キャッツエコ

キャッツエコ

商品仕様

製造メーカー:J.レッテンマイヤー&ズーネ社
販売元:株式会社アイドカ
コード:(記載無し)
原材料::モミ、トウヒの木材繊維、植物性凝固剤
容量・サイズ : 2.25kg
原産国:ドイツ

トイレに流せるか :流せません(メーカーサイト(ドイツ語)ではトイレに流せると書いてありますが、日本語の説明にはありません)
土に戻るか: :戻りません(メーカーサイト(ドイツ語)ではコンポスト投入可と書いてありますが、日本語の説明にはありません)
可燃ゴミ/不燃ゴミ :燃えるゴミOK

重量

軽い=女性が3袋を同時に持ち上げて家中移動できる(外装含む総重量=約2.3kg)

キャッツエコ

商品説明(パッケージ記載内容の一部抜粋)

CAT’S ÖKO
キャッツ・エコ

J.RETTENMAIER   SOHNE GMBH+CO.KG JRS
Fibres designed by Nature

キャッツエコ

《裏面》

環境に配慮した安心安全な素材
南ドイツの『持続可能な森林管理を証明する認証』を受けた森のモミとトウヒの天然木が主原料です。その木は樹齢20-40年の間伐材です。また水分を吸収して凝固する成分の植物の胚乳でつくられています。つまり100%植物由来の素材ですから、猫にとっても飼い主にとっても安心安全です。

消臭のしくみ
モミとトウヒに含まれるフィトンチッドが尿や糞の水分を吸収して臭いを中和し、凝固剤が木粉の周りに保護膜をつくって臭いをとじこめます。

欠点もあります
『キャッツ・エコ』は細かく軽い木粉ですので、トイレの周りに飛び散りやすいのが欠点です。日本製の一般的な木製猫砂と比べて粒が小さいのですが、これが凝固力の高さにつながっていますので、恐れ入りますがこまめなおそうじをお願いします。

【ご使用方法】
(中略)
3.使用後は家庭用生ゴミ(可燃ゴミ)として処理できます。

【ご使用上の注意】
(中略)
●猫砂(チップ)の飛び散りを防ぐため、なるべく深めのトイレ容器でご使用いただくことをおすすめいたします。
●本品1袋で20-25日(1ひきあたり)が使用量の目安となりますが、猫お体調や糞尿の回数・量により変動いたします。

注意!
(中略)
●本品を水洗トイレに流さないでください。排水管を詰まらせる恐れがあります。
(後略)

キャッツエコ

実際に使ってみました

砂の色や砂粒の大きさ

細かい木屑って感じの砂です。
形は不規則で、大きいのや、ほぼ粉状態のものまであります。
色は、まさに「木の色」。

一緒に写っているのは十円玉です。

キャッツエコ
キャッツエコ

水で固まり具合を実験

30ccの水をかけたら、こんな固まりになりました。
一緒に写っているのは十円玉です。

キャッツエコ

吸水すると、膨らみます。
写真ではわかりにくいのですが、表面がふわっと盛り上がってきています。

キャッツエコ
キャッツエコ
キャッツエコ

「トイレに流せる」タイプの砂に限り、さらに、30mlの水をかけてできた猫砂塊を4リットルの水に入れる実験もしています。
この砂は、日本語の説明ではトイレに流してよいとの記載はありませんが、メーカーサイト(ドイツ語)では流しても良い表現となっていますため、一応、実験してみました。

上の固まりを、4リットルの水に落とします。ポトン。

キャッツエコ

たちまち崩れながら沈んでいきましたが、一部は浮き上がりました。

キャッツエコ

かきまぜます。

キャッツエコ

ばらばらになって、上下にわかれました。

キャッツエコ

真上から見たところ。

キャッツエコ

底からすくいあげてみます。

キャッツエコ

だいたいボロボロにくずれているのですが、若干固形物があります。ごく小さなものですけれども。

もっと長い間水にいれていればもっと柔らかくなるのか、それほど長時間浸してはいなかったのでわかりませんが、すくなくともこの状態を見ますと、やはりあまりトイレに流さないほうが安全かなあ、という気はします。かたまりがひとつふたつなら、多分、問題無く流れるんです。でももしこれがいくつも集まったら、時と場合によっては・・・という気がしないでもありません。

※トイレの流水量は、大で平均13リットルだそうですが、節水型トイレの最少は、水没テストを始めた2010年9月時点で4.8リットルだったため、砂テストも4.5リットルでおこないました。その後、節水型トイレ最少は3.8~4.8リットルと進化(2012年3月現在)、それに伴い、砂テストも4リットルに減らしました。
トイレットペーパーを4リットルの水にいれた実験もしていますので、比較してみてください。

固まり具合の:実際に使った感想

最初はよく固まります。
カチン、という固まり方ではなく、なんというか、ぼやっふわっ、とした固まり方です。
その固まりを、高さ30cmくらいから猫砂の上に落としてもくずれませんでした。これなら掃除中にうっかり落としても大丈夫でしょう。

でも使っているうちに、ひとかたまりに固まる力が弱まってきました。固まらないわけじゃないのですけれど、新品のころにくらべ、ひょいと救い出せる確率が減りました。「確率が減る」とは、ちゃんと固まる場合もあったのです。チッコされた場所の砂の状態その他、もろもろな要素のせいでしょう。

不思議なことに、この砂は古くなっても、見るからに古臭いというか使い込まれた砂って外見にはなりませんでした。全取り替え直前でも、砂の大部分は、見た目は新しい頃とほとんどかわりませんでした。なんかこの辺が、キレイ好きで知られるドイツ人好みっぽい?笑。

尿の量や回数がわかりやすいか

最初はわかりやすいです。
よくまとまって、固まっていますし。
使っているうちに、ひと固まりに固まりにくくなり、つまり、量や回数もわかりにくくなります。

砂自体のにおい

ひのきのかおりです。よわいです。
部屋に置いてあっても、敏感な人をのぞき、気になることはないかと思います。

脱臭力

最期まで尿臭はしませんでした。
糞集は、ちょっとするかな?きれいに埋めてあればしないんですけれど。
あまり「せっせとうめなきゃ!衝動」はおこしてくれない砂のようで。
深く埋まっている場合と、表面に露出したままの場合がありました。
全体的には埋めてある場合の方が多かったようには思います。

ホコリ

多少出ますが、ベントナイト砂等のような、もうもうとした粉塵ではありませんので、乱暴に扱わない限り、まあ気にならないと思います。

飛び散り

とちびります。
軽いし、細かいし、肉球にも付きます。
掃除にはホウキとチリトリだけでなく、掃除機も必要でしょう。

猫足のもぐり具合

すこし潜りますが、ざらざらな木粒ですから摩擦力も大きいようで、ズブズブ潜るということはありません。

尿の色(血尿)がわかりやすいか

赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。

キャッツエコ

↑濃い赤水。わかります。

キャッツエコ

↑薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。
なんとなくピンクっぽいような、でも、わかりにくい。

キャッツエコ

↑1=水、2=薄い赤水、3=濃い赤水。
水とピンク水はほとんど区別がつきませんねえ。

猫砂のpH度

猫砂水溶液を作り、pHメーターで測ります。
5.02.弱酸性ですね。

キャッツエコ
  • 酸性=pH < 3.0
  • 弱酸性=3.0 ≦ pH < 6.0
  • 中性=6.0 ≦ pH ≦ 8.0
  • 弱アルカリ性=8.0 < pH ≦ 11.0
  • アルカリ性=11.0 < pH

猫たちの評判

使っていました。
でも、めちゃくちゃ気に入ったニャ~ってほどではないようで。
この砂があれば使うけど、もっと慣れた砂や猫好みの砂があれば、そちらを使ってしまうようです。

その他

似た砂で、「Finest ファイネスト」というのがあります。
メーカーも同じ。
同じ商品の、名前が違うだけでは?(汗)

キャッツエコとファイネスト

実験期間、日数、価格など

テスト期間

2019/7/16朝~2019/7/31朝(15日間)

※猫数=5、トイレの総数=3(テストトイレ=2、非テスト=1)
トイレ掃除回数=汚れに気づくたびに(1日3~6回)
全部のトイレにテスト砂を使わない理由は、もし猫がテスト砂を気に入らなかった場合、トイレができない猫やトイレ以外でしてしまう猫がでてくるかもしれないと危惧してのことです。

1袋当たり

1ニャン1袋当たり=25日

※ニャンの数÷総トイレ数=1ニャンあたりのトイレ数
1ニャンあたりのトイレ数xテスト日数=1袋あたりの使用日数

1リットル(1kg)あたり

1ニャン1kg当たり=11.1日

※1袋あたりの使用日数÷内容量リットル(またはkg)=1リットル(または1kg)あたりの使用日数

全取り換えのタイミング

砂が少なくなってトイレ底全体をおおえなくなった。

価格帯

楽天市場、Amazon.co.jp、Yahoo!ショッピングで調べています。この3つのサイトで見つからない場合は、購入したときの実価格を表示します。

テスト時の価格帯:

税込 756円(箱売り40袋30260円)~810円(お試し2袋1620円)(調査日:2019/8/28)

1リットル(1kg)当たりの価格帯:

1kgにつき 税込 336円~360円(調査日:2019/8/28)

※テスト時の価格帯÷内容量リットル(kg)=1リットル(kg)につき何円

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