ドアの指挟み(肉球はさみ)防止

白黒猫

*同居の工夫:猫と暮らす知恵*

ドアの指(肉球)はさみ防止(ヒンジ外側)

【著:ライニャン様 2007年12月16日】

皆さんのお宅で、こんな光景は見た事ないですか?

「かくれんぼ!」シロ

ドア指挟み対策1

「見つけたにゃっ!」恋

ドア指はさみ対策2

ドアの出入りする方ではなく、蝶番側で遊ぶ子たち。蝶番側の方は、出入りする方の何倍もの力がかかるから、非常に危ない。場合によっては、小さな猫ちゃんなら骨が砕ける可能性も…。

だから、塞いで見えなくしました。要は、見えなかったら、遊ばないという事で。

ドアの指はさみ防止3

作り方。

薄いプラスティック(プラ板みたいなもの)と木目調の粘着テープ付のシートを ホームセンターで買ってきます。これらは、だいたいどこのホームセンターでも売ってます。プラスティックは、0,5ミリのものを使いました。素材は、似たようなものが多々ありますので、適度な硬さのあるものであれば何でもいいです。

ドアのゆびはさみ対策4

これを、適当な大きさに切ります。大きさは、高さはお好みの高さで、幅は、ドアの隙間の幅に、両側1cm ~2cm足すような感じです。計4cmぐらい足せばいいと思います。

そして、木目調のシートの裏は、粘着テープが付いているので、適度な大きさに切ったプラ板に貼ります。まぁ、貼るシートは、木目調のじゃなくても何でもいいのですが、この方が仕上がった時に目立たないので。

ドア指はさみ防止5

シートを貼ったら、今度は、蝶番の所が邪魔になるので、蝶番が来る位置を切り抜きます。そして、ドアにつけるために、両側に両面テープを貼ります。

あとは、これを貼りつけて出来上がり。↑から3番目の画像のような感じになります。

ドア指はさみ防止6
ドアのゆびはさみ防止

ドアを閉じた時はこんな感じ。シートが同じ木目調なので、目立ちません。

ドア指はさみ防止7

半分開いた状態はこんな感じ。

ドア指挟み対策8

この工夫の要点となるところは、あまり目立たないように、木目調のシートを貼る事と、プラ板の幅が、ドアの幅に沿ってではなく、蝶番の幅に合わせて作っている所です。プラ板の折り目と蝶番の折り目を合わせています。

高さは、好きなように高くしたらいいと思います。これは、40cmです。

ただ、高くした場合の問題点は、折り目をまっすぐ、そして蝶番のセンターと合わせなければいけないという事。さもなくば、ドアを閉じた時、画像↓のように綺麗に折りたためなくて、ぷくっと膨らんでしまいます。 まぁ、それでも特に問題はありませんが。画像は、失敗例。(汗)

ドア指はさみ対策

あとは、プラ板などのお値段を見て、高さを設定したらいいと思います。長~い蝶番があれば一番良いのかもしれません。

プラ板、プラスティックなので、折り目はパキンッと折れてしまいす。でも、木目調のシートが丈夫なので、それだけで持ちます。クリアファイルでも良いですね。本当に中は何でもいいです。 ただ、加工しやすいので今回はそれを選んだだけです。要は、シートが貼れれば何でもいいです。

緑の下敷きは、カッターナイフ専用の下敷きです。目盛りはたまたま付いていただけで。 カッターナイフで切れにくい素材です。カッターナイフを多用する場合は、必需品となります。これは100円ショップで購入しました。

それから、画像の左に見えるステンレスのものさしも100円ショップで購入しました。 多分、どの100円ショップにも売っていると思います。まっすぐ切るのは、自分も苦手です。だから、ものさしはプラスティックのものでなく、ステンレスの物をお勧めします。

ドア指はさみ対策

ちなみに、この工夫をする前に、某100円ショップで、赤ちゃんの指はさみ防止の蛇腹状の画像のようなものを購入しました。画像のように貼り付けて、扉を開けるとじゃばら部分が伸びるという物です。

ドア指はさみ対策9

しかし、なんせ100円。色は、こんな感じで合わないし、 扉を開けようとすると、ある程度しか開かない。それ以上あけようとすると外れるし。多分、それ以上開くようにじゃばら部分を増やすと、今度は扉が閉じなくなるんでしょうね。あともう100円出すから、もう少し薄くして、 蛇腹の数を増やして、もっと拡がるようにしてほしい。結局、使われず埃をかぶっています。

今までは、そんなに気にするほど、危険じゃなかったんですが、シロクロが来て猫部屋を開け閉めするようになってから、危険が増したので慌てて作りました。

以上です! 長々と失礼しました。

copyright of this chapter ©2007 ライニャン all rights reserved

ドアの指(肉球)はさみ防止(ヒンジ内側)

【著:花水木様 2007年12月26日】

肉球挟み防止

以前から気になっていた、ドアのヒンジ部分の挟み込み対策をしました。外側の部分はライニャン様のアイデアを頂戴するとして、これは内側部分の対策です。

まずは出来上がり写真。左からドアを閉めた状態→半開き→フルオープンです。透明の波板を使ったので、ちょっとわかりにくいかも。

ドア指はさみ防止

仕組み

仕組みは簡単。絵の通りです。aが閉めた状態で、bが半開き、cがフルオープン。つまり、絵の赤い線で描かれた板が、挟んでしまう危険な箇所をカバーしています。

ドア指はさみ防止

では、どうやってドアの動きにカバー板を追従させるか。

使ったのはバネ蝶番というもの。この蝶番は、いつも一定の方向にテンションが掛かっている蝶番です。例えば、西部劇に登場する酒場の扉って、いつも閉まった状態。荒くれカウボーイが酒場にバーンと入ってきても、扉は勝手に元の位置に戻る。まあ、こんな使い方をする蝶番なのです。

この蝶番でカバー板を、いつもドア側に押し付けるようにしました。

ホームセンターで買ってきたバネ蝶番、残念ながら、バネの力が強すぎです。ドアを元に戻す位の力がないといけないので当然ですが。カバー板は薄くて軽いものを使うので、買ってきたままのバネ蝶番では、力が強すぎて、ドアの開け閉めに支障が出てきそうなので、改造することにしました。今回の工作で、一番面倒なところです。

写真がその改造工程。

ドア指はさみ防止

左上が買ってきたバネ蝶番と、交換するためのバネ。蝶番は250円でバネは90円でした。軸の右端につぶして抜けなくした箇所があるので、ここをヤスリで削って軸を抜き、分解しました。右側が、その分解した蝶番。

次の左下の写真は改造したバネです。ペンチ2個を使って力まかせの改造でした。右側が出来上がり。

改造したバネを組み込んで組み立て直したのが、一番下の写真です。案外簡単でしたね。軸が抜けないように、はずすために削って細くなった部分を曲げました。

カバーの板は、当初100円ショップで買ってきたPP板を使ったのですが、ドアのヒンジを避ける必要があることと、我が家のドアは真っ平らではなく、モールの出っ張りがあるので、そこを乗り上げる必要がありました。

カバーの板の端を曲げて、ドアモールは乗り上げるようになりましたが、ドアヒンジの出っ張りをクリアするため、さらに加工が必要でした。それで、あっちこっちに山谷を折っているうち、なあんだ波板を使えばいいじゃん、ということで、家に余っていたポリカーボネート製の波板を使ったのです。

ポリカーボネート製の波板は安くて強靭ですし、写真のように、出っ張ったドアヒンジもクリアし、ドアモールもうまく乗り上げてくれました。

ドア指さはみ防止

これなら、不用意なドア挟み込みの危険性は回避できそう。 猫さんだけじゃなく、ヒトの幼児にも有効かも。

ドアの動きに追従するカバーをつくるということ

今回の目標はひとつだけ。「ドアの動きに追従するカバー」を作ること。

一応達成しているとは思いますが、方法は他にもあると思います。

例えばロールカーテンのような仕組み。 ロールカーテンって、引っ張れば引っ張っただけ、巻き込んである布がゾロゾロ出てきますから、これを縦に使って本体をドア枠に固定し、カーテンのはじっこをドアに固定しちゃう。すると、ドアの動きにつれて布が出てきたり、巻き込んだり。布にある程度の厚みとコシがあればカバーになりそうです。

今回は、部品が蝶番とカバーに使った波板のふたつだけ。でも、蝶番の改造がネックです。軸を抜くためにはヤスリ(金属用)で削る必要がありましたが、そんな道具は一般的ではない。高い工具ではないんですけどね(数百円)。で、そもそも私はグラインダーを使ってしまいました。砥石がモーターで回るヤツです。ちょっとズル。 なにしろ、道具フェチの日曜ダイカーですから。

ちょっと検索してみました。半円形の断面を持つ柔らかい樹脂製(ゴム?)のカバーがありましたけど、ドアの開きが制限されるでしょうね。でも、90度位しか開かないドアなら有効そうでした。

しかし、それにしても、私のは見た目が良くないです。 波板むきだし、蝶番モロ見え。 私のセンスのなさがバレてしまいましたわ(え?とっくに?)。

copyright of this chapter ©2007 花水木 all rights reserved

もうずっと昔の話ですが、動物病院にいったら、中型犬が あたり一面に血をまき散らしていました! その犬、尻尾の先をドアに挟まれてかなり出血していたのですが なにしろ愛想の良い犬だったので、待合室の全員に思い切りシッポを振って ご挨拶していたんです! シッポを振れば振るほどピュンピュンと血が飛んで(ひぇ~~) 人間にもソファにも壁にも、血しぶきがかかっていました!(^^;)
上記ドア指はさみ防止対策がそのお宅にしてあれば ワンちゃんのシッポも病院の壁も無事だったのに・・・

by 管理人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA