里親募集ページ/ウェブサイトの作り方

ブログサービス利用ではなく、自力で里親募集サイトを作る場合や、すでに持っているサイト内に里親募集ページを作るときのコツです。

里親募集ページ/HPの長所と注意点

【長所】

・自由にレイアウトやデザインができる
 レイアウトやデザインはすべて自分で考えるため、とても自由です。 もちろん、一見ブログ風デザインで作ることだって可能。

・要点が非常にわかりやすいページを作れる。
 上記にもつながることですが、自由にデザインできるため、迷子になりにくい、 わかりやすいページ/サイトを作ることができます。

・更新のプレッシャーがない
 ブログはどうしても「更新しなくちゃ」というプレッシャーが生じがちですが、 里親募集ページ/サイトなら、それがありません。 その分、里親募集掲示板への投稿や里親交渉に時間をかけられます。

・必要に応じてブログにリンクすれば、さらに充実する
 普通のHTMLで作った里親募集ページで募集要項を、日々の様子はブログで、という構造が、一番わかりやすい形式ではないでしょうか。

【注意点】

・ある程度のHP作成知識が必要
 ある程度のHTML等の知識、または、HP作成ソフトが必要です。

・パソコン環境が必要(携帯電話では更新できない)
 通常、自宅のパソコン内でまずページを作成し、それからサーバーに送信します。 また、送信のためのツール(FTPツール)なども必要となります。

・リンクを集めるための努力を自分で行わないとならない
 ページを作っただけでは絶海の孤島と同じ、アクセスを呼ぶためには リンクを自分で作ったり頼んだりしてまわらないとなりません。 これがかなり大変。

・更新を忘れがち
 ブログのような更新のプレッシャーが無いのはよいが、そのため、 作ったまま、何ヶ月も放置されている里親募集ページをよく見かけます。 「年齢が記載内容と違う」など、トラブルのもとになりかねませんから要注意。

猫

まずは1ページ作れば良い。ただし、考えて作ろう!

多頭飼育崩壊とかで、何十頭もの猫たちを何人もが世話をしている、というような例をのぞき、 普通の里親募集であれば、まず1ページだけ作ることを考えましょう。 もし必要があれば、様子をみながらページ数を増やせばよいでしょう。

私も里親募集の時は通常、自分のサイト内に1ページ作るだけです。 やぼったいデザインの、素人丸出しって感じのページですが・・・

実はこれでも、私なりに色々考えて作っているんです。 秘策(って言えるほどじゃありませんが)はすべてここ書きますから、どうぞ参考にしてください。

子猫

里親募集ページ作成の心得。

◇読みやすく、わかりやすく、ストレス無く 

あなたが考える「最も理想的な里親さま」をターゲット層にしたページ作りを心がけましょう。

多くの人が求める理想の里親像とは、多分、こんな家族じゃないでしょうか。 堅実なお仕事についているお父さん。 お母さんは専業主婦か、フルタイムではなく短時間仕事している人の方が、猫に時間をかけられていいな。 子供はすでに手のかからない年齢。もちろん動物の扱い方もわかっている。 ペット可住宅、できれば庭付き一戸建て持ち家なら最高・・・

持ち家で、子供はすでに手のかからない年齢、となれば、常識的に考えて、 30代後半~熟年のご夫婦、というところでしょうか。 働き盛りです。

と同時に、10代20代の頃の、爆発的な体力は失われつつあり、 目も・・・早ければ30代後半、遅い人でも40の後半には老眼が始まり でもまだ「老眼鏡なんか不要!」と頑張っていたりします (^_^)。

もしあなたの理想の里親像が、上記のような年齢層であれば、 徹頭徹尾、その年齢層の立場に立ったページ作りを心がけてください。

◇デザインに凝る必要はない

見やすいレイアウトが一番です。

奇抜なデザインや、最新技術を使ったページ作りは必要ありません。 むしろ、ふつうの人が一生懸命作りました、というページの方が 親しみやすいのではないでしょうか。

◇小さすぎる文字はダメ、文字サイズのピクセル指定はしない!

読みやすい大きさの文字サイズにしましょう。 疲れた目や、老眼や、弱視の方も読めるよう、大きめの文字サイズを心がけます。 里親さまは、何カ所も探し回るのが普通です。 小さな字は、デザイン的にはカッコイイかもしれませんが、 疲れた目の里親さまは読んでくれない(読めない)かもしれません。

また、文字の大きさをピクセル指定しないようにしましょう。 ブラウザで文字サイズを自由に縮小・拡大できるようにしておくべきです。

猫アイコン

総務省発表「平成25年版 情報通信白書」 によれば、インターネット利用率は、13歳~49歳までは9割を超えているのに対し、それ以降の年代は利用率が低くなっています。が、それでも、80歳以上でさえ約25%がネットを利用。息子夫婦と同居しているおじいちゃんが、孫と一緒に子猫を探しているかもしれませんヨ。  

◇文字の表示サイズ「最大」にしてもあまり極端にくずれないレイアウトで。

デザインに凝りすぎると、ブラウザ上で文字の表示サイズを大きくした場合、 文字が重なったりして読みにくくなります。 文字サイズを「最大」にしても極端にくずれないレイアウトを心がけましょう。

猫

◇ナローバンドでもストレスないくらいに軽いページ作りを心がける

里親さま宅が光ファイバーやADSLなどのブロードバンドであるかどうか分かりません。 ADSLであっても、郊外はあまり恩恵を受けられず速度が遅かったり、 また、私が今住んでいるような田舎だと、そもそもブロードバンドが来ていなかったりします。

遅いナローバンドでもストレス無く見られるページ作りを心がけてください。

◇一番上の画像は軽く、重い画像はページの下の方に

かわいい写真は、里親募集ページに必須です。

しかし、あまりに重すぎる写真をページトップに置くと、写真が開くのを待ちきれずに、 ページを閉じられてしまう危険があります。

ページの上の方に置く写真は、軽い写真にして、すぐに開くようにしましょう。10~20KBの写真なら、ナローバンドでもすぐに開きますし、 その程度でも十分に可愛い写真を置けます。

もっと大きな写真、重い写真は、ページの下の方に配置します。 ページ上の方の写真や文章を読んでいるうちに、下の重めの写真も つぎつぎ開いていく、という作戦です。

里親さまが決まったら、必ず終了メッセージを

ページの作りっぱなしはいけません!

里親さまが決まって幸せになったら必ず、ページの一番上など目立つところに 「祝!里親さまが決まりました♪」 などの、終了メッセージをいれましょう。

猫

⇒次は:多少はSEOも意識する(その1)

【猫の里親募集の仕方とコツ】記事一覧