • 砂が細かいので飛び散りやすく掃除が大変。

【雑誌記事内容はこんなものでした】
『ネコ砂辛口採点簿』
26匹のネコでネコ砂の性能を徹底Check!
全16銘柄、総合評価はA=5銘柄、B=4銘柄、C=5銘柄、D=2銘柄。

  • Check 01 ネコからの人気:一度に4種類のネコ砂を置き、3日間でどれだけ使用されたのかチェック。使用回数が多いネコ砂ほど高評価。
  • Check 02 消臭力:オシッコやウンチのニオイをどれだけ消臭できているのか評価。臭わないネコ砂ほど高評価になります。
  • Check 03 掃除のしやすさ:オシッコのかかった部分ががっちり固まって取り除きやすいか、砂がトイレの外に飛び散らないか評価。
  • Check 04 吸収力:吸収力が高いネコ砂ほど使用量が少なく済んで経済的。そこで20ccの水をかけて吸収力を評価しました。
  • Check 05 コスパ:ネコからの似んj気、吸水力、掃除のしやすさなどと価格のバランスがとれているか評価しました。

※上記は抜粋です。全文をお読みになりたい方は雑誌を入手ください。為になることが多く書いてあります。

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エバークリーン 小粒・芳香タイプ” に対して2件のコメントがあります。

  1. nekohon より:

    ぱんち様 ( 2006.3.22)

    今エバークリーンをテストされてるんですね!私も少し前に同じもの(芳香タイプ、小粒)を使ってみました。すごいですよね、香りが…。すごく小粒だったので、おまるdeキャットというおまるタイプのトイレに入れて置いてみました。小粒のせいかクロちゃんがじゃんじゃん掘り出し始め、他の猫砂ならほとんど飛び散らないおまるトイレでもじゃんじゃん飛び散り、ムワァ~とあがるほこりと臭いにクロちゃんがむせかえってました…( ̄~ ̄;)肉球の間にももれなく挟まるので部屋中いろんな所に運ばれてしまいました。確かに固まる力はすごくて、おしっこ自体の臭いもしませんでしたが、砂そのものの臭いがきつすぎで…結局途中で使うのを中止しました。
    で、余ってしまったエバークリーンをどうしようかと思い(何せ高かったので捨てられない…)結局下に敷いているペットシーツにうっすらまいて、消臭剤変わりにしています。たくさんあると香りすぎてしまいますが、少量ならほのかないい香りになってちょうどいいです。
    サイトでエバークリーンにシステマサンドのような軽い猫砂をかけてつかうと、飛び散りが少ないとあって、余ったエバークリーンをそうして使おうかとも思ったのですが、やっぱり砂自体の臭いが…。おまる deキャットというトイレ容器はけっこう細かい作りになっているので、エバークリーンを使った後、洗うのにも隅々まで詰まって、使い古した歯ブラシを使って掃除しなくちゃいけなくてけっこうそれも苦労しました( ̄~ ̄;)濡れると粘土みたいになるんでしょうか?なかなか落ちませんでした。容器の傷にも入りこみますし。
    ほんと、日本の狭い家には向きませんね( ̄~ ̄;)芳香剤程度でちょうどいいと思います。

    *サイトリニューアル前にいただいておりましたコメントを、管理人が再投稿させていただきました。

  2. nekohon より:

    catwings様  (2006.3.22)

    今、ウチには3にゃんおりますが、まだ1にゃんだった頃に「エバークリーン」使ってみました。
    その前は「にゃんとも・・・」だったんですが、下痢っぽい子だったので猫の里子を沢山出している方にどの砂を使用しているか尋ねたところ、市販の猫砂は殆ど全て使用したが、現在はエバークリーンを使用していると言うお返事だったので・・・。
    私が使用したのは「(小粒?)微香タイプ」だったのですが、「微香」の割には臭いがキツク、しかも外国製の粉石けんの臭いでした。
    私は「日向の臭いがする猫」が好なのですが、ウチのコザイ(猫の名前)は「石鹸の香りのする猫」に変身してしまいました(; ;)
    屋根があるタイプのトイレでも、部屋の中に散ってしまう事と(私にとっては)「トイレに流せない」事が難点でした。
    でも、固まりはとっても良くて、においの点と部屋に散る点が少し改善されればまたべントナイトに戻しても良いかな?と考えています。
    ちなみに今はおから系を使用しています。

    ただ、私の所は当時コザイがキャンピロバクター(下痢の原因になるバクテリア)に感染しており、(にゃんともを使っていたせいもありますが)仕事から帰ると週に半分はフローリングに茶色の足跡が点々と付いていましたので、大変固まりの良いエバークリーンは「それなりに」ありがたい存在でした。
    しかし今となってはにゃんともから換えたからそう思うのであって、換えたのがエバークリーンでなくても(おから系猫砂でも)ありがたく感じただろうと思っています。
    後、エバークリーンはフローリングの場合散らかった砂を踏んで引きずったりした場合、左程ひどくないのですが、小さな傷が付く場合がありました。

    *サイトリニューアル前にいただいておりましたコメントを、管理人が再投稿させていただきました。

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