猫の食器を洗うスポンジは切って使うべし!
猫の食器のぬめりの正体
猫の食器に残るぬめり。キャットフードがよほど油っぽかったのかとか思いがちですけれど。
あれは「油」ではなく、「バイオフィルム」だそうです。いわば細菌たちが作る膜というか、フィルム・バリアみたいなもの。身を守るために、数種類の細菌たちがあつまってバリアを張るのだとか。だからウェットフードだけでなく、カリカリでも、ぬめりが出てくるそうです。
猫とはお皿をペロペロ舐める動物。細菌バリアなんて聞いたら、「しっかり洗ってあげなきゃ!」と思いませんか?
猫用と人間用、スポンジを分けたほうが良いワケ
ネットで探してみたところ、人間用も猫用も同じスポンジで洗う人って意外と多いと感じました。「猫も大事な家族の一員ですから!」そのお気持ち、よ~く分かります。わかりますとも。
でも、猫用と人間用、スポンジは分けた方が良いと思います。
(1)ニオイの問題
人間は実に様々な食材を食します。中には猫には苦手なニオイ、大嫌いなニオイのものも多々あります。それらのニオイがスポンジ→猫の食器に移ったら、嗅覚が敏感な猫は食欲をなくしてしまうかもしれません。
(2)残留洗剤の問題
揚げたり、炒めたり、とろとろソースを作ったり。そんな人間用食器を洗うときは、洗剤も多く使いがち。その残留洗剤が猫の食器につけば、猫の健康に害を与えたり、ニオイが食欲減退の原因となることも。
(3)衛生上の問題
人から猫に感染する病気、逆に猫から人に感染する病気を「人獣共通感染症」といいます。新型コロナも、コウモリ等野生動物から人に感染したと言われていますし、その後、人からペットの猫や動物園のライオンに感染した例が報告されました。可能性はごく低いとはいえ、スポンジを共有すると、人獣共通感染症に人または愛猫が罹患する可能性がないとは言い切れません。
猫の食器用に開発されたスポンジ
猫用品で有名な「猫壱」さんが開発した猫専用スポンジ。「洗剤不要で、食器に残ったヌルヌル汚れや、こびりついたウェットフードまで、残さずきれいに落とします。」とのことですが、私は使ったことがないので使用感はわかりません。ただ私が過去に使用したことのある他の猫用品はどれも信頼できる良いものでしたから、この猫壱スポンジもきっと良い物なのだろうな、とは思うので紹介します。
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メラミンスポンジ
洗剤不要で汚れが落ちる、というのが最大の利点。
注意すべきは、メラニンスポンジは表面を研磨して汚れを落とすものだということ。食器の材質によっては傷ついたりコーティングがはがれたりするので気を付けてください。まだ擦りカスが出ますので、食器に残って猫が飲み込まないよう、しっかり除去してください。
私のお勧めは、人間用のスポンジを切って使うこと
私はスーパーや100円均一等で買った最安のスポンジを、さらに3つに切って使っています。
スポンジはキッチンバサミなど大きめのハサミで簡単に切れます(写真のハサミ、サビが出ていますね・・・汗)
うちは多頭飼いなので1/3に切っていますが、1~2ニャンの場合やスポンジの大きさによっては1/4でも良いかもしれません。こんな小さなスポンジでも、猫用食器を洗う程度なら十分。市販のメラニンスポンジはそれよりもっと小さいものもあることですしね(たとえば写真のメラニンスポンジは1/6以下)。
スポンジを切って使うようになったのは、もともとは節約のためではなく、昔ハムスターを飼っていたから。ハムスター用の小さな食器に人間サイズのスポンジは使いにくく、小さく切ったのがはじまりでした。
安いスポンジをさらに小さく切って使うメリット
(1)なにしろお得
100円均一で10個入り税込み110円 → 1個11円 → 1/3に切る → 1個3.6円!
(2)使い捨て感覚で使える
100円均一で10個入り税込み110円 → 10個を1/3に切る → 30個になる → 毎日使い捨てでも110円で約1ヶ月分!
(3)衛生的
猫の食器に洗剤はできるだけ使いたくないが、水(お湯)だけでは衛生面が心配 → 数回で遠慮なく捨てられて衛生的!