里子に行った猫さんたち:モネちゃん
モネちゃん その1
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2001年7月22日、午前1時半のことでした。
私はすでに布団にはいっていたのですが 「ビャー、ビャー」という、子猫の必死な鳴き声に 目が覚めました。 うちのねこ達が全員窓辺に集まって、外を覗いています。 そして、網戸の外側には、生後3ヶ月くらいの子猫が 蝉のように網にへばり付いて、うちのねこ達に、 懸命に救いを求めていたのです。
すぐに外に出て子猫を保護しました。 お母さんを捜して泣き続けていたのでしょうか、子猫の声は ガラガラに枯れて、無惨なかすれ声となっていました。 体もやせて、耳ダニがついていました。 少なくて数日、多分10日以上も、ひとりでさまよっていたと 思われました。
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アイラインが きれいな 美人さん。 このときは まだ痩せて 顔がとがってます。
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ヒトに慣れているような部分と、 慣れていないような部分とを 併せ持った子猫でした。 可愛がられていない飼い猫の子か、 または半分公認された野良猫の 子供なのではないかと思いました。
耳ダニの駆除をする一方で 里親さんを捜しました。 これ以上ないくらいにすばらしい方から お申し出がありました。 それがMoelさんです。
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この、綺麗な色をみてください。 まるで、暗い空がだんだん明るくなって たなびく雲の間から、 輝かしい朝日が射してきた、 そんな、夜明けの薄明かり雲のような ステキな模様のねこさんでしょう?
フランスを代表する印象派の画家に モネという人がいます。 モネの描いた「印象・日の出」という名画が ちょうどこんな色合いなのです。
そこでMoelさんは、この子猫に、 「モネ」という すてきな名前をつけてくれました。 ぴったりでしょう?
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今、モネちゃんは、Moelさん宅で それは幸せに暮らしています。 先住猫のナギちゃん(男の子)とは ごらんの通り、ラブラブです。 やんちゃな女の子灯ちゃんも加わって モネちゃんのニャン生は、今最高に恵まれています。
Moelさん、どうもありがとう! モネちゃん、よかったね! ナギちゃん、灯ちゃん、仲良く幸せにくらしてね!
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なお、このときの里親募集には 当時まだHPを持っていなかった 私の為に、”ニムラブス”(現在サイト閉鎖)のコナ様が わざわざ里親募集掲示板を作って くださいました。 改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
モネちゃん その2
モネちゃんの成長した姿です。体の模様がはっきりしましたね。
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モネちゃんと、ナギちゃんと、灯ちゃん。 ごらんの通り、仲良しです。
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どんな夢をみているのでしょうか。 昔、たった一人でさまよっていた頃のこと、 今でも覚えているのでしょうか。