ひのきプラス

ひのきプラス
材質:木系
製造元:ジャペット株式会社 販売:猫砂屋
原材料 : 主原料:オガ粉(ひのき・他)
容量・サイズ : 7リットル
可燃ゴミ/不燃ゴミ : 燃えるゴミOK
トイレに流せるか :流せます(下の「固まり具合」の項も参照)
土に戻るか : 戻りません
重量 : 軽い=女性が3袋を同時に持ち上げて家中移動できる (約2.8kg)
商品説明(パッケージ記載内容)
猫砂屋 ひのきプラス HINOKI PLUS
薫り高い国産ひのきに 吸水力抜群の天然繊維をプラス。ひのきの皮を取りのぞき くすみの無い色調に仕上げた逸品です。
--ネット限定・特別仕様--
ひのきプラス
・使用量が少なく経済的!
・ひのきと天然繊維で強力脱臭!
【ひのきプラスの特徴】
固まる
国産ひのきに、天然繊維をプラスすることにより吸水力をアップ。おしっこを小さく、しっかりと固め経済的です。
流せる
ひのきと天然繊維が主原料だから、処理の際、水洗トイレに流せませす。
燃やせる
ひのきと天然繊維が主原料だから、燃えるゴミとして処理できます。
環境配慮
ひのきのかんなくずを再利用した、環境にやさしい製品です。身近なところで、環境に配慮できます。
実際に使ってみました
砂の色や砂粒の大きさ
三毛猫色の粒です。一緒に写っているのは十円玉です。

ひのきプラス
おっと、間違いました(わざとらしい・・・汗)
ペレット状の、やや大きめの粒です。
粒の大きさは不揃いで、短いのも長いのもあります。
色は黄銅色。

ひのきプラス
↑一緒に写っているのは十円玉です。
固まり具合
30ccの水をかけたら、こんな固まりになりました。
一緒に写っているのは十円玉です。

ひのきプラス
なんというか、わりとボヤっとした、ねっとりした固まりになりました。
堅くはありません。濃いゲル状というか。
トイレスコップやスプーン状のものであれば、すくい取ることができますが、割り箸で挟んで取るのは無理でしょう。
実際に使った感想。
ゆるめの固まりですが、新しいときは、スコップで普通に取り出すことができますし、そっと扱えば割り箸でもつかめそうです。置き時間の関係か、上の、水を掛けてのテストの時より、実際の尿の固まり具合のほうが堅くしっかり固まっていました。
が、古くなってくれば、さらにゆるい固まりとなるので、トイレスコップで少し丁寧に掃除する必要があります。また砂が少なすぎると、トイレ底にべったり広がる感じになります。そこまでいくと割り箸では無理です、スコップではがすようにすくう必要があります。 が、こうなっても、意外とあまりトイレ容器にはくっつきません。かるく拭くなどするだけですぐに剥がれます。見た目は、もっとべたっとくっついていそうなんですが。
また水に溶けやすいので、使用後のトイレ容器の洗浄は楽でした。
「トイレに流せる」タイプの砂に限り、さらに、30mlの水をかけてできた猫砂塊を4.5リットルの水に入れてみます。

ひのきプラス
たちまち、すっかりくずれて、水を揺らすとさらさらと舞い上がるくらいになりました。
これならトイレに流しても問題なさそうです。
※トイレの流水量は、大で平均13リットルだそうですが、節水型トイレの最小はわずか4.8リットルだそうです(2010年9月15日現在)。
将来のさらなる技術革新に期待して、4.5リットルという厳しい水量で実験することにしました。
尿の量や回数がわかりやすいか
まあわかると思います。
わりとベタっと広がるような固まり方なので、小さく固まるタイプの砂から切り替えた場合は、尿量がやけに多いように感じるかも知れません。
しかしそれ故にかえって、カキカキしているうちに固まりがいくつかに分解して散らかるということも少ないと思われます。
ただし、常に排尿場所が決まっていて、特定のコーナーに集中してするニャンコの場合は、固まりが結合してしまい、それが1回の排尿か数回の排尿かはわかりにくいかもしれません。
砂のにおいや脱臭力
◇ 砂自体のにおい
なんて言えば良いのでしょうか。
ひのきの香り、っていえば、違うとは言えませんが、でも、う~ん・・・人工的なひのき香?(大汗)プラス、微妙に何か。なんだろう?珪藻土に少し似た、でも違うような気もするし、よくわかりません(滝汗)。
新品をトイレにあけた直後は、けっこうにおいます。狭い密室ならちょいつらいかな。使っているうちににおいが飛び、それほど気にならなくなりました。(神経質な人や狭い密室の場合は気になるかも知れません)。
◇ 脱臭力
砂のにおいが尿臭に勝っていました。しかし砂のにおいが弱まっても別に尿臭はしませんでした。
大の場合は、埋めてあればにおいませんが、柔らかいのが砂の上に露出していると、糞臭+砂臭で、かなりの臭気が(汗)
ホコリ・飛び散り・猫足のもぐりぐあい
◇ ホコリ
こまかいホコリは、あまりありません。一番最初に砂袋をひっくり返すようにして乱暴にトイレに投入したときに少しだけ出た程度でしょうか。
その後は、掃除していてホコリっぽくて困る、なんてことは全然ありませんでした。
◇ 飛び散り
軽い砂粒で、それなりに飛び散ります。よく掘る子なら結構飛び散るかも。
しかしあまり遠くまでは運ばれません。また、転がることもありません。
◇ 猫足のもぐり具合
もぐります。
尿の色(血尿)がわかりやすいか
赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。

ひのきプラス
↑濃い赤水。
かなり真っ赤です。

ひのきプラス
↑薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。
意外に良くピンクがわかります。

ひのきプラス
↑1=水、2=薄い赤水、3=濃い赤水。
1と2は肉眼だともう少し良く色の違いがわかります。
3は一目瞭然に赤い。
猫砂のpH度
猫砂がヒタヒタに浸かるくらいに水を入れて猫砂水溶液を作り、pH試験紙を浸してみました。
真ん中部分の矢印のところが、検査のための変色域です。
上下の色見本と見比べて、pH度を調べるようになっています。
酸性なら黄色っぽく、アルカリ性なら青紫に変色します。

ひのきプラス
弱酸性のようです。
猫たちの評判
ちょっと好みが別れたでしょうか。
どちらかといえば、もっと小粒で重い鉱物砂が好きみたいでした・・・って、たいがいどの商品でもそうですけれど。
大人猫達は普通に使っていましたけれど、新入りの子猫、お栄は、かなりとまどったようでした。赤ちゃん時代から木系砂にも慣れさせたつもりでしたが、まだなんといっても経験不足(汗)。
それでも、最後の方は、少なくとも小には、ちゃんと使っていたようです。
その他
「品質保持期限」の表示があります。私が購入したのは2010年9月初、品質保持期限は「11.8.11」となっていました。推測するに、品質保持は1年ってことでしょうか。
実験期間、価格など
テスト期間:
2010年9月13日朝~9月25日朝(12日間)
1ニャン1リットルあたり/日:
3日(1ニャン1袋当たり 21日)
全取り換えのタイミング:
・砂が少なくなってトイレ底全体をおおえなくなった。
・全体的に少しふわっとして、また固まるには砂が少なくなりすぎ、排尿量が多いとちょっとベッタリしたのがトイレ底に残るようになった(砂の量が適切ならこういう問題は起こらないはずと思われます)。
テスト時のネット価格帯:
税込 558円(6個セット)~868円(単品)(調査日:2010.9.18.)
1リットル当たりの価格帯:
税込 79円(6個セット)~124円(単品)(調査日:2010.9.18.)