まろ君、大怪我して現れる
12月7日は、20歳半で逝った愛猫トロの命日。あれから1年たちました。
その、トロの命日の朝。
私は必至で車をとばしていました。捕獲器のまろ君を連れて。
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まろ君は、数年前からときどき姿を見せていた雄猫です。飢えに耐えられないときや、大雪が続く時期などに、ふらりと現れては
「めしくれ~!」
と大きな声で鳴いて要求し、数日食べて体力がつくと、またどこかに行ってしまう。そんな風来坊の猫でした。
最近、まろ君の姿を見ていなかったのですが、もともと、気候の良い頃はあまり来ない猫だったのでそれほど気にしていなかったのです。
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2日前の朝、久しぶりに表れたまろ君の姿を見て、私は心底ギョッとしました。ひどい怪我!

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口元から首~肩にかけて、皮膚がベロンとまくれ、はがれた皮膚がぶら下がっています。腐臭もひどく、血と土で汚れ、無残きわまりなく。
直視に耐えられないほどの大怪我。いったいいつ、どこで、どうやって!?
あわてて保護しようとしましたが、シャーシャー警戒心が強く、近寄ることもできません。生粋の野良なんです。
すぐさま、捕獲の準備です。捕獲器を引っ張り出し、重さを正確に測ってメモし(あとで捕獲器ごとまろ君の体重を測定できるよう)、3段猫ケージを組み立て、保護部屋に使っている四畳を掃除。
そして、捕獲の試行錯誤すること2日間。12月7日のトロの命日に、ついに捕獲に成功したのです。
病院では、院長先生以下4名もの獣医師さんたちがまろ君のまわりに集まって、「どう治療するのがベストか」と相談。私は「トロの命日に保護した猫です、できることは全部してあげてください!」と頭を下げました。
壊死した肉を削り取り、皮を引っ張り合わせて何十針も縫い合わせるという、大手術となりました。
入院になるかと思ったのですが、夕方、うちに連れて帰ることができました。
見るからに痛々しい(涙)

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でも、シャーシャー怒りまくる元気はあります。夜、ヒルズのa/d缶を半分、夜中にカリカリを少し食べました。最上段のベッドもすぐに見つけてもぐりこみました。

しばらくは狭いケージ生活。野良さんにはかわいそうだけど、治るまで我慢してね。