コンパクトサンドDX

商品仕様
メーカー/販売元:クニミネ工業株式会社
原材料 :国産ベントナイト、芳香剤
容量・サイズ : 5リットル
トイレに流せるか :流せません
土に戻るか : 戻りません
可燃ゴミ/不燃ゴミ : 燃えるゴミOK
*ただし、「各自治体の指導がある場合委はそれにしてがって分別してください」の注意書き。
重量 :
重い=女性が2袋を同時に持ち上げることは可能だが長距離移動や階段はつらい (約4.4kg)
商品説明(パッケージ記載内容の一部抜粋)
小さく固まる猫砂
コンパクトサンド DX デラックス
3つのすごさ ここが違う!
(1)使用量約50%OFF(当社比)
(2)おしっこの後、微香が漂います。
(3)他のねこ砂にミックスも可能
固まり補強材としても使用できます。
初めて「コンパクトサンドDX」をお使いになる場合のお願い!!
ネコは環境に敏感な生き物です。「コンパクトサンドDX」にすぐ慣れない場合には従来使用していたネコ砂をコンパクトサンドDXの上に薄くまいてください。2~3回で慣れます。
=安全いお使いいただくために=
ご使用の前に、この説明書きをよく読んでご使用ください。
〈!〉この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人、動物等の自己につながる危険があります。
- お子様の手の届くところに保管しないでください。空袋を誤って被らないでください。
- 食べられません。誤って多量に口にした場合には医師の診断を受けてください。
- 水洗トイレやフロ場など排水溝には捨てられません。ゴミの出し方については “ゴミ出しのエチケット” を参照にしてください。
- 水分や湿気のない場所に保管してください。水気を含むと固まる力が弱くなります。
- 水を含んだベントナイト(コンパクトサンドDX)はすべります。床にこぼれたら速やかにホーキではき取ってください。
- 庭や道に捨てたり、まいたりはできません。足をすべらせたりします。また、水がたまって警官をそこねます
※猫、小型犬、小動物のトイレの砂としての用途以外には使用しないでください。
※品質につきましては万全を期しておりますが、お気付きの天がありましたら当社までお知らせください。
ゴミに出す時のエチケット
=ご使用後は、環境を守るために=
- 各自治体の指導がある場合にはそれに従って分別してください。
- “コンパクトサンドDX”には重量があります。一度にたくさんゴミとして出しますと重くなり、回収される時に迷惑がかかります。少しずつ袋に入れて何回かに分けて出してください。
- 「ベントナイト」は、焼却炉で処理しても有害なガスや高熱を出すことはありません。
- 衛生上の観点からは「可燃ゴミ」としての処理をお願いします。


実際に使ってみました
砂の色や砂粒の大きさ
とても細かい粒です。さらさらです。猫砂として市販されている中では、もっとも細かい粒の部類にはいります。
色はうすいグレーです。青色の粒が少数まざっていますが、薄い青ですし、とても小さいので、ちょっと見では気づかないほどです。薄暗い場所ではグレー一色に見えるだろうかと。

一緒に写っているのは十円玉です。
粒の細かさがよく分かるよう、黒いお皿にもいれて撮影しました。

水で固まり具合を実験
30ccの水をかけてみます。

水がかかるとほぼ同時に砂も固まっていくためか、水はしみこむのではなく、表面にうすく広がっていきました。

猫スコップですくってみると・・・こんなに平たい塊になりました。

一緒に写っているのは十円玉です。

固まり具合:実際に使った感想
よく固まります。
砂にしみこんでちっこ玉になる前に、固まってしまうのか、砂の表面を尿が流れた、その水面の広がりの通りに、うすく広く固まります。
私が記憶している限り、ここまで薄く固まってしまうのは、「エバークリーン」(アメリカ製)くらいでしょうか。
その、出来そこないの草加煎餅状に固まった中に、しばしば穴というか凹みがあります。
勢いよく排尿された場合、その噴射された箇所がえぐられるように少し掘られて、そのまま固まったものです。
排泄量や回数だけでなく、勢いもわかる砂でした。
だだし、平たく固まるので、掃除中に落とすと割れてしまいます。写真は上記の水で作った塊を20cmくらいの高さから落としてみたものです。簡単に割れました。猫が引っ掻き回しても、けっこう割れます。

また、砂が古くなってくると、上記のように割れた小さな破片がどうしても残ります。掃除するとき、猫スコップの穴が大きいタイプだと、そのような小さな破片が穴から落ちてしまいます。この砂の掃除には穴の小さいスコップの方が適していると思います。
尿の量や回数がわかりやすいか
わかりやすいです。
塊の数と、大きさ、といいますか、その面積で。
「固まり具合」の項で書きましたように、砂に浸み込む前に固まってしまうようで、砂の表面に広がり流れた通りに固まります
さらに、排尿の勢いもわかることがあります。
勢いよく排尿されると、あたった部分の砂が少しえぐれ、そのまま凹んで固まります。
ただし、うすべったい塊になるので、割れやすくもあります。複数猫が掘りまわると、固まりがくずれて、回数もわかりにくくなります。単独飼育の場合や、複数飼育でも頻繁に掃除をするのであれば、回数もだいたいわかると思います。
砂自体のにおい
セメントみたいな、粘土みたいなにおい。弱いにおいです。袋の説明に「おしっこの後、微香が漂います」と書いてありますが、ごく弱い香りで、狭い密閉された部屋に一緒にいるとかでないかぎり、「香り」として感じることはないのではないでしょうか。
脱臭力
良いと思います。よく埋めてくれますし。
尿臭は、尿臭そのものはほとんどしません。ただ、ベントナイト砂の特性として、濡れた粘土みたいなニオイはします。この砂は粒が細かい分、それが若干強いように思います。気になるほどではありませんが。
大の方も、細かい砂粒がまんべんなく付着するので、埋めたあとはにおいません。
ホコリ
出ます。ベントナイト砂一般に言えることですが、喘息やアレルギーのある方は、気を付けて掃除してください。
もしトイレの上で袋をひっくり返すようなかんじで勢いよく砂をトイレ容器にいれたら、相当な量のホコリがたつでしょう。
でも、みかけの割には、掃除中のホコリは少ないかも?ベントナイト砂のなかには、掃除で砂をかき混ぜるだけで、もっとモウモウとホコリが立つ商品もあります。この砂はこんなに細粒なのに、意外と掃除中のホコリは少な目。
飛び散り
よく飛び散ります。この砂の最大の欠点かも?
猫達がよく掘るというのもあり、また、砂が細かく、肉球について遠くまで運ばれやすいというのもあり、掃除を怠ると周辺がざらっとします。となりの部屋までも運ばれるようです。ホウキとチリトリだけでなく、掃除機による日常的な吸い取りを推奨します。
またあしのうらにも付きやすく、ベントナイトの特性上、濡れた砂が毛につくとこびりついてしまって、猫が少し舐めたくらいでは取りにくいようです(舐めることで湿ってますますべったり?)。砂が一粒でも部屋に落ちているのは我慢できない、というような潔癖症な方だと、気になるでしょう。
猫足のもぐり具合
意外にも、乗っただけではあまり潜りません。
が、掘りやすい砂(掘りたくなる砂)らしく、ひじまで埋まっていることもありました。猫の性格によるようです。
尿の色(血尿)がわかりやすいか
赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。


↑濃い赤水。


↑薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。

↑1=水、2=薄い赤水、3=濃い赤水。
3の濃い赤水はよくわかりますが、1と2は、肉眼でも区別はつきません。
猫砂のpH度
猫砂水溶液を作り、pHメーターで測ります。
pH9.54でした。

- 酸性=pH < 3.0
- 弱酸性=3.0 ≦ pH < 6.0
- 中性=6.0 ≦ pH ≦ 8.0
- 弱アルカリ性=8.0 < pH ≦ 11.0
- アルカリ性=11.0 < pH
猫たちの評判
この砂、大好きにゃ~、と、どの子も申しておりました(笑)。大にも小にも、大変好まれました。しかも、よく掘って、周りが砂だらけ(汗)。
毎回、ベントナイト砂で思うのですが、「猫に人気≠人間に人気」が残念です。ベントナイト砂の重さ、これは、私のようなか弱い女性(どこが?)には、どうしてもネックになるんですよね。また、ベントナイト砂(のホコリ)って、健康上はどうなんだろう、という疑問が、正直ありまして。だって、どの砂も必ずホコリが出るでしょう。「ホコリが少ない」と歌ってある商品であっても、ベントナイト砂でホコリが出なかった商品なんて知りません。あのホコリを吸い続けて大丈夫なのか、と、ちょっと心配。
また、床にこぼれた砂が濡れていたりすると、ぬるっ、べたっ、で、全然うれしくないし。
しかし、猫砂で病気になった猫、という話は、寡聞ながら聞いたことありません。
ということは、大丈夫なのか?
猫達がこれほど好む材質です。特に砂に神経質な猫とか、保護直後で猫トイレの使い方を知らない猫には、絶対と言ってよいほど、こういうベントナイト砂が適しています。他の砂で失敗しても、細かいベントナイト砂ならきっと使ってくれます。捨てがたい素材なのです。
その他
ベントナイトは重いのですが、とくにこの砂は細かいため、大型ペレット型ベントナイトより、密度濃く袋詰めされます。
そのため、5リットル袋でも、重量があります。
通販での購入、または、マイカーでの買い出しをお勧めします。
実験期間、日数、価格など
テスト期間
2018/12/31~2019/1/10(10日間)
※猫数=6、トイレの総数=3(テストトイレ=2、非テスト=1)
トイレ掃除回数=汚れに気づくたびに(1日3~6回)
全部のトイレにテスト砂を使わない理由は、もし猫がテスト砂を気に入らなかった場合、トイレができない猫やトイレ以外でしてしまう猫がでてのくるかもしれないと危惧してのことです。
1袋当たり
1ニャン1袋当たり=20日
※ニャンの数÷総トイレ数=1ニャンあたりのトイレ数
1ニャンあたりのトイレ数xテスト日数=1袋あたりの使用日数
1リットル(1kg)あたり
1ニャン1リットル当たり=4日
※1袋あたりの使用日数÷内容量リットル(またはkg)=1リットル(または1kg)あたりの使用日数
全取り換えのタイミング
砂が少なくなってトイレ底全体をおおえなくなった。
価格帯
楽天市場、Amazon.co.jp、Yahoo!ショッピングで調べています。この3つのサイトで見つからない場合は、購入したときの実格を表示します。
テスト時の価格帯:
税込 528円~799円(調査日:2019/1/9)
1リットル(1kg)当たりの価格帯:
1リットルにつき 税込 105.6円~159.8円(調査日:2019/1/9)
※テスト時の価格帯÷内容量リットル(kg)=1リットル(kg)につき何円