大リーグ!
伝統の ニャ人 対 ニャン神 最終戦 !!
現在、ニャ人もニャン神も3点の同点です。
そして今、9回裏、2アウト満塁!
もしここで1点でも入ればニャン神の逆転優勝が決まります!
あ、ニャン神、ピンチヒッターを出す模様です。
この一番大事な場面でのピンチヒッター
一体誰でしょう、責任重大です!
おお、ピンチヒッターは、な、なんと・・・
背番号22 幻のバッター
猫野トロ~~~!
「ハッ!!
つ、ついに出たな、幻のバッター!
このバッターが打席に立つと必ず塁に出るという・・・
と、父ちゃん、俺は負けない!
姉ちゃん、俺の投球を見守ってくれ!
し、しかし、一体どんなバッターなんだ?
必ず出塁するすごい奴って・・・」
ピッチャー、投げました!
「ボール!!!!!!!」
「ね、姉ちゃん、しまった!」
ピッチャー2球目! またもや
「ボール!!!!!」
ピッチャー3球目!
バッター、振ったか?
いや、振っていない!
「ボール!!!!」
ピッチャー、ピンチです!
そ、そして、4球目!
あああ!またもや
「ボール!!!」
4ボールです! 押し出し4ボール!
ゆうゆうと1塁ベースへ歩いていくトロ。
恐ろしいバッターです!
「と、父ちゃん、無理だぁ~~~!!!
猫背に構えたネコのストライクゾーンに 投球しろなんて~~~
ストライクゾーン、狭すぎ!
ボール1個分もないじゃないか!
しかも地面ぎりぎりだしぃ!
ストライクなんてはいるワケ無い~~~~」
こうして・・・・・
打率ゼロ%のくせに 出塁率100%という幻のバッターの大活躍で ニャン神が優勝したのでした。
★ストライクゾーン★
打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との 中間点に引いた水平のラインを上限とし、 ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう
かわいすぎる猫マンガ『猫ピッチャー』そにしけんじ著でも、猫のストライクゾーンの狭さが出てきます(笑)。とにかくキャワイイ猫マンガですので、もし未読でしたら、絶対にご覧ください!