猫とは換毛する動物です

猫とは換毛する動物です。
【換毛】かんもう
毛がぬけかわること。人間や一部の家畜では絶えず行われるが、他の哺乳類では毎年一定期に毛衣(もうい)全体の更新が行われるものが多い。
広辞苑第六版(岩波書店)より
猫の毛は、一年中、抜けます…!
「広辞苑」の説明にある通り、家畜である猫の毛は一年中少しずつ抜け替わっています。さらに、哺乳類の一員として、年2回、定期的に抜け替わります。夏毛を冬毛に増やす秋はまだしも、冬毛を脱ぎ捨てて暑い夏に備える春の抜け毛は、そりゃもう大量・・・!!!
ちょっとブラッシングしただけで、↓この毛玉(汗)。これで1ニャン分です。多頭飼育のばあいは、この量xニャン数分x換毛シーズン中毎日・・・猫はかわいいけど、抜け毛掃除で困っている方って、多いですよね。

抜け毛は、あちこち散乱する前に、ブラッシングで纏めて除去が基本!というわけで、猫用ブラシ、ラバーブラシ、ラバーグローブ、 スリッカーブラシ、スチールコーム、ノミ取り櫛・・・気がつけば、いくつものブラシ・コーム類が家の中に。写真はその一部、この倍以上あります(苦笑)。

さらに、ペット用バリカンやハサミなど、トリミング用具も揃っています。現在のうちのニャンズは全員短毛なため、まず出番はありませんが(出番=怪我の治療ですから、無いほうがよいわけですが =^_^=)

そして、玄関先には、必需品のコロコロが。おでかけ前は、必ずチェック。それでも、服に抜け毛がついているんですよね(汗)生活感丸出しになるコロコロも、 こんな風に置けば、ちょっとかわいいでしょ?

抜け毛が胃にたまると「毛玉(毛球)」に
猫さんがゲロンパした毛玉を、乾かして、割ってみました。まさに「毛玉(毛球)」です

なお、猫初心者の中には、
「愛猫が口からウンチを吐いた!」
とあわてる方が少なからずいらっしゃいますが、その正体はこの「毛玉」ですから!
下↓は、猫草と一緒に吐き出された毛玉。吐いたのは白猫シロロです。

↓で、こちらは、下から排出された毛玉。毛玉がウンPにコーティングされています↓

上記2例は、幸い口や肛門から毛玉が排出されたので、猫さんの健康には問題ありません。が、もしこれらの毛玉が胃の中でつまって出ない場合、最悪、猫は死に至ります。
参考ページ:
毛球症に注意!http://www.nekohon.jp/neko/kedama.html
抜け毛対策いろいろ
猫の体
- ブラッシング=ふつうのブラシ、スリッカーブラシ、など
- コーミング=ふつうのコーム(櫛)のほか、目の細かいノミ取り櫛もけっこう取れます
- ラバーブラシ、ラバーミトン
- ファーミネーターなど、抜け毛とり専用の器具を使う
- 濡れた手で猫の毛を梳く
- 難く絞ったタオル等で猫の体を撫でる
- シャンプーで洗い落とす
- 保護服(病的な抜け毛で猫が舐めて毛球症が危惧される場合)

洋服、ベッド、ソファなど
- 粘着テープでコロコロ
- 作業用ゴム手袋は狭い場所や凹凸のあるものに
- ラバーブラシは毛足の長いカーペットなどに
- 広くて平らな布地には窓ワイパーが便利
- 絞った雑巾も抜け毛取りに使えます

お部屋、カーペット、床全般
- まずは掃除機!抜け毛吸引に特化したペット用掃除機もあります
- ハンディタイプの掃除機もぜひ活用しよう
- 自動掃除機は最強の味方
- カーペット等は亀の子タワシでこすってから掃除機をかけるとより効果的
- クイックルワイパーや濡れ雑巾で、小まめにふき取り
- 空気清浄機を買うなら抜け毛対応タイプを

↑愛用のラバーブラシ。ここまですり減ると、もう猫用ブラシには使えません。抜け毛掃除専用。

↑裏面も抜け毛掃除に大活躍します。こちら側をつかう方が多いかも?
それでも出ちゃう抜け毛は?
いっそあきらめて、抜け毛で遊んでしまいましょう。
抜け毛ボールは、おそらく、定番中の定番。
抜け毛を集めてフェルトにして小物を作っている方、けっこういらっしゃいます。
そこまで凝らなくても、ちょっとした遊び心こそ、ストレスを溜めないコツ!インスタ映え・・・ってほどじゃないか・・・

猫オレオ。原材料は、この2名。チョコレートクッキー部分はハナ嬢。

クリームはお栄嬢。パステル三毛なその被毛の一本一本をみれば、色がついているのは先端だけ、白い部分の方が多いんです。
