猫の悪戯、どうしています?

猫の悪戯、5つのパターン
〔1〕本能に基づくもの
爪とぎ、スプレー、じゃれる、高い所に登る、狭い場所にもぐりこむ、など。

ビリビリ もはや障子とは言えません
〔2〕目的があるもの
人間にかまってほしくてわざと悪戯する猫さんもいます。

本を食い破る猫「本よりPCよりアタチをかまえでち!
〔3〕病気や年齢など肉体的原因によるもの
やたら噛むのは歯の替え代わりでむず痒い、そそうは膀胱炎や尿路結石でつらかった、など。

20歳のトロ「オレ様はわざと粗相をしているのではない。慢性関節炎で早く歩けないからトイレに付く前に洩れちゃうだけにゃのだ」
〔4〕ストレス、精神的なもの
家族が増えた、リフォームした、家の前が道路工事中、など。

「ボロ家だから私がリフォームしてあげたのよ!」
〔5〕人間の都合
いつもママにスリスリしているのに、礼服を着た時だけスリスリしてはいけないなんて、猫さんにはわかりません。

「一年中、どんな時でも、スリスリ、なでなで、抱っこでなきゃダメでちよ!!」
困った悪戯には、どう対処べき?
〔1〕根本原因を見極め、人間が対処工夫する
根本原因を見極め、それを取り除く工夫を、猫さんの立場に立ちつつ、人間が考えてください。防御柵をつくる、戸棚にしまうなど、物理的に悪戯できなくするのが一番確実。病気の場合は治療が先決であることは言うまでもありません。

〔2〕現場主義
悪戯している、まさにその時その場で対処。あとで怒っても猫さんにはわかりません。

〔3〕〝叱らず”が理想
イヤな音で驚かせるなど、「それをするとイヤな事がおこる」と覚えさせるのが理想です。

〔4〕首尾一貫性
ある時は見逃し、ある時は叱るのでは、猫さんが混乱するだけです。

〔5〕おおらかさ
人がイライラすると、猫さんも落ち着かず、悪戯が悪化することが多々あります。悪戯されても 「SNSのネタが増えた、サンキュ♪」 くらいに思っておおらかに接していると、なぜか悪戯も減るようです。

ニャンコことわざ
猫を追うより皿を引け/猫を追うより魚を除けよ
猫を魚の前から追い払っても、戻ってきてまた狙う。
猫を追い払うより、魚を入れた皿を別の場所に移動させる方が、 簡単だし確実である。
問題が生じたときは、小手先のその場しのぎではなく、 根本的な原因を取り除くべきである、という意味のことわざ。
(詳細は:猫の諺・慣用句・故事成語)

これはもちろん、人間相手のことわざではありますが、・・・
昔の人は誰でも、猫さんは下手に叱るより人間側が創意工夫すべき、ということを良く知っていたんだなと思わせることわざですよね。
