ホワイトウッドの猫砂
商品仕様
メーカー/販売元:ロハス株式会社
原材料::木粉、コーンスターチ
容量・サイズ :10リットル
原産国:日本製
トイレに流せるか :流せます(下の「固まり具合」の項も参照)
土に戻るか: :戻りません
可燃ゴミ/不燃ゴミ :燃えるゴミOK
重量 :
軽い=女性が3袋を同時に持ち上げて家中移動できる(約3.34kg)
商品説明(パッケージ記載内容の一部抜粋)
ホワイトウッドの猫砂
cat sand of white wood
10L
トイレに流せる 欧州ヒノキ
【商品特長】
フィトンチッド消臭効果
木の成分フィトンチッドによる消臭効果で尿の悪臭成分(アンモニア臭等)を消臭します。
すばやく固まる
当社独自の製法により、尿をすばやく吸収し、固まってくずれないので、スコップで簡単にすくうことができます。
処理が簡単
尿を吸収した部分だけを水洗トイレに流せて、可燃ゴミとしても処理できます。
環境にやさしい
主原料がリサイクル材(間伐材・風倒木加工時の木クズ等)を使用しているので、環境にやさしい製品です。
安全にご使用いただくために必ずお読みください。
注意!
(中略)
【使用方法】
(中略)
【流す場合】
固まった猫砂は水洗トイレに流すことができます。この場合、1回に流す量は約200mL以下にしてください。大量に流すと排水管が詰まる原因となります。
【燃やす場合】
使用後は可燃ゴミとして処理できます。
【案内】
(以下略)
実際に使ってみました
砂の色や砂粒の大きさ
一緒に写っているのは十円玉です。
ペレット状の、うす茶色の粒です。大きめ。
水で固まり具合を実験
30ccの水をかけたら、こんな固まりになりました。
一緒に写っているのは十円玉です。
水をかけた直後はまだ緩く固まりでは取り出せませんでした。
少し時間をおけば、このように固まってはいますが、固まり方はゆるいですね。
「トイレに流せる」タイプの砂に限り、さらに、30mlの水をかけてできた猫砂塊を4リットルの水に入れてみます。
固まりを水に落とすとほぼ同時に割れてくずれました。底に着くまでにほぼバラバラに。この浅さでここまで崩れる砂は珍しいくらい。
かき混ぜます。ぐーる、ぐーる。
完全に分解。粉々って感じ。これなら、「1回に流す量は約200mL以下」という分量さえ守っていれば、トイレが詰まる心配は少なそう?(責任は持てませんけれど。汗)
※トイレの流水量は、大で平均13リットルだそうですが、節水型トイレの最少は、水没テストを始めた2010年9月時点で4.8リットルだったため、砂テストも4.5リットルでおこないました。その後、節水型トイレ最少は3.8~4.8リットルと進化(2012年3月現在)、それに伴い、砂テストも4リットルに減らしました。
トイレットペーパーを4リットルの水にいれた実験もしていますので、比較してみてください。
固まり具合の:実際に使った感想
やはり、ゆるいですね。
真新しくて深い時は、固まって、そのまま取り出すことも可能です。でも次第にかたまりにくくなり、やがて全然かたまらなくなりました。
尿の量や回数がわかりやすいか
濡れると色がかわるので、固まってもかたまらなくなってからも、回数はだいたいわかります。でも量は、固まればわかりますが、ばらけるようになってしまうと、わからなくなります。
砂自体のにおい
いわゆるヒノキ系の木のにおいです。
脱臭力
良いと思います。尿臭はぜんぜんといってよいくらいしません。かとて砂そのもののニオイもあまり強くはありませんので、つまり、よい感じです。
糞臭のほうは、ちゃんとうめてくれればしないのですが、埋めてくれないこともけっこうあって、におうときと、してあることにすら気づかなかったときとがありました。
ホコリ
少なかったです。煙のようないわゆる粉塵は出ません。乱暴に上の方から投入するとかすれば粉が舞うかもしれませんけれど、ふつうに扱っている限りは、ホコリが多くて困るなんてことはないでしょう。
飛び散り
軽いので、掘る勢いが強い子であればけっこう飛び散ります。肉球にもすこしつきます。
周辺の掃除は、ホウキとチリトリ、気になったときだけ掃除機でこと足りると思います。
猫足のもぐり具合
どちらかと言えば潜ります。
尿の色(血尿)がわかりやすいか
赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。
↑濃い赤水。わかります。
↑薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。わかりません。
↑1=水、2=薄い赤水、3=濃い赤水。
3はよくわかるんですけど、1と2の区別は厳しいです。
猫砂のpH度
猫砂水溶液を作り、pHメーターで測ります。
6.69。中性でした。
- 酸性=pH < 3.0
- 弱酸性=3.0 ≦ pH < 6.0
- 中性=6.0 ≦ pH ≦ 8.0
- 弱アルカリ性=8.0 < pH ≦ 11.0
- アルカリ性=11.0 < pH
猫たちの評判
使う子はよく使ってくれました。よろこんで掘っている子もいました。でもためらった子もいました。好みがわかれる砂かもしれません。
その他
においに関しては優れた砂だと思います。多くの木砂にある、あの独特な「変なにおい」もありません。
また処分も楽。軽くて捨てやすいし、燃やせるゴミに出せるし。
でも固まることを優先する人には不満が残りそう。
実験期間、日数、価格など
テスト期間
2019/10/8夕~2019/10/28夕(20日間)
※猫数=5、トイレの総数=3(テストトイレ=2、非テスト=1)
トイレ掃除回数=汚れに気づくたびに(1日3~6回)
全部のトイレにテスト砂を使わない理由は、もし猫がテスト砂を気に入らなかった場合、トイレができない猫やトイレ以外でしてしまう猫がでてくるかもしれないと危惧してのことです。
1袋当たり
1ニャン1袋当たり=16.66日
※ニャンの数÷総トイレ数=1ニャンあたりのトイレ数
1ニャンあたりのトイレ数xテスト日数=1袋あたりの使用日数
1リットル(1kg)あたり
1ニャン1リットル当たり=1.66日
※1袋あたりの使用日数÷内容量リットル(またはkg)=1リットル(または1kg)あたりの使用日数
全取り換えのタイミング
砂が少なくなってトイレ底全体をおおえなくなった。
価格帯
楽天市場、Amazon.co.jp、Yahoo!ショッピングで調べています。この3つのサイトで見つからない場合は、購入したときの実価格を表示します。
テスト時の価格帯:
税込 780円(調査日:2019/10/28)
1リットル(1kg)当たりの価格帯:
1リットルにつき 税込 78円(調査日:2019/10/28)
※テスト時の価格帯÷内容量リットル(kg)=1リットル(kg)につき何円