猫話10話+α

***HP開設3周年を記念して、この1年間に 掲示板に書いた猫話から抜粋します。***

■第1話:痛い・・・(4月)■


昨夜のトロの甘え方はすごかった。


「撫でて~かまって~なでで~かまって~」
と 延々おねだりしていたのだが 何しろ夜中の4時半。 私は寝たい!
アゴの下をチョコチョコ掻いて、うとうと眠ると
「もっとぉ~」
と私の頬に冷たい鼻先を押しつける。
またチョコチョコ掻いて、また寝てしまうと
「もっとだよぉ~」
とお手々の肉球を私の顔にぐいぐい押しつける。
またチョコチョコ掻いて、でもすぐまた寝てしまうと
「もっとだってばぁ~」
と私の髪の毛をはぐはぐする。
またチョコっと掻いて、すぐまた睡魔に襲われると
「だからぁ。もっともっと」
と 今度は私のアゴをパクっと噛むのだ。 もちろん甘噛みだけど、それでも痛い。
仕方ないからまたチョコチョコチョコと掻いて さて寝ようとすると
「寝ちゃダメ~もっとぉ~」
と 私の頬を舐め鼻を甘噛みし私のおでこにモミモミする。 いくら可愛い猫といってもここまでくると相当うるさい。 私の顔はトロのヨダレと鼻水でべちょべちょになりつつあるし・・・

仕方ないから一度起きて猫缶をあげたらそれで忘れてくれた。
朝顔を洗ったらあちこちヒリヒリする。 血が出るほどではないけれど、あちこち噛まれたりモミモミされたりしたからね。

<↑上の書き込みに対するきなさんからのレス↓です。>

トロ

■トロたん日記■

夕べぼくは不思議な気持ちだった。 何かが足りないような・さみしいような。 それでママのところに行ってみた。 このヘンテコな気分を分かってくれるのはママだけだもの。
ママ?あのさ、ぼくさ・・・・・寝てんのかよ!
ぼくは押し付けてぐいぐいしてはぐはぐしてパクってして んぺんぺしてまたパクってしてモミモミした。 ついにママが起き上がって猫缶をくれた。 ヘンテコな気分は消えた。 ニンゲンってやつはいつまでたっても物を覚えてくれないのはモンダイだと思った。
朝、ママがお顔を洗いながら痛そうにしてた。 あれ?ぼく、なにかしたのかな?

(注:これはフィクションです^^;)

トロ

■第2話:トロの疑問(6月)■

冬の間に、「お風呂から出てすぐのママの膝は気持ちよい」ということを学んだトロ。 まだ体が濡れている時からフニュフニュ行ってくるようになって、可愛かったのです・・・
最近もお風呂から出るとすぐに喜んで膝に乗ってくるのですが、
「あれえ?なんか違う?」
と、 不思議そうに悩みながら降りてしまいます。
「気持ちよいはずにゃのに・・なんでキモチワルイの?」
とまだ理解できないみたい(笑)。
寒い時期は、お風呂から出たての膝は ほかほか暖かくて気持ちよいけれど 今の季節は暑いだけで気持ちよくないのよ~

トロ

■第3話:猫は人語を解する(7月)■

チャトランが、例によって、お尻を高く突き出して
「お尻ポンポンしてぇ~~」
と うるさくうるさくつきまとっていました。 私はちょうど虫さされのムヒを塗っていましたので、つい
「チャトラン、そんなにお尻ばかり見せていると 肛門にムヒ塗っちゃうぞ」
と からかいました。
そしたら、チャトラン、びっくりした顔をして 慌てて向こうへ行ってしまったんです。
「わ~チャトラン、今のは冗談だってば!」
というとまた戻ってきてお尻を差し出す。
やっぱり猫は人語を解しているに違いない。 あのチャトランの反応、 つい解しないフリを忘れて、本気にして 逃げてしまったとしか思えませんが・・・?

チャトラン

■第4話:オリンピックに勝て!(8月)■

さてテレビを見ようとクッションにもたれたら なんか臭い? トイレを見に行くとこんもりと埋めていないウン○。 掃除して、さてまたテレビを見ようとすると まだ臭い? ウサギトイレもちょいちょいして、さあもう大丈夫か? いや、まだ臭い! レオがどこかにまたマーキングしたのか?


レオは、見知らぬ成猫が現れると 必ず1回マーキングします。 窓とか、かべとか、よくするところを 四つんばいになってクンクン嗅ぎまわりましたが どこだかわかりません。 気になるなあ・・・と思いつつも ついオリンピック観戦。 これが昨日の話です。
今日も、いつもの席に座りながら まだなんとなく臭いなあ・・・・
また四つんばいになって、あちこち嗅ぎまわり でも場所がわからず。 やれやれとクッションに頭を乗せて さあオリンピックだと見始めたが じっとしていると臭いが気になるんですよね。 どこにオシッコしたんだろう?

とつぜん、ひらめき、 頭の下のクッションの臭いを嗅いだら

これだ!

今まで知らずにオシッコつきクッションに 頭を乗せていたのでしたぁ!!! どわぁぁん!

これは犯人はレオだ、絶対! こういう事をするのはレオだけだから。
子猫を保護したときや 忙しくてかまってやれないときなど レオは私の顔を見ながら、わざと私の目の前で 私の洋服などにオシッコするときがあります。 今回はこのクッションにもたれて 毎晩オリンピックを見ていたので レオはクッションに復讐したらしい。 そういうときは無理矢理出すから 量が少なく、だから私は気づかないまま 臭い臭いと思ってオシッコクッションに 頭を乗せていたようです。

レオの嫉妬心にやられた・・・ 可愛い奴め!

レオ

■第5話:アンタなんか嫌いっ(8月)■

うちの動物達、全員が仲良しというわけにはいきません。
犬のラムと仲良いのはトロとビクだけです。 チャトランは恐くはないがあまり好きではない。 レオとちびまる太は内心少し恐いが知らん顔を装っている。 みけとおつうは「大っ嫌い!近寄らないで!」です。
ラムを洗いました。 犬ってどうしてすぐ臭くなるんでしょうね? 猫と比べると、犬は体臭がずっとキツイです。 とくにラムは臭いような気が(汗)
洗うときは首輪ははずします。 あとで首輪も洗おうと、洗面所に置いておいて、 まずは犬本体をシャンプー。 この時期はドライヤーはしません。 完全に乾くまで首輪もお預けです。

さて、犬を洗って、ふと見たら、 みけが洗面所でひとり格闘していました。 ラムの首輪相手に(笑)。 ベシベシとネコパンチの往復ビンタ。
みけは犬は恐くて仕方がないが 首輪だけならなんとか相手にできるみたい。 腰は完全に引けていましたけれど(笑) 日頃のうらみをはらすかのように 何回もネコパンチ。

「嫌いよ! アンタなんか! 嫌い、嫌い! 乱暴にゃんだもん! こうしてやるぅ!」

非常に珍しいみけのヒステリーでした。

みけ

■第6話:おつうのテレパシー?(12月)■

今、おつうはキーボードの横にいます。 触っても撫でても抱いても平気です。 今日も獣医さんへ連れて行きたかったんですが・・・
獣医さんまで片道50分。 夕方の部は7時半まで。 つまり、6時半ごろまでにはつかまえないとむつかしい。
おつうは6時40分まで行方不明でした。 こ~~い~~つぅ~~~!!!

おつう

■第7話:犯人は?(1月)■

ふと見たら、猫さんの水飲みのまわりに水たまり。 お皿は重い瀬戸物のを使っているのでひっくりかえってはいませんでしたが、 中身はあらかた周囲にこぼれていました。 一人元気に遊んでいる子猫のハナが水の中に着地したらしい。
この寒い時期に、濡れたままで風邪を引いてはいけないと、すぐにハナを探しました。
「ハナ~」
と呼ぶとトロがフニャフニャ言いながら来ましたが
「ごめんね、今ハナ探しているの。ハナしらない?」
「んんんんなああああ」
「ハ~ナ~」
「んんなぁぁ」
「トロちゃん、お返事出来ていい子ね~ でもハナの方を呼んでいるんだけどな~ ハナ~~」
やっとハナを見つけて、体をチェック。 どこも濡れていません。
「よかった、それとももうペロペロしだの?」
ハナはじたばたして
「もっとあちょぶ~~」
と走っていってしまい・・・
トロが相変わらず私の跡をつけて歩いて、私の顔を見上げているので、いつもの甘えかと思い、
「トロ、お待たせ。はい、抱っこ」
と、抱き上げたら、トロの後ろ足がビチャビチャ。
うわっ、しまった、トロの方だったんだ! てっきり子猫のハナの方かと早とちりしちゃったけど そういえばハナが来る前までは、事件の第一容疑者は常にトロでした。 コイツの存在を忘れてついハナだと思いこむなんて、私としたことが!
トロに何回も過って、アンヨをごしごし拭いてあげました。 トロ、君はやっぱり良い子です。 濡れたら拭いてもらいに来るもん。 他の猫なら、失敗がばれないように隠れちゃうのにね。

ハナ

■第8話:ニアミス(2月)■

ハナがまずチーしました。 ビクがやってきて姿勢をとりました。 ハナはまだまだ子猫だしビクも小さい子なので 2ニャン余裕で並べるんです。
ハナは自分のチーをせっせと埋めましたが ふと、目の前に大もあることに気がつきました。
「あにゃ?アタチ、大もちたんだっけ?埋めなきゃだめにゃ?」
と、 くんくん臭いをかいでから、埋める仕草を・・・ その頭上ではまだビクが頑張っている!
「危ない!」
とハナを抱き上げた瞬間 ビクが香ばしい第2弾を・・・
もう少しで頭に直撃されるところでした!! ハナ~~気をつけてよぉ

猫団子

■第9話:ぐわぁ(2月)■


子猫のハナと6キロの立派な大人猫ちびまる太が 仲良く追いかけっこをしていました。 ちびまる太がひょいと家具の上に飛び乗りました。
ハナも続けて飛び乗ろうとしたが 前足の先が家具の縁にひっかかっただけで、ずりおちてしまいました。 そうしたら、ハナ、ちびまる太を見上げて
「ぐわぁ」
と一声奇妙な声を上げて 走り去ってしまいました。 よほど悔しかったらしい(笑)

優越感に浸るちびまる太と 「いつかは登ってやるにゃ!」ハナ

ハナ

■第10話:猫砂レポート協力ニャン(3月)■


「シリカサンド」が“使用済み”となりましたので 新しい砂「キャットメイト ニオイをとる砂」にいれかえました。
例によって、取り替え最中から興味津々のトロ。 新しい砂がはいると、早速
「すぐテストにゃ~ん!まずは掘り掘り~~」
と、掘る!掘る!掘る! いれたばかりの砂がまたザクザクトイレ外に飛び出すほど掘る!
そこへやってきたハナ、ハナは本当にしたくてやってきたのです。 隣のトイレに入ってちっちゃなウンニョをモリモリっとしました。
たちまち気がついたトロ
「埋めなきゃ~ボクが埋めてあげるにゃ!どいて!」
とハナを鼻先で押しやる。 ハナ、よろけて、出したばかりの、まだ柔らかくてほかほかしている上に
「ぶにゅ」
とステップ・オン。 アンヨにべっとりついたウンニョに、びっくりしてダーッシュ! あわてて追いかける私。
「ハナ~~!こっち来なさい!ウンコアンヨで走り回るな~」
・・・やっと捕まえてアンヨ洗いました。 朝っぱらから大騒ぎでした。
(2005.4.10.)

ハナ