ユニ・チャーム デオトイレ 取りかえ専用 消臭サンド

システムトイレ専用
材質:シリカゲル系
メーカー/販売元:ユニ・チャーム ペットケア株式会社
原材料 : 主な素材:シリカゲル(二酸化ケイ素)
容量・サイズ : 2リットル
可燃ゴミ/不燃ゴミ : 燃えないゴミ
トイレに流せるか :流せません
土に戻るか : 未記載 (シリカゲルだけなら土に戻るはずですが、シリカゲル以外の素材が記載されていませんのでわかりません)
重量 : 非常に軽い=女性が4袋を同時に持ち上げて家中移動できる (約0.9kg)
商品説明(パッケージ記載内容)
締め切ったお部屋でもニオわない!
オシッコの固まりの取り除きなし
ユニ・チャーム ペットケア
デオトイレ 取り替え品
取り替え専用 消臭サンド
2L 約1ヵ月分
*愛猫1匹(体重8kgまで)の場合
必ず【1週間消臭・抗菌デオトイレ】の専用トイレと一緒にお使いください。
消臭サンドの試用期間目安
愛猫1匹の場合=2リットルで約1ヶ月
愛猫2匹の場合=2リットルで約2週間
実際に使ってみました
砂の色や砂粒の大きさ
真っ白で真ん丸で綺麗な小粒の砂です。

↑一緒に写っているのは十円玉です。
固まり具合
固まらない、給水もしない(はずの)猫砂ですが、ためしに30ccの水をかけてみました。
(だってシリカゲルってふつう、湿気取りの吸湿剤でしょ?)
なお、 一緒に写っているのは十円玉です。

ジュワジュワーというかすかな音がして、なんとか給水しました。
完全に吸いきれてはいませんが、ほぼ給水しています。
吸水した粒は、いかにも「水を吸いました」って感じの薄グレイになっています。
やっぱりシリカゲルですね。
とはいえ、猫トイレに使っていたときは、あまり尿を給水しているようには見えませんでした。
1ヶ月以上使って、最後の方はさすがに、グレーになった(=給水した)粒がちらほら出てきましたが。
尿の量や回数がわかりやすいか
わかりません。
固まりませんし、給水もせず、素通しさせることが目的な砂ですので、わからなくて当然ではあります。
砂のにおいや脱臭力
◇ 砂自体のにおい
しません。ほぼ無臭、ただほんのりとかすかに「何かがある」におい?
シリカゲル=脱臭剤ですから・・・
◇ 脱臭力
良い方と思います。
実験したのが、梅雨後期~盛夏という、臭いに関しては最悪な条件でした。
そのためか、最初は全然におわなかったのですが、最後の方はさすがに、すこしですがアンモニア臭が砂についていました。
顔を近づけないとわからない程度です。
1ヶ月/1頭どころか、複数ニャンで1ヶ月以上つかったのですから、当然だとは思います。
また、2リットルでは、デオトイレ底に薄くしか敷けず、大をきれいに埋められない子もいます。
露出していては当然糞臭がします。
大のニオイも防ぎたいなら、1袋2リットルで1ヶ月は無理、2袋用意した方が良さそうです。
ホコリ・飛び散り・猫足のもぐりぐあい
◇ ホコリ
あまりありませんが、白い微粉末が砂粒の表面にうっすらと感じられます。
普通に掃除したりする分には、少なくとも私は気になりませんでしたが、乱暴に扱えばこの微粉末が舞うかもしれません。
トイレのすぐ横、トイレから直接乗れるような場所に黒い家具があれば、あるいは、愛らしい薄白く肉球プリントが多少く残るかも知れません。
とはいえ、一部のペレット型シリカゲル砂や、多くのベントナイト砂の、もわもわ立ち上る微粉末の量に比べれば、ずっと少ないと思います。
◇ 飛び散り
軽い粒ですから、やはりそれなりにというか、かなり飛び散ります。
それは仕方ないとして、外に飛び出た粒が、コロコロ転がって散りやすいのが要注意でしょうか。そのため、思いのほか遠くまで散らばってしまいます。
それから、うっかり踏んでしまうと痛いし、床を傷つける可能性があるので注意。
◇ 猫足のもぐり具合
潜ります。
潜るほど厚く敷く砂ではありませんけど。
尿の色(血尿)がわかりやすいか
赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。

↑濃い赤水。
くっきりと染まっています。

↑薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。
写真ではちょっとわかりにくいのですが、昼間の光で見れば、ピンクがよくわかります。

↑1=乾燥した粒、2=水、3=薄い赤水、4=濃い赤水。
こうして並べれば色の違いがよくわかりまね。
猫砂のpH度
猫砂がヒタヒタに浸かるくらいに水を入れて猫砂水溶液を作り、pH試験紙を浸してみました。
真ん中部分の矢印のところが、検査のための変色域です。
上下の色見本と見比べて、pH度を調べるようになっています。
酸性なら黄色っぽく、アルカリ性なら青紫に変色します。

酸性です。
そもそもシリカゲルは酸性ですものね。
猫さんの尿を調べる場合、この砂を通すと酸性に傾く可能性があるということです。
尿のpH検査をするときは、この砂を通さないで直接採尿するべきでしょう。
猫たちの評判
どの子も、大小ともに、よく使っていました。
とくに小には好まれました。下のトレイに、1頭なら1週間取り替え不要とされているシステムトイレ用シーツを敷いたのに、翌日取り替えようとしたらもうあふれていました(汗)。
うちは7ニャンで4トイレ。理論的には2日間もつはずだったのに。
7ニャン全員がここ一つでしちゃったのでしょうか?
その他
デオトイレ」初期のセット内容は↓以下の通りでした。
トイレ本体(これはフードのないタイプです)、スコップ、砂1袋、シート1枚。

*こちらのページもどうぞ。
→猫用システムトイレ比較>ユニ・チャーム:デオトイレ
実験期間、価格など
テスト期間:
2012年7月2日朝~8月6日(35日間)
砂の特性を確認するため、あえて1ヶ月以上使いました。
1ニャン1リットルあたり/日:
*日 (1ニャン1袋当たり *日)
この砂は1か月間使えるという点が売り物の砂ですので、あえて1ヶ月以上使ってみました。
1袋の容量が2リットルしかなく、全部投入してもトイレ底をうすく覆う程度の量ですので、ウンチをして汚れた砂を取り除くと、たちまち減っていきます。仕方なく新しい砂を継ぎ足しながら使いました。そのため、厳密に1袋ではどのくらい持つか、正確にはわかりませんでした
ただはっきりしたのは、大小ともにいたす猫の場合は、とても1袋2リットルで1ヶ月/1ニャンはもたないといことです。ウンチをすれば、どうしても多少の砂粒は一緒に掃除で取り出すことになりますから。
全取り換えのタイミング:
・砂の徳性を見るため、あえて1ヶ月以上使いました。
・予定テスト期間が過ぎたこと、および、衛生上の観点から全取り替え。
1袋(2リットル)は、デオトイレに投入した場合、底面を浅くおおう程度の量です。
吸水しないから尿掃除は関係ありませんが、糞掃除のときは粒も汚れますから砂も取り出すことになり、2リットルではたちまち足らなくなると思います。
そういう意味では1袋で1ヶ月はもちません。
最初から4L袋を購入することをお勧めします(大袋の方が安いし)。
でも尿だけなら、おそらく2Lで1ヶ月使えると思われました。
テスト時のネット価格帯:
税込 498円~950円(調査日:2012年8月12日)
1リットル当たりの価格帯:
税込 99円~475円(調査日:2012年8月12日)