ネコカイチュウ(猫回虫)の写真

猫回虫について

猫の便の中から出てくることのある寄生虫です。外に出る猫であれば寄生される率は高く、寄生されても猫に重篤な症状が出ることはほとんどなく、飼い主も気が付かないことが多いです。

もし規制されていても、動物病院で処方される駆虫剤で簡単に駆除できますのでご安心を。

猫

分類

Order Ascaridida 回虫目
-Superfamily Ascaridodea 回虫上科
–Family Ascarididae 回虫科
—Toxocara cati 猫回虫

大きさなど

雄は3~6cm、雌は4~10cmcm。
卵は65~75 x 60~67μm(マイクロメートル)。
約4週間で感染能力を持つようになる。

感染のしかた

  1. 感染力のある虫卵を経口摂取して感染する。
  2. ネズミなどが虫卵を食べる→そのネズミなどを猫が食べる。
  3. 母猫の母乳から子猫に感染する。(ただし、猫回虫では胎盤感染はおこらない。)

 

診断

(1)なるべく新鮮な便を持参し、虫卵の有無を動物病院で調べてもらう。
(2)猫が虫体を吐き出した場合は、それを獣医師に診せる。

 

猫回虫の駆虫

なるべく新しい便を動物病院に持参ください。糞中に排出される虫卵の有無で寄生を判断します。

駆虫は簡単。薬を飲ませれば通常数日で駆虫できます。薬品例:ドロンタール、プロフェンダー、レボリューションなど。

 

 

猫

 

猫回虫の写真

猫さんに駆虫剤を飲ませると、このように、便に混ざって排出されます。このとき、猫回虫はすでに死亡しています。

ネコカイチュウ

(にゃん母様撮影。投稿ありがとうございました。)
Copyright ©nyanhaha 2009

 

また、回虫に寄生された猫さん(とくに子猫)は、回虫を生きたまま吐き出すこともあります。それをはじめて見た人はたいてい、「20cmくらいもある、なっがーい虫がウネウネ動いてた!」なんて言いますが、猫回虫はせいぜい10cm。恐いものは大きく(長く)見えるんですね~

触った感触はけっこう堅くて、爪を立てても、引っ張っても、まず切れません。
吐き出された直後はクリーム色ですが、死ぬと黄色が強くなるようです。ちなみに、駆虫剤で便と一緒に排出された回虫も、黄色がかかった色をしていました。

↓写真は、どらいもん様が1時間半後に撮影されたもの。

ネコカイチュウ

(どらいもん様撮影。投稿ありがとうございました。)
Copyright ©doraimon 2009

参考文献

『改訂 獣医寄生虫学・寄生虫病学』

『改訂 獣医寄生虫学・寄生虫病学2』 石井俊雄著、今井壮一編 講談社

 

【注】

このページの写真の著作権は、それぞれの撮影者にあります。無断使用は絶対にお止めください。

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