猫話11話<掲示板より抜粋>

***HP開設2周年を記念して、この1年間に掲示板に書いた猫話から抜粋します。***

■第1話■

先ほど、ふと見たら、トロの歩き方が変なのです。 左後ろ足を地面に着けられないようなのです。

また爪を折ったのか? この猫は爪折り3回の前科者だから・・・

「トロ、どうしたの」と呼びかけると、 情けない顔をして、あんよプルプルさせているのです。

慌てて抱き上げて足をチェック。 巨大な血豆のようなものが出来ている・・・

血豆?

いや、違う・・・ ウサ糞だぁ!

適度な湿り気と粘りけを持ったウサギの軟便が 伸びすぎた爪に串刺しになって張り付き、 それが気持ち悪くて足を地面に着けられなかったようです(爆)

どうしたら糞が爪に串刺しになるの? 意図的に串刺ししようとしても、なかなかできないよ? やっぱり変な猫だぁ~~

トロとフー

■第2話■

昨日。

同居人が出かける前の準備でバタバタしていました。 本当にバタバタするんです。 モウレツに焦りながら、ドタドタ走り回る感じでバタバタするんです。

それを冷ややかに見つめていたレオ。 予定時間を6時間オーバーして、やっとこさ同居人が出かけた途端に 私の顔を見上げ膝に手をかけて
「にゃあ、にゃあ、にゃあ?」
通訳すると
「やっとアイツでかけたね?さあ、帰ってくるまでママの時間は すべてボクのものだよ!まず抱っこして」
と言っているらしい。 同居人がバタバタ大騒ぎした跡は、何日かいなくなることを レオは学習しているのです。

今日は良いお天気だったので、猫の額ほどの庭の草むしりなどしようと 思っていたのですが、そんなことレオが許しません。 窓にへばりついて
「にゃあ、にゃあ、にゃあ、にゃあ!」と
最初の‘に’の音にアクセントを置いて鳴き続けるのです。
「何しているの!早く家に入りなさい!」
と怒っているのです。

レオが一番嫌いなのは、私の姿が見えるのに、 自分の手の届かないところにいると言うこと。 窓のすぐ外とか、レオが入れないお風呂の中とか。 私がレオの手の届く範囲に戻るまで、ずっと鳴き続けます。 鳴いて、鳴きすぎて、声が嗄れるまで鳴くのですから 草むしりなんて出来ません。 すぐに切り上げて家の中へ。

同居人の話では、私の姿さえ見えなければ、 機嫌良く留守番しているらしいのですが、 同居人が家の中にいても私の姿が窓の外に見える間は ずっと鳴き続けるそうです。

かわいい~~~~~~~~~~~~~~~~~

レオ

■第3話■

おつうが、襖に開いた穴から押し入れの中に入っていったが、 しばらく後

ガラガラドッシャーン!!

という音と共に、シッポをタワシにしたおつうが穴から飛び出してきました。

以来、押し入れの戸が開きません。 中で荷崩れしているらしい。 さて、どうしたものか?

おつう

■第4話■

少し前に、おつうが押し入れの戸穴から中に入り、

ガラガラドッシャーン!!

という音と主に、シッポぱんぱんに膨らませて飛び出してきた、 それ以後押し入れの戸が開きません、というカキコをしたのですが 覚えていらっしゃいますでしょうか。

さて、今日やっと、建て付けの悪い押し入れの戸を外し、中を整理しました。 見事に土砂崩れしていました。

そして、5分ほど前・・・

襖戸に開いた穴からおつうが中にはいりました。 そして、しばらくすると、

ガラガラドッシャーン!!

またシッポをタワシのように膨らませて おつうが飛び出してきました。

おつう、少しは学習せいよ!

(私が中の収納方法を変えた方が早そうですね・・・汗)

おつうの顎

■第5話■

買い物に行って帰ってきたら、なんか家の中が臭い。 猫トイレを綺麗に掃除してもまだ臭い。

で、よぅく見たら・・・ 畳の上に茶色い筋が3本も!!

まずは容疑者捜し。

真っ先に疑われたのは前科何十犯のおつうでしたが、 おつうのお尻はとっても綺麗、鼻を近づけてもあまり臭いません。 次に疑われたちびまる太、子猫時代は原因不明の 下痢を3ヶ月も続けた子でしたが、今は綺麗。 トロとビクのお尻も合格。 レオのお尻は、んんん、これは小をした直後だったらしい(笑) チャトランのお尻もまあ綺麗。

と、なると、まさか美少女アイドルのみけちゃん?

みけはどちらかというと便秘気味の子で、 こういう事はいままで一度もなかったのですが・・・

捕まえてお尻を見て納得。 どうやら一番の犯人は私だったらしい。

つまり、みけは私のロングヘアーを飲み込んでしまったんですね。 で、ウンが数珠繋ぎになって・・・

キレが悪いから畳でズリズリお尻歩きして拭いたのでした。 みけの菊の御門から、髪の毛の切れ端が出ていました。 試しにそっと引っ張ってみると、するりと抜け出ました。

みけちゃん、ごめんねぇ! ママが悪かった!

みけの口にバターの切れ端をちょろりと入れてあげました。 ウンの出が良くなると聞きましたので。 もしまだ髪の毛が体の中に残っていたとしても すんなり出ますように。

いっそショートカットにしようかしら? その方が猫達には安全ですよね。

【注】
猫が紐などを飲み込んで肛門からその先が出ている場合、 簡単に引き抜ける場合を除き、無理に引っ張り出そうとしないで下さい。 紐が体の中でどうなっているかわかりませんので 無理に引っ張ると腸を傷つけたり中で絡まったりする恐れがあります。 心配な時は獣医さんへ。

みけ

■第6話■

紐といえば・・・

うちの壁には高さ2mほどの所に棚板が打ち付けてあります。 猫達の遊び場所です。

その棚の上から、ちびまる太がいきなり
「おえ~~~~!」
とゲロゲロをまき散らしました。 ゲロゲロの中には細いビニール・・・

多分同居人の仕業です。 タバコの箱を開けるときに、細いビニールのテープみたいなものを引っ張って ビニール包装を剥がすでしょう? あれです。 ちゃんとフタ付きのゴミ箱に捨ててくれないから ねこが飲み込んでしまうんです。

もう少しでゲロゲロのシャワーを浴びるところだった!

危ないところでした。 ゲロゲロのシャワーは1回あびれば十分です。 (はい、以前、おつうにシャワーをあびせられました。暖かかった・・・爆)

それにしても、ねこのビニール好きは危ない危ない。 何であんなものを食べるんでしょうね。 困った奴らだ。

ちびまる太

■第7話■

2日続けてトロが災難に遭いました。

うちは掘り炬燵です。 夏場は炬燵布団を外して、そのまま使っています。 膝が悪い私にはその方が都合がよいので。

トロが掘り炬燵の中に隠れて、他の猫を狙っていました。 そして、ジャンプ! 飛びつこうとしたのですが、

相手の猫しか見ていなかったので、自分がどこにいるのか忘れたようです。 飛び上がった瞬間に、
  ゴン!
と、音がしました。

高く飛び上がりすぎて、 頭を炬燵の裏に思い切りぶつけたのでした。

そして、今日も。

今日は、ドドドーッと追いかけっこをしていました。 ビクは、掘り炬燵の四角い穴を逆三角に低く走り抜けて 敏捷に逃げていきました。

追いかけていたトロも続いて斜めに飛び越えようとしたのですが
   ゴン!
体をかがめずにそのまま駆け抜けようとしたので 炬燵の縁に頭を思い切りぶつけてしまいました。

2日続けて見てしまった(笑)

箱にもぐるトロ

■第8話■

ついさっき、大失敗しました。

おつうが大の最中だと言うことに気が付かずに 「ごはんよ~」を猫達を呼んでしまったんです。

野良時代が長かったおつうは、量はあまり食べられないくせに 食べ物に対しては誰よりもどん欲です。

おつうはトイレを飛び出してきてしまいました。 猫トイレから、台所まで、点々と落とし物をしながら。

あ~あ。

おつう

■第9話■

トロが、また、首輪をなくした。 (今までに何回同じことを書いただろうか?)

首つり事故防止のため、首輪は体重がかかるとはずれるように細工してある。 そのせいでトロはよくなくすのだ。 同じ細工をしてあっても他の子達は滅多になくさないのに何故だろう?

いつも変なところから出てくるので、今回もどうせ とんでもないところから出てくるだろうと、むしろ楽しみにしていた。

晩ご飯は今日はお鍋。 「白菜でしょ、大根でしょ、しいたけに、しめじも入れて」 と、冷蔵庫の野菜室を開けたら、 なぜかトロの首輪が白菜の上にちょこんと乗っているのを発見!

これはフェイントだったなあ。 まさか冷蔵庫の野菜室の中とは。 一体、いつどうやって、野菜室に首を突っ込んだの? 多分閉まりそうになって慌てて首を抜いたときに 首輪だけ抜け落ちたのだろうけれど。

冷蔵庫に閉じこめられたらどうする気だ!

トロ

■第10話■

外は大雪なので、春までは、洗濯物を外で干すことはできません。 今の内に外で使っている洗濯ばさみを洗うことにしました。

洗濯物は洗濯しても、物干し竿や洗濯ばさみはついつい忘れて、しばしば汚れたまま使ってしまいます。 取り込むときに、薄黒く跡がついていると「あちゃ~」となりますよネ。

とりあえず洗濯ばさみはプラスチックの洗い桶に集めました。 大きめの四角い桶です。 が、他に、あれこれ用事があって、ついついそのまま洗面所に置きっぱなしにしていたら。

チャカ、チャカ、チャカ・・・ と、変な音。 見に行くと、トロが洗濯ばさみを引っかき回している。

「トロちゃ~ん、洗濯ばさみにじゃれようとしているの~ それおもちゃじゃないんだけどな~」

と見ていたら、んん?様子がちょっと変?

あっと気が付いて、桶の中を覗くと 例の薫り高い黄色い液体~~~!!

「トロ~~~!!!また間違えたのぉ~~」

洗濯ばさみでじゃれていたのではなく、 洗濯ばさみで砂かけしていたのでした!

それにしても、猫砂と洗濯ばさみを間違えるなんて、 どういう思考回路をしているのか? さすが「しぇんたくばしゃみ団」の親分だにゃあ!

いちおー写真も撮りましたが、写真ではトイレ後とはよくわからない・・・。 どうせなら大をしてくれれば写真でもバッチリ分かったのに(←なんつう話・・・大汗)

■第11話■

今回のグリーンジャンボは忘れずに買ったんです。 連番で10枚。

家に帰ってから、おつうに見せ、
「お前のニャン通力で当ててね~」
と頼み、 おつうの鼻の脂を塗っておきました。

そういえば、もう発表になったかなと 先程調べてみたら、 当たっている!! 3000円だけど。 でもでも! 300円以上当たったのは初めてです。 連番10枚を3000円で買ったから 差し引き300円の儲け。 う~ん、ちょっと少ないにゃあ。

おつうに
「3000円じゃなくて もう少し大きな金額当てて欲しかったなあ。 お前の治療費は30万かかったんだぞ。 せめてその30万を返してよ~」
と抱きしめてやりました。

おつうちゃん。 3,000円ではなく、 300,000,000円当ててね~~ 次回はゼロの数間違えないで。

「アタイはネコだぜ! そんなに沢山のゼロ、 数えられるわけにゃいじゃん・・・」

おつう

 おつう