虫さんたちと、ペットボトル捕獲器
山に囲まれた我が家は、虫さん達の王国でもあります。
キリギリスさん
家の中に入り込んでいた子。猫たちに見つかる前に、いそいで保護して外に逃がしました。
ヤブキリさん
ぱっと見では、ヤブキリさんか、ウマオイさんか、キリギリスさんか、ササキリさんか、私にはわかりません(汗)。とくにヤブキリさんとウマオイさんが区別しにくいですね。こうして捕獲して、図鑑やネットと見比べて、頭の茶色い部分の範囲から、この子はヤブキリさんと判断したのですが、合っているかな?
カミキリムシさん
家の前の道路にいました。白い斑点がきれい!
ヒグラシさん
残念ながらすでに亡くなられていました。とはいえ、長い土中生活を終えて地上に羽ばたき出て一生を終えたのですから、セミとしては充実した生涯だったといえるのかもしれません。
オニヤンマさん
今話題の防虫グッズ「オニヤンマ君」ではありませんよ~。この子は本物です。残念ながらすでになくなられていましたが、それでもほれぼれするほど立派なお姿♥
カマキリさん
玄関前、ドアベルの横にいて、
家に入ろうとする私をにらんできました。あの、ここ、私の家なんですけど。
クロメンガタスズメ蛾の幼虫さん
と、上までは、うちの周辺ではふつうに見ることができる虫達です。でもこの間はちょっと珍しい子に出会いました。クロメンガタスズメの芋虫さんです。
人差し指くらいもある、大きな芋虫さんです。私には最初「この大きさ、スズメガの一種?」くらいしかわかりませんでしたので、とりあえず、カメラで撮影。それからそっとナデナデしたら、こんなに体をそっくり返して「ジジジジ!」と怒られてしまいました。
あんなかわいい声で怒られちゃったら、それ以上はできません。手のひらにのせて愛でることは諦め、ジロジロ見る 観察するのみです。
なんてかわいい尻尾だぁ♥
それにもまして、かわいいお手々(あんよ?)この、お願いするように合わせたお手々の愛らしさ。そして、いっしょうけんめいしがみついている、超短足なアンヨの愛らしさ。
ネットで検索して「クロメンガタスズメの芋虫」だとわかりました。クロメンガタスズメ蛾はもとは九州以南出身だそうです。それが近年は生息地を広げているとか。とうとううちの方にもやってきたということなのでしょう。これも地球温暖化の影響?
トマトの葉っぱをむしゃむしゃ食べていましたけど、トマトはもうシーズン終了でろくな実はとれなくなっていますし、全然かまいません。それより、捕食者に見つかるなよー。こういう珍しい子はどうか無事に育ってと祈らずにいられませんね。
それにしても。
芋虫たちって、嫌われることが多いんですよね。とくに女性たちにはギャーって感じに嫌われてしまう。そして、成長してからも。蛾は「蛾」というだけで嫌われることが多いです。
なのに。
蝶はキャーキャーもてはやされて、その死体を並べたものが飾られたり、蝶デザインのアクセサリーが女性たちの身を飾ったり。
でも、蝶と蛾って、同じ仲間ですよね?どちらも昆虫綱チョウ目の昆虫たち。種数でいえば、蛾のほうが圧倒的に多いです。美しい蛾も多いです。面白い模様も蛾に多いです。なんで蛾というだけでそんなに嫌われるの?
私には蝶と蛾を差別する意味がまったくわかりません。
ペットボトルで虫捕獲器
私は虫を平気でつかめますけれど、虫さんのサイズや種類によっては、傷つけないようにするのは注意しても難しいことがあります。また、手を「おにぎりを結ぶかたち」にして捕まえたときは、両手がふさがってしまうので、窓やドアを開けるのが難しくなります。
かといって虫取り網って、家の中では使いにくいんですよね。
そこで、家の中にはいってきた虫を安全に捕まえて外に逃がせるよう、ペットボトルで虫捕獲器をつくりました。
といっても、そんな大げさな装置ではありません。2リットルのペットボトルを切ったものと、クリアファイルを使いやすい大きさに切ったものを用意しただけです。クリアファイルは厚紙などでも代用できます。
虫さんを見つけたら、まず下半分をかぶせて捕まえます。それから、虫さんを傷つけないよう注意しながら、クリアファイルを下に差し込みます。そのままクリアファイルを手でおさえて外に連れ出しても良いのですけれど、それでは両手が塞がって玄関を開けたりが不便なので、
クリアファイルを抜き取りながら、ペットボトルの上部をかぶせるように差し込みます。
上部が抜け落ちないよう、しっかり差し込みます。これなら片手で持てまし、カメラ撮影だって簡単にできちゃいます。すぐに逃がすことが前提なので、呼吸穴は開けていません。
コツは、ペットボトルの切り方にあります。多くの2リットルボトルは中央にくびれがありますので、そのくびれのすぐ上で切るのです。それで差し込めるようになります。
いまや田舎暮らしには不可欠な道具となっています。
虫達だけでなく、ヤモリさんの保護にも大活躍です。このかわいいおちり♡