里親募集ブログの作り方
ブログを始めるのは、一からHPを作るより、ずっと簡単です。 里親募集掲示板に書き込めるだけのPC知識があれば、あとほんの少しの知識で、 誰でも簡単に 自分のブログを作ることが出来ます。無料ブログサービスを利用して里親募集ブログを作りましょう。
ブログの長所と注意点
【ブログの長所】
・作るのが簡単!
画面の指示通りに入力していくだけで、まったくの初心者でも1日でサイトが持てます。
・誰でもプロ級のデザイン
デザインは、用意されているテンプレートの中から選ぶだけ。 誰でも最初からプロ級のデザインで作れます。
・一度設置してしまえば、更新がとても楽
掲示板に書き込むような感覚で、本文を入力するだけで更新できます。
・インターネットができる環境なら、自分のパソコンでなくても更新できる
自宅のパソコンが不調なときなど安心。
・スマホ/携帯電話からの更新も可能
会社の昼休みに携帯からメールして更新、なんてことも可能です。
・自動的にあちこちにリンクが貼られる
これが一番のメリットでしょう。ページトップカテゴリカレンダーなど、自動的にあちこちにリンクが貼らます。 また ping も勝手にとばしてくれますから、自分でリンクを貼って歩く手間が大幅に縮小されます。
・お友達作りが簡単
同じブログサービスを使っている者同士が交流しやすいよう、色々な設定がなされています。
【ブログの注意点】
・更新しなきゃ、というプレッシャー
ブログは、更新すればするほどアクセスが増える傾向があります。 毎日更新しなきゃ、というプレッシャーを感じるようなら要注意です。 更新より、里親さまへとの交渉の方がずっと大切です!
・コメント回りのプレッシャー
コメントを残してくれたら、こちらもその人のブログを訪問してコメントを残さないと、 というプレッシャーを感じる人が多いようです(そんなルールはないんですが)。 コメント回りは時間がかかるし、里親探しという観点からはあまり効果が期待できません。
・広告がわずらわしい
ページのあちこちに広告が表示され、それがわずらわしいことが。 特にGoogle Adsのような「コンテンツマッチ型」広告だと、 「格安!仔犬仔猫の在庫が豊富!」 なんて、動物愛護精神に反した広告が表示されることがあり、頭に来たり。 広告が出てほしくなければ、有料ブログを契約しましょう。
・突然の内容変更やサービス停止があっても文句を言えない。
無料ブログでは、文句も言えない
・サーバーメンテナンスがある
サーバーメンテナンス中は、書き込みや閲覧ができなかったりします。いつサーバーメンテナンスを行うかは、利用者にはコントロールできません。
・記事が時系列に表示される。
最初にカテゴリー分類をうまく設定しないと、わかりにくいブログに。
・自由にデザインできない。
誰でもプロ級のデザインが選べるのは利点ですが、ある程度の知識がないと レイアウトなど自由に設計できないという短所にもつながります。
・アクセス数に関する勘違いをしやすい
これは、実は大きなデメリットです。ほとんどのブログサービスに、アクセス解析やカウンターがついています。 ブログ初心者の人ほど、カウンターの数字に一喜一憂し、 「1日に50人もの人が見てくれている、これならすぐ里親様がみつかるだろう」 なんて期待して、ブログ更新に全力を注入してしまったりします。 が、これは実は大きなワナなのです。 なぜなら、その「50人」の中に本当の意味での里親候補者が含まれている確率は 相当低いといわざるを得ないからです。 特に「足跡機能」がついているブログサービスの場合、残念ながら、 アクセス者のほとんどが、自分のブログへ人を誘導する為だけに、 他人のブログにひたすら「足跡」を残して歩くスパム訪問だったりします。また、そのブログサービスやGoogleなどの自動ロボットの訪問もカウントされてしまっていることが多いです。
*古いデータですが、情報通信白書(平成20年版、総務省発表)の「ブログのコンテンツ量の推計」によると、 2008年1月現在において、ネット上の公開国内ブログ総数は約1,690万、 記事総数は約13億5,000万件、データ総量は約42テラバイト。 これは本に換算すれば約2,700万冊分に相当するそうです。
2008年の時点でこんなにあったのです。当然、現在はこれよりはるかに増えている上に、今は、当時はまだ流行していなかったもの(SNS、動画サイト、等)もあります。
保護主さんの中には、ブログさえ作れば、あるいはツイッターなどにアカウントさえ作れば、簡単に情報発信できると勘違いしている人がいますが、 この数字を見れば、世の中そんな甘くないことがわかると思います。
ブログタイトルは、里親募集が目的だと分かるものにする。
里親募集のためにわざわざ作ったブログであるなら、里親募集ブログだとわかるタイトルにしましょう。 次のタイトルのうち、里親希望さんが思わずアクセスしてしまうのはどれだと思いますか?
(1)「みぃのお部屋」
(2)「ももちゃんの幸せさがし」
(3)「黒猫兄弟、里親募集中!~京都~」
(1)のようなタイトルは多いのですが、これでは何のブログかさっぱりわかりません。
(2)は、一生懸命考えたタイトルだというのはわかります。 でもこれも、 「ももちゃんという名前の猫の里親募集ブログ」かどうかは、 中を見るまで分かりませんよね。 「ももちゃん」というHNの中年女性が結婚相手を探しているブログかも(笑)
(3)は新聞の見出しのような、素っ気ないタイトルです。 ですが、もし京都周辺に住んでいる里親希望者さんなら、間違いなく、(3)にアクセスするでしょう。 それだけでなく、「うちの子と同じ黒猫ちゃん?じゃあリンク協力しようかしら」とか 「同じ京都か。そういえば友達が猫が欲しいといっていたな」等、他の人の目も引いてくれるかもしれません。
里親募集ブログは、あなたの趣味のブログじゃないんです。 里親さまを見つけるという使命を持ったブログなんです。 凝ったタイトルである必要はありません。 内容がわかるタイトルの方が効果があるだろうと、私は思うのですが。
カテゴリは計画的に。
ブログでは記事は時系列配置されます。 つまり、古い記事はどんどん下に沈んでいってしまう、というのが普通の配置です。 (逆の配置も可能ではありますが)。
いつ、誰が来ても、迷子になることがないよう、カテゴリは最初から計画的に作りましょう。
最低、次の3つのカテゴリが必要かと思います。 必要に応じてカテゴリを追加してください。
保護の経緯
猫の性別や年齢、健康状態、いつ、どこでその猫を保護したか、等
里親様へのお願い
里親さまにお願いしたいこと(完全室内飼い、不妊手術、等)や 問い合わせ先、メールに書いて欲しいこと、など。
日記
日々の様子。毎日書かないといけないというものではありません。
記事に毎回、その猫が里親募集中である文面を入れる。
訪問者は必ずトップページから訪問するとは限りません。 とくにブログの場合、トップページ以外のページから入る場合がとても多いのです。
どのページから見始めても、里親募集のためのブログだと分かるようにすることが大切です。
「そんなこと、タイトルやサイドバーに書いてあるよ」と思ったアナタ。 親切度がたりませんよ(*^_^*)
あなたは常に、初めて訪れたブログの隅から隅まで舐めるようにカンペキに読みますか? 里親さまは我が子候補を探して、何カ所もネットサーフィンしているんです。 目は疲れるし、集中力だって 「わかるだろう」じゃダメなんです。一目瞭然でなきゃ!
というわけで、すべての記事の最初か最後に、たとえば下のような文章をいれることをお奨めします。
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この三毛猫みけちゃんは現在、里親募集中です。 大阪周辺にお住まいの里親さま、お問い合わせをお待ちしております。 詳細や連絡方法は【里親さまへのお願い】をご覧ください。
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このような文章を入れる利点は、その方が親切だ、と言うこと以外に、もうひとつあります。 検索エンジン対策です。
もしあなたが里親希望者だったとして、猫ちゃんを探すとき、どんな言葉をいれて検索しますか? 「今日のごはんはおいちいにゃあ」なんて入れますか? 入れませんよね。
「猫 里親 大阪」とか入れて検索しません?
一方、毎日の様子を伝えるブログ記事の場合、その文章は上記のような 「今日のごはんはおいちいにゃあ」なんてものばかりであったりします。 「猫 里親 大阪」と探している里親さまは、「今日のごはんはおいちいにゃあ」しか 書いていないブログ記事には永遠にたどり着けません。
だからといって、毎回、文中に「猫 里親 大阪」といれるのは、 文章を考えるのが大変だし、無理にいれては不自然です。
上記のような文章を記事の前か後ろに入れるのであれば、 里親募集ブログとしてごく自然だし、毎回文章を考える手間が省けます。 その上、人間にも機械(検索エンジン)にもわかりやすいブログになります。
トップページはあまり重くしない。
里親さまのハートを掴もうとかわいい写真を沢山掲載する、その気持ちはわかります。 が、写真が多いとどうしてもページが重くなります。
ブログでトップページを軽くする方法は2つあります。
●トップページに表示される記事数を減らす。 初期設定(デフォルト)が10記事になっていれば、それを5記事に減らすことで、 重さを半分近くまで減らすことが出来ます。
●“続きを読む”機能を使う。 ブログではふつう、トップページでは記事の途中までを表示し、続きを読みたい人は “続きを読む”をクリックする、という設定ができるようになっています。 この機能を効果的に使えば、トップページの記事数を減らさずにぐんと軽くできます。
⇒次は:無料ブログを賢く利用する