愛猫トロ、20歳5か月と30日
トロは抱っこが好き。
抱かれると、表情がとても和らいで、
すぐにウトウトしはじめる。私にとっても幸せなひとときなのだが。
トロはお尻が弱くなっているので、頻繁におもらししてしまう。そのため、ペット用オムツも購入してある。通院時など、何かのときに使うかもしれないと思って。
幸か不幸か、まだ使ったことはないのだが、ちょっと実験したくなった。
「このオムツ、元気な猫にも使えるのかな?」
というのも、商品を広げてみて私がふと感じた疑問。
「犬猫用となっているけけど、これ、犬用では?犬の体型にあわせて裁断したけど、猫にも使えるサイズではあるから、犬猫用として販売してるのでは?」
そう思ったのは、20年程前にオムツ猫と暮らした経験があるからだ。
当時は猫専用の紙おむつなんてなかったし、もしあったとしても嫌になるくらい高額だった。だから自分でオムツカバーを手縫いし、人間用生理ナプキンに尻尾穴をあけて代用していたのだ。猫が何をしてもその行動を妨げないよう、且つ、脱げないように作るのは大変で、何回も何回も試作した。
そのときの最終作と、この市販ペット用オムツでは、形状がかなり違うのだ。とくに目立つのが股ぐり。猫には浅すぎるのでは?
ということで、シロロたん、悪いけど実験台となってね。
うふふ。かわいい。
「にゃんですか、これは!?」
シロロは男の子だけど、ピンクやオレンジ色がにあってましゅよ。白猫の特権でしゅね。
「やだあ、ぼく、こんにゃオムツ!」
実験結果は。
しばらくこの姿でうろうろしていたが、やがてあっさり脱いでしまった。やはり犬用裁断のようだ(汗)
犬と猫は別種の動物である。同じような大きさでも、骨格も筋肉のつき方も柔軟性も違う。この商品より、人間の赤ちゃん用紙おむつに尻尾穴をあけて使った方が、まだ脱げにくいかもしれない?
【愛猫トロ、20歳5か月と30日、無事に迎えられました。】