愛猫トロ、20歳6か月と4日
とうとう、
・・・
水も受けつけられなくなった。
口の中に水滴をいれても、
・・・
むせて苦しそうにするばかりで、
全部零れ落ちてしまう。
これではかえって体力を消耗させるだけだ・・・
それなのに、まだお漏らしする。もう体の中に水分なんて残っていないだろうに。
鼻の頭の皮膚もなぜか荒れてしまった。
トロがまだ2歳の猫であれば。何をしてでも、何としてでも頑張ってもらうのだけど。
今のトロに、これ以上、要求するのは、残酷なだけだろう。
こんなになってしまっても、
膝にのせればわかるようで、それがさらに切ない・・・
栄ちっちが心配そうに覗きに来る。トロを励ますかのように舐めてくれるのはよいが、一緒に膝に乗ってこようとするのは、かわいそうだけど遠慮してもらわないと。
私の膝は成猫2ニャンをのせられるほど広くないし、トロにはもう栄ちっちの体重に耐えられる体力は残っていないのだから。
栄ちっち、
泣いているの?
もう、ほんとうに、いよいよ・・・
今晩からは私もサークルに入って、夜も一緒に寝ます。
【愛猫トロ、20歳6か月と4日の朝、無事に迎えられました。】