バーベキュー網で簡単猫ケージ
*同居の工夫:猫と暮らす知恵*
バーベキュー網で赤ちゃん猫でも脱走できない猫ケージ
【著:管理人 2007年】
90cm x 60cm のバーベキュー網で猫ケージ
子猫を保護したとき、当地のような田舎には適切な猫ケージを売っていませんでした。犬ケージはあったのですけれど、バーの間隔が広くて、小さな子猫だと、すり抜けてしまいそう。
しかし、すでに家に子猫が待っている(暴れている?)状態ですから、注文して悠長に待っている余裕もありません。
その時、目に付いたのが、90cm x 60cm のバーベキュー網。目が細かいからどんな小さな子猫でも脱走できないし、外から他の猫が手を入れることもできない。丈夫でしっかりしているし、1枚980円と、値段もそれほど高くない。また表側はスムーズで、尖ったところもなく、これなら怪我の心配もなさそうだ。
というわけで、店頭にあっただけのバーベキュー網を買って帰り、臨時の猫ケージに組み立てました。
使用したのは、
- バーベキュー網 90cm x 60cm x 6枚
- 布のひも(登山靴用の長くて太めの靴ひもを再利用) 80cm x 2本
- 細い麻ひも と それを切るためのハサミ
- ナスカン
組み立て方
麻ひもで縛って組み立てただけです。
バーベキュー網を色々組み合わせることで、ケージの大きさは自由に変えられます。
↓ これは 90cm x 60cm x 高さ60cmの大きさ。
↓これは 90cm x 90cm x 高さ60cmの大きさ。上部は網が一部重なります。
もちろん、網の数を増やせば、もっと大きなケージも可能。
ところで、90cm x 60cm のバーベキュー網を使ったばあい、子猫なら、無理に底にも網を張る必要はありません。側面+上部の網の重さだけで十分重いし安定感もあります。底に網を使わなければ、それだけ安く作れます。
開閉の仕組みは、ちょうつがいのかわりに数カ所、ひもで縛るだけ。ややゆるめに縛れば、ちょうつがいの役目としては十分です。鍵の代わりにはナスカンを取り付けます。
ナスカンを3コも使って留めているのは、うちの場合、複数の大人猫たちが上に飛び乗る可能性があるからです。その重みに耐えられるよう、念のために3カ所で留めています。
ナスカンで、太い縁同士を留めれば、しっかりロックされます。
組立てたところ
90cm x 60cm の広さがあれば、子猫用ベッドと子猫用トイレを置いてまだスペースがあります。幼い子猫なら十分な広さです。大きな大人猫↑には、ちょっと狭いかな。
床が網網では肉球が痛いだろうから、段ボールを大きさに合わせて切り、床に敷きました。つなぎ目は布ガムテープを貼りました。段ボール床なら適度なクッションだし、汚れても簡単に取り替えられます。
写真では、ケージの下にも、ケージより一回り大きい段ボールを敷いてあります。畳の保護と汚れ防止のためです。
で、80cmくらいのひも2本を何に使ったかというと、これです。見えますでしょうか。万が一でもフタがケージの中に落ち込むのを防ぐのが目的です。
↓で、下が90cm x 90cm x 高さ60cmで組み立てた例。中に小さな子猫、外に3キロ台の大人猫がいます。このときは麻ひもではなく、余っていた赤いリボンでケージを結わえたので、目立っています(汗)。
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