里子に行った猫さんたち:マロン君

マロン君

 2002年の秋の風が吹き始めた頃。 夜、 「ニャアニャア」 という鳴き声を耳に立ち止まりました。 振り向くと、見知らぬ茶トラ君が。 その茶トラ君はとことこと歩いてくると、 当然のように抱っこされました。

 体を見て、あれ?と思いました。 去勢手術してあったからです。 手術も済んでいる人慣れた猫なら、 捨て猫ではなくて迷い猫?
 すぐに、新聞広告を出し、獣医さん・保健所等へ 問い合わせるなどして、元飼い主さんを探しましたが 残念ながら見つかりませんでした。

 元飼い主さん探しから 里親さん募集に切り替えました。

 茶トラ君は、体重4キロの、綺麗な雄猫でした。 検査の結果、FIVもFelVも陰性。 マンソン裂頭条虫が寄生していましたが これは獣医さんで処方された駆虫薬を飲んで すぐに駆虫できました。 ここの写真は、保護直後のマロン君です。 痩せていますが、毛皮がきれいだし 肉球もぷよぷよと柔らかかったのでした。

 マロン君は、とってもスリスリと 甘えん坊な子でした。 これは、撫でているところを 写真に撮ったのではなく、 写真を撮りたいのに、スリスリ近寄って 全然写真が撮れないので、 茶トラ君を手で遠ざけている ところなんです(汗)

 10月9日、茶トラ君は 里親さん宅に迎えられました。 茶トラ君は「マロン君」と 命名され、とっても幸せな 猫さんとなりました。

 マロン君の里親さんは エイトテールさんです。 先住猫のメイちゃんが 早くうち解けてくれるといいな♪