まろ君にもコロナ禍の影響が
まろ君のウンチを動物病院で調べてもらったところ、マンソン裂頭条虫と壺形吸虫の卵が見つかりました。
当地のような田舎では、外で暮らしている猫にマンソン君が寄生しているのはデフォルトといってもよいくらいに普通にあること。あまりによく聞く虫なので、私は「マンソン君」と愛称(?)で呼んでいるくらい。
そして壺型吸虫はマンソン君と一緒に見つかることの多い虫です。 どちらもカエルやヘビを中間宿主とします。当地のような田舎では、都会の野良猫とちがい、ゴミ箱漁りをしたくてもゴミ箱がそもそもありませんから、どうしてもカエルなどを捕食して飢えをしのぐ必要があります。寄生されているだろうことは最初から想定内でした。
想定外だったのは、パンデミックの影響。
マンソン君・壺形吸虫を駆虫する薬は2種類あるそうです。錠剤と、注射と。
錠剤は、私自身も数匹に使った経験がありますけれど、大きくて苦い錠剤です。しかもまろ君の体重だと4~5錠も飲ませないといけない。シャーシャー魔王のまろ君を押さえつけて何錠もの大きくて苦い錠剤をのませるなんて、私一人では絶対不可能、動物病院で無理やりというのも非常に困難です。
となると、注射での駆虫が確実でよいのですが、なんとコロナ禍で薬がない!
外国製の薬なので、飛行機で運んでくるそうです。ところが便数が大幅に減少しているため、人や人間用が優先され、動物用の駆虫剤まではなかなか乗せてもらえないらしい。そのため、かなり前から複数のルートで注文をかけてるが「いつ入手できるかわからない」とか。
あちゃー!
薬だけでなく、外国メーカーの療法食なども品薄状態だそうで、ああ、猫達にまでコロナ禍の影響が(涙)・・・
マンソン君も壺形吸虫も、猫→猫に直接感染する寄生虫ではありませんので、その点は気楽なのですが、せっかく保護したついで、寄生虫も落としておいてあげたかったのになあ。間に合うのかなあ?
お陰様で、傷は順調にふさがってきています。
【閲覧注意!】傷の無修正写真です。敏感な方はご注意ください。⇒無修正画像はこちら
と、パチパチ撮影していると、「カッ」と振り向き睨むまろ君。
でも、昔のように飛びかかってくることはなくなりました。そのうちに私の目の前で丸くなって寝る準備にはいってくれました。
傷口にカサブタができては引っ掻いて少々出血、それがまたカサブタになって、と繰り返しているので、箱にも少々血がついたりしています。箱も青く塗っているのはそれを隠すためです。