ユニ・チャーム ペットケア 1週間消臭・抗菌デオトイレ 飛び散らない消臭サンド
材質:鉱物系(シリカゲル)
メーカー/販売元:ユニ・チャーム
原材料 : 主な素材:シリカゲル(二酸化ケイ素)
容量・サイズ : 2リットル
可燃ゴミ/不燃ゴミ : 燃えないゴミ
トイレに流せるか :流せません
土に戻るか : 戻りません
(シリカゲルは本来土に戻る素材ですが、商品のどこにも「戻る」とは書いてないので・・・)
重量 : 非常に軽い=女性が4袋を同時に持ち上げて家中移動できる (約1.1kg)
商品説明(パッケージ記載内容)
必ず【1週間消臭・抗菌デオトイレ】の専用トレイと一緒にお使いください。
●猫ちゃんの肉球にはさまらない形状。砂をかいても、トイレから出る時も飛び散りにくいタイプの砂。
●トイレの外に飛び出しても、転がらなくて拾いやすい。
●尿をすばやく通過させて、いつもサラサラの状態を保つ機能は従来のままです。
飛び散らない消臭サンドの試用期間目安
愛猫1匹の場合=2リットルで約1ヶ月
愛猫2匹の場合=2リットルで約2週間
実際に使ってみました
砂の色や砂粒の大きさ
白いタブレット状です。
やや大き目。
触った感じは、錠剤みたいで、固くて、表面は白いチョークみたいなかんじで、引っ掻くとわずかに白いものが付きます(チョークよりはずっと固いですけど)。
↑一緒に写っているのは十円玉です。
固まり具合
固まらないタイプです。
そこを無理に、30ccの水に浸してみました。
(だって「シリカゲル」といえば乾燥剤、吸水性にすぐれているはずの素材なので。)
かなり時間を置いたんですけれど(15分以上)、全部は給水されていませんね。粒が足りなかったか?
矢印のあたり、水が残ってるのが見えます。
尿の量や回数がわかりやすいか
わかりません。
砂単体としては、尿はしみこまず固まらずなので、まったくわかりません。
尿は、さっと砂を通過してすのこ下に落ちるので、下に敷いた素材によっては、尿の総量はわかります。回数まではわかりません。
尿の色も、下に敷いた素材によってはわかると思いますが、砂そのものではわかりません。
↑と、尿はほとんどしみこまないんですけれど、「ほとんど」」であって「まったくしみこまない」ではないので、古くなると色がついてきます。
最初は真っ白い砂ですが、使っているうちに、少しずつ染まり始め・・・
最終的にはこんな色になりました。
メーカー推奨使用目安は「愛猫2匹で約2週間」なのに、今回はテストで7ニャンが約1か月も使ったんですものね。仕方ない。
ふつうはこんな色になる前に取り替えるはず、いえ、必ず取り替えるべきです。
上が未使用砂、下が使用しすぎた砂。
砂のにおいや脱臭力
◇ 砂自体のにおい
シリカゲルのにおいっていうか、人間の鼻にはにおうってほどのニオイは感じません。
◇ 脱臭力
きわめてすぐれています。本当ににおいませんでした。
本来の使用基準をはるかに超えた尿量で、吸水しないこの砂の色が変色するくらい使ってみたのに、それでも砂そのものはにおいませんでした。
「消臭サンド」の名前通りでした。
ただ、うちの猫たちは、小には大人気でしたが、大はもっと埋められる量のトイレ砂が好きで、この砂(2リットル)ではあまりウンチしませんでした。
もしウンチが付着したままの砂を1ヶ月放置したら、それでもにおわないかどうかは・・・って、放置しませんよね!そんなズボラな!
そんな実験をあえてしてみたくなるほど(しませんけれど)、最後まで、においませんでした。
ホコリ・飛び散り・猫足のもぐりぐあい
◇ ホコリ
ほとんどありません。
一番最初、乱暴にひっくりかえせば、わずかに白いホコリが出ますし、強くこすれば白いものがつきますが、、普通に使っている限り、使用中にホコリで困ることはほとんどないと思います。
しかしトイレに異常に長時間座っていた子が黒い家具の上を歩けば、多少は白い肉球跡がつくかも?
愛猫の肉球跡ならかわいいから気になりませんけれどネ。
◇ 飛び散り
多い方ではないですが、最初に見た印象よりは、けっこう飛び散ったかも。
砂粒が軽いからでしょうか。
飛び散っても、転がっていくことはありませんし、粒もくずれないので、掃除は楽です。
見た目もきれいで、指でひょいとつまんで捨ててもキタナイ感じはしません(あとで手は洗うべきかもしれませんが)。
◇ 猫足のもぐり具合
潜るほどの深さじゃないんですよね、2リットルだけでは。
なので、よくわかりませんでした。
尿の色(血尿)がわかりやすいか
赤い絵の具を水で薄めて、スポイトで砂に垂らしてみました。
↑濃い赤水。
真っ白な砂に真っ赤な水がよくわかります。
↑薄い赤水。ほんのりピンク色がついている程度の薄い水です。
ほとんど吸水しない砂なんですけれど、真っ白なためか、まあわかります。
↑1=水、2=薄い赤水、3=濃い赤水。
3は歴然と赤いですが、2も、肉眼ならもう少しピンクが目につきます。
ある程度の尿量があれば色がついていればわかりそうに思えます。
猫砂のpH度
猫砂がヒタヒタに浸かるくらいに水を入れて猫砂水溶液を作り、pH試験紙を浸してみました。
真ん中部分の矢印のところが、検査のための変色域です。
上下の色見本と見比べて、pH度を調べるようになっています。
酸性なら黄色っぽく、アルカリ性なら青紫に変色します。
弱酸性、ってところでしょうか。
猫たちの評判
小には、大人気でした。
集中してしてありました。
大には、もっと深く敷くタイプの砂の方が好きみたいで、あまり使っていませんでした。
しかし、もしこのトイレしかなければ、問題なく使うだろうという印象は受けました。
多分、うちの猫たちも、もし砂がもっと深ければ(2袋使うとか)、もっと大にも利用したと思います。
その他
「デオトイレ」初期のセット内容は↓以下の通りでした。
トイレ本体(これはフードのないタイプです)、スコップ、砂1袋、シート1枚。
*こちらのページもどうぞ。
→猫用システムトイレ比較>ユニ・チャーム:デオトイレ
実験期間、価格など
テスト期間:
2011年4月22日~5月25日(33日間)
1ニャン1リットルあたり/日:
●メーカーによる使用料の目安
愛猫1匹の場合 = 約1か月で1袋(2リットル)
愛猫2匹の場合 = 約2週間で1袋(2リットル)
この砂は、指定トイレ容器+指定マットと一緒に使用することを前提に作られたものであり、また何より「におわない」を特徴とする商品ということですので、テストではあえて1か月以上使用してみました。(ニオイというものは日数がたつほどに強くニオうものであるため。)
1ニャンなら約1か月(=30日)というメーカーの設定を越えて、 33日目になっても、臭いとかは全然なくまだ使えそうな雰囲気ではありましたが、色がさすがに変わってきたことと(なんせ1ニャンではなく7ニャンが1ヶ月ですから)、衛生上の観点より、テスト終了といたしました。
*通常は我が家の7ニャンに対トイレ数は4トイレ、うち、2トイレをテスト砂に使っています。
しかし今回の「システムトイレレポート」のためだけに、システムトイレセットを各社2個ずつ購入するというのは、家計および保管場所の関係で苦しいため、各社1個ずつしか購入しませんでした。
そのため、通常の「猫砂レポート」とは算定基準が異なっていることをご了承ください。
全取り換えのタイミング:
・メーカー指定の期間をはるかにすぎたので、衛生上の観点から。
・さすがに色が変わってきた。
テスト時のネット価格帯:
税込 699円1168~円(調査日:2011年7月3日)
1リットル当たりの価格帯:
税込 349円~584円(調査日:2011年7月3日)