インターネット里親募集:募集文の書き方

里親募集サイト/掲示板へ投稿するときの、コツや注意事項です。

まず下書きしよう

掲示板にいきなり書き込むと、書き忘れや書き間違いを起こしやすくなります。 まず、エディタに投稿文を下書きしてから、各掲示板にコピー&ペーストするようにしましょう。

*エディタ(テキストエディタ)とは、文字だけの文書ファイルを編集するツールソフトのことです。 代表的なエディタとして、Windows付属エディタである「メモ帳」や「ワードパッド」、 その他、「秀丸」、「エムエディタ」、「TeraPad」、「Jedit」などがあります。 エディタがよくわからなければ、メールソフトの草稿ページなどを利用しても可です。 要するに文章を作って保存できれば良いのです (^_^)。

募集文に必要な内容

下記項目を満たすように募集文を作り、その原稿を保存します。

里親募集掲示板などに投稿するときは、原稿をコピー&ペーストします。 メルアドなんか暗記しているわ、と言う人も、コピペする方が良いです。 何カ所も回っているうちに疲れてついミスタッチってよくあることですし、メルアドを間違えたら元も子もありません。

あなたの名前(ハンドル名、ニックネーム)里親募集は信頼が第一であるため、本名の方が印象が良いようです。しかし猫サイトを長く運営しているなど(誰も知らない)本名よりハンドル名の方が信頼を得やすい場合もあります。女性の方はフルネームではなく名字だけ書くことをお奨めします。ハンドル名の場合は、ふざけた名前は避けましょう。絵文字や特殊文字の使用も避けましょう。
あなたの emailアドレス間違えないように、まず下書きしてからコピペで記入されることをお奨めします。
 HP/ブログ/SNS/instagram/等のURLHPやブログを持っている場合は、そのURLを指定欄に書きます。たとえ猫と無関係なHPであっても、募集主さんのお人柄がわかり親しみやすくなりますから、書いた方が良いと私は思います。
募集文タイトル掲示板によっては、タイトルだけ一覧表示するタイプもあります。「2ヶ月のキジ猫兄弟(東京)」のように、募集している子の特徴や地域がパッとわかるタイトルがよいのではないでしょうか。時々「里親をさがしています」のようなタイトルを見かけますが、里親募集掲示板なんですから、探しているに決まっていますよね(汗)。
写真間違えた写真を貼らないよう、下書きに写真ファイル名もメモしておく方が良いと思います。
子猫

【本文にいれるべき項目】

  • 誠実な文章を心がける。
  • 性別・年齢・住んでいる地域に関係なく、どこの誰でもわかるように書く。
     【例】×江東区周辺の方 → ○東京都江東区周辺の方
     (東京都民でなければ区名だけではわからないことが多いです)
  • ギャル言葉やタメ口、絵文字、特殊文字は使わない。
猫の性別性別は重要です。分からない場合は獣医さんにみてもらいましょう。また、「メス」より「女の子」と表現する方が好まれる傾向にあります。
猫の毛色ブラウザやデバイスにより、色が違って見えたり、画像表示が小さすぎてよく分からない場合もあります。写真だけでなく、言葉でも簡単に説明しましょう。
猫の年齢(推定年齢)分かる範囲でなるべく正確に書いてください。
ワクチン接種、各種検査結果ワクチン接種の有無や、寄生虫検査、FIV(猫エイズ)・FeLV(猫白血病)検査の結果など、きちんと書いてある方が好感度大幅アップです。予定日でもOK。
場合により○去勢避妊手術の有無大人猫の場合は必須項目です。
猫の特徴や性格、健康状態などチャームポイントはしっかりアピールしましょう。もし健康上何かあれば、隠さず正直に書きましょう。
保護した経緯や、里親募集する理由どんな運命をたどってきた猫なのか、簡潔に書きます。
 譲渡できる時期離乳前の子猫や治療中の場合、いつ頃譲渡できるか。
 里親さまへの希望「完全室内飼い」、「不妊手術の実施」、「誓約書の記入」、「記念撮影」など。
自宅お届け「自宅にお届けします」という内容の記載は必ずいれてください。無い場合、まじめな里親募集サイトは受け付けてくれない場合が多いです。
保護地または募集地域忘れずに、必ず書いてください。
 URLHPやブログに、詳細や写真集、募集要項、アンケート等がある場合、そのページのURL。
猫

良い募集文を書くコツ

あなたが里親希望者だったら、どんな事を知りたいか?どんな人なら連絡しようと思うか? それを常に考えながら書いて下さい。 それが、良い里親募集文を書く、一番のコツです。

初めて里親募集掲示板を利用する方は、まず、他の人たちの投稿文をじっくり読んで、 お手本となる投稿文を探してみてください。 そのときは、自分が里親さまの立場に立って読んでください。

募集主さまの中には、肝心の猫の説明より、募集側の主張や希望ばかりを書いている人をよく見かけます。 でも、どんなに可愛い猫だって、高飛車で失礼な募集主では、連絡する気になれませんよね? あなたは、どんな募集主さんに惹かれましたか?

里親希望者が「この人の猫なら問い合わせてみようかな」と思ってくれるなら最高です。 

◇あなたが里親様を選ぶように、里親様も募集主を選んでいる

里親さまは、猫だけを見ているのではありません。 どんな人が募集しているのかということも、非常に気になるものです。

ネットとは顔の見えない世界です。 募集主と同じくらい里親さまも不安なんです。

里親募集系サイトを読むと、「里親詐欺」だの「動物実験に売る業者」だの、 恐いことばかり書いてあります。 この世の中、そういう人が存在するのは事実です。 ゆめゆめ注意を怠ってはいけません。

しかし、だからといって、連絡くれた人を片っ端から疑うような態度は見苦しいし、 もし自分が反対の立場なら、そうとう嫌な気分だろうと思います。

ほとんどの里親さまは、何日も、何週間も、時には何ヶ月も ネットサーフィンしながら我が子となる猫を探しています。 「この猫、まだ募集している」とか、 「この人、今年3匹目の保護猫だ」とか、 下手な募集主より里親さまの方がずっと詳しく目も肥えていたりします。

連絡くださった里親さまは、それだけの時間をかけて探し回った結果、 あなたの子を選んでくださったのです。 それを忘れちゃいけません。

いい加減な里親探しはすぐに見破られてしまいます。 短い文章でも、人柄が如実に出てしまうものです。 猫の幸せを心から願いつつ、相手の身になって、誠実に丁寧に書いてください。 問い合わせには丁重にお返事してください。

そうすればきっと、すばらしい里親さまと出会えます!

猫

⇒次は:里親募集サイト(ブログ等)はこう作りたい

【猫の里親募集の仕方とコツ】記事一覧