猫はお口トラブルが多いので注意!


↑上は、乳歯の生え変わり写真。猫は、永久歯が生えてきてから乳歯が抜けます。一時的に犬歯が2本になった貴重な瞬間。
口内炎・歯肉炎・歯周病・破歯細胞性吸収病巣
猫は、お口トラブルに罹りやすい動物です。FIV(猫エイズ)やFeLV(猫白血病)に罹患した猫たちはもちろん、それらの病気とは無縁でも、口内炎や歯肉炎で苦しむ猫はめずらしくないのです。
愛猫をよく観察して、早期発見・治療につとめてください。
健康なとき。

口のまわりも、喉も、真っ白。
口臭もそれほどありません。
顔スリスリされても、ヨダレがベチョ、なんてことはありません。
口内炎が悪化。

ヨダレで口のまわりが汚れています。
それを気にして口まわりをよくこするので、前足も汚れてきます。
口臭がかなりします。
顔スリスリされると濡れたものを感じます。
ここまでくると、口腔内は真っ赤です。
口内炎がさらに悪化。

口の中が痛いため、大きく頭を傾けて、なるべく痛くないところで噛むようになります。
ドライフードが食べづらくなり、飲み込みやすい柔らかいフードを好むようになります。
こんな症状があれば注意!
- 食べ始めるまでに時間がかかる。
- 空腹なはずなのにお皿を眺めて悩んでいる。
- 食べ物を見て耳を伏せる。
- お皿のまわりをひどく警戒して歩く。
- 食べている最中に「ギャッ」と悲鳴をあげる。
- 顔をやけに傾けて食べる。
- 噛む時間が長い。
- 一粒一粒おそるおそる食べる。
- お皿からいちいち取りだして食べる。
- シャリシャリと音をたてて咀嚼しているようにみえる。
- 食の好みが変わった。
- 今まで興味を示さなかった人間の食べ物を欲しがる。
- あんなに催促したのにちょっぴりしか食べない。
- お皿からは食べないのに人間が手に乗せて食べさせるなどすれば食べる。
- 食べた直後によく吐出する。
- 歯をカチカチ、あるいは、シャリシャリと鳴らす。
- 水を飲んでいる最中に突然むせたり顔を振る。
- 水を飲んだ直後に吐く。
- 水を飲み終わるやいなやダッシュで逃げる。

- ヨダレが出ている。
- 口のまわりが汚れている、あるいは、ただれている。
- 口のまわりをさわると嫌がる。
- 顔スリスリするとイヌのようにヨダレがつく。
- 噛んだあとに血の混ざった唾液が落ちていた。
- 歯茎が赤い。
- 歯が茶色い。
- 口の中が白っぽい物でおおわれている。
- 頬の裏側などが赤くただれている。
- 喉の奥にカリフラワーのようなただれがある。
- 口臭がきつい。
- お手々が汚れている。
- 顎や胸が汚れている。
- ベッドにヨダレの跡がある。
- 毛づくろいが乱雑になった。
- 以前はなかったのに毛玉ができる。
- アクビの途中で突然やめてしまう。
- そういえば最近大口をあけてアクビをしなくなった。
- 前歯が不揃いになった。
- 歯が抜けた。
- よく舌をしまい忘れている。
- 元気がない。
- 痩せてきた。

愛猫にも歯磨きを
猫のデンタルケア商品が多く売られるようになりました。
