ヒキガエル
畑にいたこの子、ニホンヒキガエルさんでしょうか。
それとも、アズマヒキガエルさんでしょうか。
私はニホンヒキガエルさんじゃないかと思うのですが、正解はわかりません。



【ニホンヒキガエル】
- 学名:Bufo japonicus japonicus
- 分類:両生綱無尾目ヒキガエル科ヒキガエル属
- 大きさ:体長7-15cm 鼓膜は小型で、眼と鼓膜間の距離は鼓膜の直径とほぼ同じ。
- 分布:本州の鈴鹿山脈以西・四国・九州・壱岐・五島列島・屋久島・種子島
- 生態等:本州では居住区周辺など平地に覆い。しかし四国では石鎚山系などの高地にも分布している。後肢のみずかきは発達が悪く、ジャンプ力もなくて動作がにぶい。点滴に出会うと、腰を高く持ち上げ、頭を下げるという、特有の防御姿勢をとる。
- 繁殖期:1-5月頃、ひも状の卵塊に8,000-20,000個の卵がふくまれる。
【アズヒキガエル】
- 学名:Bufo japonicus formosus
- 分類:両生綱無尾目ヒキガエル科ヒキガエル属
- 大きさ:体長6-15cm(本州北部の山地に分布するものは小型)。鼓膜は大型で、眼と鼓膜間の距離よりも鼓膜の直径の方が大きい。
- 分布:本州(山陰地方・近畿地方以東)・北海道の函館付近。
- 生態等:体背面は♂では黄褐色、雌では茶褐色で、特に繁殖期の雄は黄色がかかり、皮膚はなめらかになるが、体色には変異が多い。森林周辺の草むら・竹藪・人家の庭等にすみ、繁殖期以外はほとんど水にはいらない。昼間は石や倒木の下にひそみ、夕暮れから行動して、昆虫・ミミズなどの小動物を捕食する。
- 繁殖期:平地では2-4月頃、産地では4-7月頃。長いひも状の卵塊に2,500-8,000個の卵が含まれる 【参考文献】
自然観察シリーズ22『日本の両生類・爬虫類』松井孝爾著、小学館 ISBN:9784092140226