アロマサンド
材質:鉱物系、シリカゲル系
メーカー/販売元:ジョンソントレーディング株式会社
原材料 : 二酸化ケイ素(中国原産)
容量・サイズ : 3.6リットル
可燃ゴミ/不燃ゴミ : 燃えないゴミ
トイレに流せるか :流せません
土に戻るか : 戻りません
重量 : 非常に軽い=普通の女性が4袋同時に持って家中移動できる
商品説明(パッケージ記載内容)
ジョイペット 猫ちゃんの アロマサンド
アロマサンドは家を空けることが多く、締め切った家に長い時間猫ちゃんを留守番させることが多い方に適した猫砂です。
【抜群の脱臭力】
アロマサンドの成分である二酸化ケイ素の無数の穴(多孔質)が悪臭成分を吸着し、高い消臭効果をもたらします。ですから、お出かけ帰りに締め切ったお部屋に入った時も、いつも感じられるあのニオイが軽減されます。
【ほのかな香り】
アロマサンドは主成分二酸化ケイ素に特殊加工をしています。水分(尿)を吸収すると、ほのかなフローラルの香を発します。
実際に使ってみました
砂の色や砂粒の大きさ
色は真っ白で、きれいな砂です。
粒はの大きさや形は不規則なクラッシュ型というのでしょうか、自然のじゃりに近い形状です。
粒の大きさは、わりと大きめなのから細かいものまで、自然に砕けた感じでありますが、全体的にみれば「中くらいの大きさ」ということになるのでしょうか。
一緒に写っているのは十円玉です。
固まり具合
固まらないタイプです。
30ccの水をまずトレーにいれ、その水がすっかりなくなるまで砂を足してみました。一緒にうつっているのは10円玉です。
砂と水が接触すると、「ジュワジュワ」という音が出ます。
そして、水が「シュー」と粒に吸い込まれていきます。ちょっと面白い(笑)
尿の量や回数がわかりやすいか
ちょいわかりにくいかも。
砂のにおいや脱臭力
◇ 砂自体のにおい
フローラルの香り。
濡れると強く香るしくみのようです。
1ニャンで一部屋に1トイレ(1袋)くらいなら、芳香剤を置いたみたいでちょうどよい香りだと思います。複数ニャンや複数トイレを一部屋に置いた場合は、ちょっとキツく感じるかも・・・
◇ 脱臭力
とても良い・・・のだと思います。
フローラルの香りの方が強くて、糞尿のニオイは確かに全然しないんですけれど、 これが密閉度の高いワンルームマンションとかだったら、どうかなあ。糞尿のニオイが充満するよりは、フローラルの香りが充満する方がずっとマシとは、言えるかも知れませんが・・・香りに敏感な人の場合は困るかも?
1ニャンの単独飼いなら、良い砂だとは思います。
ホコリ・飛び散り・猫足のもぐりぐあい
◇ ホコリ
微粉塵が少し出ます。
◇ 飛び散り
意外にもあまり飛び散りませんでした。
意外というのは、見た感じは猫さんが良く掘りそうな砂に思えたのに、実際には必要以上には掘らなかったということです。っていうか、小は全然埋めていないし、大は埋めてはありますが埋まったところでハイおしまいって感じで、飛び散るほど掘ったり埋めたりしませんでした。だから飛び散りも少なかった。
また、肉球にもつかないようで、遠くへ運ばれることもありませんでした。ふつうこのくらい軽い砂だと運ばれるんですけれどね?形が不規則で表面が凸凹だから、くっつかないのでしょうか。
◇ 猫足のもぐり具合
あまり潜りません。
尿の色(血尿)がわかりやすいか
赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。
↑濃い赤水。もう、くっきりと赤です。
↑薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。
ピンク色ってことは、こんな薄い水でも、よくわかります。
↑1=水、2=薄い赤水、3=濃い赤水。
真っ白い砂に、ピンク色も赤い色もよく分かります。他の色でもよくわかるでしょう。
猫砂のpH度
猫砂がヒタヒタに浸かるくらいに水を入れて猫砂水溶液を作り、pH試験紙を浸してみました。
真ん中部分の矢印のところが、検査のための変色域です。
上下の色見本と見比べて、pH度を調べるようになっています。
酸性なら黄色っぽく、アルカリ性なら青紫に変色します。
ほぼ中性~弱酸性でしょうか。
猫たちの評判
猫砂全般としては、普通くらいの好まれ方でしょうか。
小は普通にしてありました。大はどちらかというと他の砂が好まれました。これがちょっと意外でした。鉱物系の砂だと、もっと集中攻撃されることがしばしばあるし、人間の目には真っ白で綺麗でいかにも使いたくなる砂と見えたのですが、・・・やはり香りのせいでしょうか?
皮肉なことに、かなり古くなって香も吸収力も衰えてから、小の方はよく使われたようです。掘らずに、さっと砂に乗ってチーッとしてそのままどこかに行ってしまう(汗)
単に香りに馴れたから使われたのか、それとも、臭わなくなったから使われるようになったのか、その辺はわかりません。
ただし、古くなってからは大はされなくなりました。猫としても黄変(小を吸収した粒は黄色くなる)した砂でホリホリしたくはなかったのでしょうか(汗)。それとも他に理由が?
猫が人語で説明してくれるか、せめてもっと何回もテストを繰り返さない限り、私にはどうもわかりません。
全体として、掘ることを楽しむという様子は見られませんでした。使われ方のイメージは、粒の大きさが中~大の紙砂と同じくらいの評判でした。ちゃんとトイレとして認識はするし、ちゃんと使うし、ちゃんと埋めもするが、トイレの中で遊んじゃうほど楽しい砂ではない、ということのようです。
その他
上に書いたことの繰り返しになりますけれど・・・
広いLDKに、カバー付きのトイレがひとつ置いてあって、猫さんも1ニャンだけ、というお宅なら、とても理想的な砂のひとつかも知れません。
6畳間にトイレが3個並んでいて、多頭飼いの猫たちが次々、というお宅の場合は、あまりお勧めできないかも。
実験期間、価格など
テスト期間:
2006年2月22日夕方~3月5日夕方(11日間)
1ニャン1リットルあたり/日:
6.1日(1袋1ニャンあたり 22日)
全取り換えのタイミング:
砂が全体的に茶色くなり、砂の吸収力が限界に到達したと感じた。
テスト時のネット価格帯:
税込み 597円~924円(調査日:2006.2.23.)
1リットル当たりの価格帯:
税込み 165円~256円(調査日:2006.2.23.)