多頭飼育崩壊事例
多頭飼育崩壊が、全国で起こっています
「多頭飼育崩壊」って、ご存知ですか?
猫や、その他の伴侶動物の数が増えすぎて手が回らなくなり、経済的にも破綻してしまうことです。
「多頭飼育崩壊」には、次の3パターンがあると、管理人は考えています。
- 繁殖業者
人気品種を無計画に繁殖させたが、経営が行き詰まり、崩壊するケース。動物たちは、積み重ねられた狭いケージに一生閉じ込められ、無理な繁殖と不衛生な管理で皮膚病などの病気が蔓延、床には糞尿や死体が堆積しているという、おそろしく悲惨な状態で露見するケースがほとんど。この手の繁殖業者は崩壊を繰り返すことが多く、1日も早い法改正が求められるところ。 - 個人、アニマルホーダー
知識不足や経済的事情により、避妊去勢手術を怠った結果、猫が繁殖を繰り返し、ますます手に負えなくなり、崩壊してしまうケース。室内は土糞尿でドロドロ、異臭がひどいため近隣住民から苦情が絶えず、賃貸住宅の場合は強制立ち退きや多額の損害賠償が求められることも多い。
また「アニマルホーダー」とは、自らの意思で多数の動物を集めつづけ、適切飼育が不可能になっても動物達を手放すことができない精神状態(精神疾患)になってしまっている人々のこと。精神医学的にはダイオゲネス症候群の一種「ノア症候群」とされ、他の精神病性障害、とくに強迫神経症(OCD)にも罹患していることが多い。アニマルホーダーが集めた動物達をボランティア等が救出しても、本人の精神的な治療ができないと彼らはまた動物を集めてしまう。 - 猫ボランティア、多頭飼育者、等
猫好きな事が周囲に知られると、次々と猫を押し付けられたり無断で置いておかれたりし、個人の許容範囲を超えてしまう。あるいは、飼育者が不慮の事故や病気等で継続飼育が突然不可能になる、など。
※ NHK番組『報道首都圏』2015年6月12日(金)放送によれば、『関東では過去5年に少なくとも77件が確認』されたそうです。毎月1.3件の崩壊が確認されている勘定になります。北海道ニュースUHBによりますと、2018年に北海道だけで『少なくとも33件』の多頭飼育崩壊があったそうです。 さらに、UX新潟テレビでは「毎年センターが引き取るネコの半数前後が多頭飼育の飼い主からです。昨年度は384匹のうち241匹を占めました。 県動物愛護センターには今、33匹の猫が収容されていて、そのうち9割が多頭飼育から引き取られた猫だといいます。」(2022年5月26日)。
多頭飼育崩壊は、決して珍しい事ではないのです。
多頭飼育崩壊の現場
どれほど悲惨なことになるか、動画でご覧ください。
*できれば、YouTubeの大きな画面でご覧ください。⇒https://youtu.be/hxhuldN04do
*動画撮影・編集ねこねこ亭様 ブログ:http://nekonekotei.seesaa.net
こんなになってしまうのもすべて、最初に避妊去勢手術を怠ったことが原因です。
*できれば、YouTubeの大きな画面でご覧ください。⇒https://youtu.be/PfZa8RBA9Jw
*動画撮影・編集 rana saki様(たんぽぽの里ボランティアスタッフ)
多頭飼育崩壊事例
下記は、ニュースになったりネットで話題になった事例のほんの一部です。表てに出ない崩壊や、崩壊寸前の飼育現場は、他にも数多くあると考えられます。
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【岩手県】2024年7月
猫80頭。
その家の住民は、2011年、東日本大震災後に帰郷、間もなく家にいついた野良ネコを1匹飼い始めた。そのネコが子どもを産み続けたが、下手に保健所に相談すると猫が殺されてると思い躊躇している間に、さらにその子たちが交配して増えてしまった。
【東京都府中市】2024年7月
猫28頭。
マンション全面リフォームのための退去通告がきたが、飼い主はわずか2頭しか連れていけないという。
【北名古屋市】2024年5月
猫30頭以上。
飼い主が亡くなり、親族が行政に相談して発覚。猫達は外に出て餌はもらっていたが足りずにガリガリ、室内には亡骸も。室内はひどい刺激臭でウンチが積み上がり二階の床は腐って抜け落ちていました。
【埼玉県】2024年4月
猫46頭。
ずっと一緒に居られると思って居た飼い主さん、1頭1頭にはお名前がちゃんと付けられ、毛も艶々、なのに、お別れしなければならなくなって、猫たちは全員保健所に・・・
【福島県相馬市】2023年8月
猫70頭。
飼い主死亡で、猫たちが取り残されました。家の中は、ペットボトルやキャットフードの空袋他、あらゆるゴミが腰の高さまで積み上がり、床も天井板も抜けて、そのゴミ屋敷ぶりもトップクラス。衛生状態がどうのとか言うレベルをはるかに越えた、それはひどい現場でした。
【北海道砂川市】2023年8月
猫20頭~
ボロッボロのゴミ屋敷の中に取り残された猫たちは、2023年夏の異常な猛暑に苦しめられ、ニオイもひどく、さらに家の退去も求められて・・・
【福岡市】2023年4月
猫40頭~。
飼い主さんは自分が食べなくても猫達には食べさせようとしていた。猫たちも人懐こくかわいがられていたことは確か。が、生活困窮はどうしようもなく、人も猫達も救助が必要な状態に。
【兵庫県】2023年4月
猫23頭。
室内に中に一歩足を踏み入れたらすぐに覚えのある鼻をつーんとつく異臭。糞尿が積み重なり、飲み水もなく。保護になれたボランティアさんさえ絶句する悲惨な状況でした。
【神奈川県】2022年10月
猫60頭前後、犬75頭以上。
警察も介入。所有権放棄、ネグレクト、狂犬病、適正仕様に関して説得、やっと所有権放棄の意向を固めさせた。
【群馬県高槻市】2022年10月
猫180頭~
飼い主は現在入院中、だが殺処分は1匹もしたくないと。高崎市とは複数回話し合いを持ったが、なかなか多頭飼育崩壊現場の緊急性についての共通認識を持つところまで至らず、救助は難航。
【さいたま市浦和区】2022年9月
猫180頭~
ブリーダー 矢野悦子容疑者(60)が動物虐待の疑いで逮捕。猫で金儲けをしていた人物なのでこの事例に限ってリンクを貼ります。→https://youtu.be/Bb_eDkX7Wlo
【埼玉県春日部市】2022年8月
猫23頭+死亡少なくとも12頭。
あらゆるゴミが積み上がりドロドロで床も見えない室内、アンモニア臭で涙がとまらないような部屋で、50代女性は猫達と暮らしながら仕事にも通っていた。
【福島県郡山市】2022年5月
猫52頭+死亡約70頭。
50代夫婦は猫達を空気穴もあけていない衣装ケースに詰め込んで夜逃げ、約70頭は窒息死。軽自動車に他の残り52頭と暮らしていた。
【和歌山県】2022年5月
猫27頭。
飼い主の男性が突然亡くなり、娘さんが片付けに実家へ赴いたところ、多頭飼育崩壊が発覚。
【沖縄 うるま市】2021年12月
猫33頭。
野良猫に餌をあげたら、近所の人に文句を言われ、仕方なく室内で飼ったものの繁殖を繰り返し、2年程で33頭までに増え、室内は荒れ果てたが、車がなく、金銭的にも手術は難しく、困り果てていました。
【沖縄 与那原町】2021年9月
子猫17頭(乳飲み子含む)+大人猫14頭(全て未手術)=計31頭
最初は、お子さんが、怪我をした猫を「かわいそう」と連れてきたのが始まりました。発情が始まるとうるさいと外に出すようにしてしまったため、どんどん増えてしまいました。
【長野県】2021年7月
猫50頭以上、犬6頭。
あるブリーダー宅が火事になり、そこから引き取った子に去勢避妊手術を施さなかった結果、母猫は産んだばかりの我が子を食べて飢えをしのぎ、ネグレクトされていた犬達は毛が禿げ爪が伸びて歩くこともできず・・・
【東京都東大和市】2021年7月
猫約80頭。
飼い主さんは猫達を可愛がってはいたようです。が、去勢避妊手術に対するちょっとした認識不足が悲劇を生んでしまいました。
【鹿児島市】2020年10月
猫20頭以上。
30代の女性が里親募集で猫を譲り受けたが約束の不妊手術をしなかったため、3年で20頭くらいに増えた。すると女性は猫を見捨てて引っ越し。マンションに残された猫たちは痩せ細り、ベランダから落ちてしまう子も複数目撃され、通報されることに。
【神奈川県海老名市】2020年9月
猫144頭以上。
室内の至る所にふん尿が残されるなど環境は劣悪で、死骸も確認された。住宅は2階建てで、家族4人が生活。住人女性は保健福祉事務所の聞き取りに「8~10年前から飼い始めた」と説明しているという。 海老名署は動物愛護法違反容疑で捜査開始。
【 京都府八幡市 】2020年6月
生きて見つかったのは犬21頭猫4頭のみ、室内には犬猫無数の死体。
その50代女性は 20年ほど前からボランティアを始め、老齢でも病気でもどんな犬猫も引き取ったので、関係者からは「神様」と呼ばれていた。年間200匹ほども引き取っていたという。が、疑問を感じたボランティア団体が自宅を訪問すると、 ゴミが散乱する室内に犬や猫の糞尿が天井高くまで積みあがり、 その場で数十匹の死骸を確認 、白骨化、ミイラ化したものも。女性は、「普通にエサとか毎日ちゃんとやっていました」といい、多数の死骸がある理由については、「看取り覚悟で保護していた子たちばかりなので」と話したという。
このケースは通常の”去勢避妊しなかったために予想外に増えてしまった”多頭飼育崩壊と違い、自ら積極的に犬猫を集めていたことから病的な”動物ホーダー”と思われ、 京都府警では動物愛護法違反(虐待)の疑いもあるとみて捜査を開始した。
【北海道】2020年5月
猫238頭。
2階建て 一軒家 。50代の夫婦らが家賃を滞納したため大家が訪れたところ大量の猫を発見。明け渡しを求め提訴し、夫婦らは3月末に退去。動物管理センターなどのスタッフらが立ち入ったところ、2階の床には猫の骨が大量に散らばっていた。
【愛知県春日井市】2020年3月
猫約30頭。
大きなお屋敷に住む高齢者が去勢・避妊手術をせずに猫を飼っていたが、施設に入所することになり、親族が猫たちを外に放り出してしまった。交通量の多い場所で、幼い子猫も、また大人猫もつぎつぎと轢かれてしまい・・・
【関東】2020年3月
ペルシャ猫約30頭。
知り合いのブリーダーに勧められて、気楽に始めたペルシャ猫のブリーディングは赤字。そうでなくてもペルシャはお世話に手間がかかる。ドロッドロな室内、病気が蔓延、美しいはずの長毛がドレッドヘア化、きついアンモニア臭は救助に向かったボランティアたちの車内にまで満ちた。なのに、また「 10年位たったら私も歳なので無理だけど、 5年後に1ペア持」ちたい、なんてアホをほざく飼い主!そもそも猫は(ちゃんとお世話すれば)20年以上生きる動物、10年後が歳でだめなら5年後だって無理だと思うが?
【栃木県】2020年3月
猫30頭。
独り暮らし50代男性。木造平屋の室内、散乱した新聞紙の上に、猫のふん尿が広がっていた。飼っていた猫が繁殖したほか、常習的に敷地内に猫を捨てられ、頭数が膨らんだらしい。収入の大半を餌代に充て、自らもキャットフードを食べる暮らしだったが、やがて掃除も追い付かなくなり「どうすることもできなくなってしまった」と救助要請することに。
【栃木県足利市】2019年12月
猫37頭。
猫の死骸が放置された家で、37匹の猫などを飼育、虐待した として、無職の男が逮捕された。家の前を通るときは、鼻を押さえないと歩けないほどの悪臭、家の外までノミが跳ね回る状態だった。同人物は過去にも埼玉県深谷市で120匹の猫を集めて問題を起こしている。かわいそうな猫の写真をSNSにアップして寄付を募って自分のものを購入したりもしていたらしい。
【東京都調布市】2019年11月
猫25頭。
調布市のとある都営住宅の集合住宅で、沢山の住民達が長年にわたり、悪臭被害に悩まされていた。悪臭は、マンションのエントランスにも、三階までも来て、住民達は、お布団も洗濯物も満足に干す事ができずコインランドリーに通わなければならない状況・・・
【京都市】2019年10月
猫130頭
保護活動を長年続けていた女性が急病で入院を繰り返すようになり、約2年前から十分な飼育ができなくなった。所有するアパートで約100匹、自宅で約30匹。
【群馬県みなかみ町】2019年10月
全員餓死。
もともとある男性(A)が飼っていた猫たちだったが、避妊去勢はせず増えてしまった。 Aは猫を残し、2018年に他界。その後はT(46歳・男)ほか複数の関係者が飼育を引き継いだという。しかし、Tが飼育放棄したにも関わらず周囲には虚言を重ね、保護団体や警察が踏み込んだときはすでに猫達は共食いの挙句、全員餓死。
「週刊女性」によれば、形が残っていたもので21体。骨の欠片しか残っていないものも合わせると50匹以上いたとみられるという。
【東京都葛飾区】2019年8月
猫約100頭
拾った4匹の避妊去勢をしなかったためどんどん頭数が増えてしまった。飼い主は相談する相手もなく、ただひたすら猫の世話、毎年産まれてくる仔猫を見て胸が押し潰されそう、でも猫達はお構い無しに発情し妊娠、出産。狭い部屋に約100頭。飼い主がこの子達の世話を1日たりとも休まずやってきたのは確か、うんちが落ちている事は一度もなく、よくテレビ中継される様な部屋では決してなかったとはいえ、尋常とは言えない頭数にレスキューが必要となった。
【東京都葛飾区】2019年7月
猫163頭
エアコンもない締め切った6畳間にぎっしりと猫達が。トイレはたった2つで、新聞紙がトイレ替わり。発端は7年前に保護した1頭の妊娠した猫。飼い主は病気で働けず、不妊手術代が払えなかったというが。
【長野県南信地域】2019年7月
猫80頭
人懐こい猫ばかりなのに。信じられないほど不衛生な現場、床に糞尿が厚く堆積し、子猫は生まれてもすぐ共食いされてあとには胎盤しか残らない・・・
【徳島】2019年7月
猫150頭。
完全室内飼育による自家繁殖。言わば近親交配なので奇形も多く、愛護団体が救助に入ったときはすでに、譲渡に向かないと判断された123頭(子猫20頭含む)が行政により殺処分されたあとだった。
【兵庫県】2019年7月
猫22~30頭。
1人暮らしの高齢男性が倒れて入院、ボランティアグループが室内に残っていた22頭を保護。2週間近く餌を与えられていなかった。逃げた猫も含めると、約30匹はいたとみられる。
【関西】2018年10月
猫37頭。
ご両親が増やしてしまった猫達を息子が引き取り、お世話に通っていたが、限られたスペース内に並べられたケージの中に過密状態でいれらた状態で、いずれ崩壊するのは目に見えていた。
【兵庫県尼崎市】2018年8月
猫61頭。
猫45頭と聞いていたが、実際は61頭もいた。飼い主は一生懸命お世話はしていたようで、人馴れした猫たちだったが、最初に去勢避妊手術をしなかったのが決定的な失敗となり、家も退去しなければならなくなり、猫たちは行き場を失った。
【名古屋市】2018年6月
猫42頭。
40代女性。市営住宅の一室で多数の猫を飼い、近隣住民に迷惑をかけているとして提訴される。名古屋地裁は、退去などを命じる判決を言い渡したが、その後も市営住宅に住み続けたため、強制退去処分に。
【栃木県】2018年6月
「那須アニマルクラブ」崩壊。猫12頭~、犬8頭~。
愛護団体を名乗る男の崩壊。犬猫は窓もない室内等に閉め切って、ドロッドロの糞尿の中に放置。ネット上では嘘八百を並べ寄付金を募っていた。
【東京都足立区】2018年6月
成猫88匹子猫3匹+母猫7頭の乳飲み子たち、犬3頭。
マンションの最上階から広がる悪臭に他の住民たちはベランダに洗濯物も干せない状態、室内は床から1mくらい糞尿まみれの段ボール箱。
【岐阜美濃地方】2017年11月
猫約111頭、うち26頭死亡
一軒家に一人で暮らしていた60代男性によると、両親と住んでいた十数年ほど前に2匹飼い始め、その後「どんどん増え」「病院代や餌代で給料がほとんどなくなることもあった」。定年を迎え将来に不安を感じてやっと愛護団体等に相談。猫たちは全員未手術、生まれた子猫たちは共食いの犠牲に。
【神戸市東灘区】2017年10月
猫53頭、+複数の死体
市営住宅で近所に猫の異臭が広がるなどの迷惑行為を理由に、神戸地裁の判決を経て4月に強制退去になった40代女性の部屋に、猫53匹が放置されていたことが判明。部屋は人間の膝の高さまで猫の糞尿(ふんにょう)が堆積。畳や家具などいたるところに汚物が染み込み、猫の死骸からは大量のハエやウジ虫がわくなど「地獄絵図」そのものだった。
【大阪】2017年7月
猫50頭以上(大人猫32頭、子猫約20頭)
エアコンも無い真夏、ノミが大量発生していたので1匹1匹駆虫薬をつけてくれたボラさんは熱中症に。環境が悪く、生後2週間の兄妹は、ボランティア団体が駆けつけたときは4匹中1匹しか生きておらず、その子も弱っているという状態。
【神戸市須磨区】2017年6月
猫26頭
市営住宅で飼われていた。
【関東】2017年5月
アメリカンショートヘアー50頭近く
最初は♂♀2頭だったのに・・・「いっぱい(子猫が)生まれて、何匹か食べられる瞬間とか。首だけ無い状態とか、そこら辺にあったりして」と、明るく(!)説明する元飼い主。締め切った室内は暑くて臭く、糞尿のミストサウナ状態。
【北海道旭川市】2017年4月
猫52頭。
個人宅で、もともと数匹の猫を飼っていたが、最近短期間のうちに60匹まで増えたという。一部の猫しか不妊手術をしておらず、飼い主は「増えすぎて管理できなくなった」と。
【千葉市】2017年3月
猫57頭
もともと、きちんと去勢・不妊手術をして犬と猫を飼っていたご家庭で野良猫を2匹、オスとメスを保護。去勢・不妊手術にも連れいったのだけど、当猫が暴れてしまい、結局、その時には不妊手術できず。その後、いろいろな不運がかさなって手術を先延ばしにしたら、あっと言う間に数が増えてしまい、金銭的にフードだけで手一杯になり、57匹までに増えてしまいました。
【神奈川】2016年12月
猫80頭以上
飼い主の飼い猫が逃げて妊娠して戻り、その後、80頭以上に増え、飼い主は飼育放棄。室内には大量のごみ、行政も介入。
【埼玉県深谷市】2016年11月
猫約120頭、カラス2羽
120頭の猫と暮らす55歳の男性が、生活保護の打ち切りを理由に市長を脅迫(殺害予告)した疑いで逮捕。猫たちは雄雌分けて飼育されていたようだが、男が逮捕されたのちは世話をする人がいなくなり放置状態に。
【京都市】2016年8月
大人猫20頭、子猫10頭
保護活動をしていたのだと70代の本人は言う。が、知人のツテを通じてだけの里親募集では保護猫の数は増えるばかり、ペット禁のマンションの家賃を半年滞納、とうとう強制退去に。
【神奈川県海老名市】2016年8月
猫67頭~
保護された♀37頭のほとんどが妊娠中だった。エアコンもない室内で、猫達は汚物にまみれていた。
【北海道余市】2016年7月
猫50頭以上
ガムテープでぐるぐる巻きにされた猫を保護したのが始まりだった。1階の天井はすべて猫に落とされ、お風呂場は猫トイレ化。飼い主は立っていられないほどの体調不良状態。
【関西】2016年6月
猫85頭、犬約70頭。
この動物保護団体は十数年前、当時50代前半だった代表が志高く立ち上げたものだったはずだが、保護動物が増える一方で、ボランティアスタッフが次々と辞め、手が回らなくなり、とうとう崩壊。猫達85頭のうち、29頭がエイズキャリア。
【大阪府枚方市】2016年3月
日本猫。保護された猫68頭、死亡・堕胎胎児約50頭。
2015年の57頭とは別件。堆積した汚物で壁までボロボロ、異臭がひどい。痩せこけた猫達は、時には共食いで飢えをしのぎ・・・。大家さんから立ち退き要求され、裁判所からも出廷命令。
【北海道】2016年3月
シャムネコ39頭
もともと雄1頭を飼っていたところへ、雌も飼い始めたらどんどん増え、ネット等で里親募集しても追いつかず、大きな保護団体に相談するも引き取ってもらうために必要なお金を払えず、その後も猫は増え続けた。
【東京都江戸川区】2016年1月
猫室内だけで30頭以上、遺棄・死亡頭数不明。
65-70歳くらいの男性。アパート室内で繁殖を繰り返し、不定期に増えた猫を室外に遺棄。また死体を室内、室外に放置する為、臭いが酷い。近隣の方の情報から、何年も続いている事がわかっている。裁判所により立退き命令。
【東京都練馬区】2016年1月
日本猫49頭。
元飼い主は優しい方だったが、猫を7匹家族に迎えるには体力的にも経済的にも無理があり、増えすぎた猫達の不妊去勢手術代は、資金<増えるスピードとなり、結果的には49頭のご飯を買うだけで消え、人も体調を崩してしまった。
【大阪府枚方市】2015年12月
日本猫57頭。
妻を失い、自身も腰を痛めて失職した男性の猫達が毎月のように出産。フードもろくに買えず、男性はラーメンと白米を混ぜたもの等を与えていた。
【神奈川県相模原市】2015年10月
マンチカン14頭。
14頭というと少ないようだけど、 すでに少なくとも4回の多頭飼育崩壊を起こし、そのたびに転居して逃げるという悪質なブリーダー。室内は汚物にまみれ、ドロドロ。
【札幌市】2015年9月
ラガマフィン120頭以上。
2008年に迎えたたった2頭の雄雌ペア子猫が、つぎつぎに子猫を産み、里親募集したが追いつかず、手術代も飼育費用も不足。猫達は痩せていました。
【兵庫県加古川市】2015年5月
室内に5~6頭、外に7~8頭。
高齢者が飼育していたが周囲が気づいた時には置き去り状態に。隣人が見かねて餌だけいれていた。
【神奈川県寒川町】2014年12月
猫30頭以上。
飼い主の男性が、猫達を残して自殺。亡くなったら自分の体がペットフードになりたい、との言葉を残して。
【関東】2014年12月
猫約20頭。
外の半廃屋のような小屋にケージが積んであり、そこで猫達はずっと飼われていた。飼い主さんが亡くなられ、その後は84歳の足の不自由な女性が片道3時間をかけて週3日お世話に通っていたが、大家が立ち退きを要請。
【長野県軽井沢】2014年10月
猫30頭以上、犬約250頭。
以前にも多頭飼育崩壊したことがある元繁殖屋が、まさかの2回目の多頭飼育崩壊。 糞尿の積み重なる中に白骨化した死体が複数。猫達は隙間から投げ入れられるフードを食べてかろうじて生き延びてたものの、成猫でも体重が1キロ台の子ばかりと最悪の栄養状態。
また犬ケージでも、たとえばバーニーズマウンテンドッグのような大型犬がひとつのケージに20頭も一緒につめこられ、共食いで命をつなぐなど、悲惨極まりない状況におかれていた。
【大阪府東大阪市】2014年10月
猫約55頭。
元繁殖屋。スコティッシュフォールド、マンチカン、アメリカンショートヘアーなど、人気品種ばかり、光も当らない部屋に積み上げられた狭いケージに押し込められていた。
【愛知県名古屋市】2014年10月
猫約60頭。アメリカンショートヘアー、アビシニアン、他。
繁殖屋が、繁殖に使ったあげく飼育放棄。現場は、糞尿がうず高く積みあがった耐え難い悪臭と蛆のわいた猫の死体や白骨が散乱する極劣悪な環境。
【千葉県習志野市】2014年9月
シャムMIXの猫達、約19頭。
飼い主は猫達を置き去りにして、飼育放棄したまま夜逃げ。
【東京都足立区】2014年9月
猫55頭。
飼い主(妻)が病気に倒れ、元の状態で退院できる可能性は低い。飼い主(夫)が妻入院後は猫の面倒をみているが、仕事・入院中の妻の世話・自宅の猫の世話を全て一人で負担する時間も労力も経済的余力もなく、レスキュー依頼。
【兵庫県篠山市】2014年7月
猫32頭、犬31頭。
20年以上、 一人で保護活動をしていた男性が、疾病を発症し、 残念ながら快復の見込みがたたないため、 施設の閉鎖と、保護している犬&猫たちの里親さんを募集。
【神奈川県鎌倉市】2014年6月
猫70頭。
賃貸住宅に長毛種。飼い主両親の多額な医療費・老人施設費用、会社の借金、パートナーの精神疾患等が重なりお世話不能に。
【仙台市】2014年4月
猫44頭
生活保護で暮らしていたお爺さん。震災後、子猫3頭を見つけ可哀想に思い連れて帰るが、増えてしまい、7頭になったときに大手NPOに相談するも解決せず、その間も猫は増え続け・・・お爺さんは生活保護費の振込み前は3日自分の食事を抜いてなんとか猫達を食べさせていた。
【大阪市南船場】2014年2月
猫約50頭。
猫達を保護していた飼い主さんが突然亡くなられました。
【宮城県仙台市】2013年8月
猫12頭、犬150頭。
67歳の男性(当時)が、捨てられた犬猫を保護するなどしているうちに繁殖、手が回らなくなる。
【静岡県富士市】2013年2月
猫27頭。
飼い主の婆さんはいずれ猫達を処分するつもりで、キャリーにいれて玄関先に積み上げたままにしていたという。
【静岡県】2013年1月
猫71頭。
アパートの立ち退きを求められ飼育不能に。 避妊去勢手術はしていなかった。
【神奈川県相模原市】2014年11月
猫約26頭。
競売物件の中に取り残された猫達、共食いでかろうじて命をつないでいた。
【北海道北見】2012年9月
猫47頭。
飼育放棄の末、保健所に持ち込まれる。
【佐賀県武雄市】2012年9月
猫20頭以上。
ペット禁止の市営アパートで猫を飼い、手術を怠ったため繁殖。女は家賃を滞納した挙句、猫達を薬品で殺そうとしたことも。結局、猫達をあとに残して夜逃げ。
【大分県】2010年10月
アビシニアン50頭以上。
避妊去勢手術を怠ったのが原因。
【岐阜県各務原市】2009年8月
猫(チンチラ)54頭。
たった2頭のチンチラが、繁殖を繰り返し、54頭に。家主により退去命令。
【石川県金沢市】2007年1月
猫30頭以上、犬4頭。
飼い女性は入退院を繰り返し、精神的にも金銭的にも限界に達していた。
【京都府】2006年12月
猫約130頭。
ある夫婦が、行き場のない猫達をかわいそうに思って受け入れたが、避妊去勢手術をしなかったため、繁殖を繰り返し100頭以上に増え、飼い主夫婦の生活も破綻。
適切な飼育頭数を守り、必ず去勢避妊手術を!
これらの多頭飼育崩壊では、NPOやボランティアさん達がレスキューに大活躍されたケースも多くあります。が、ここではあえて、その方たちの名称や活動内容は伏せています。何かあっても誰かが助けてくれるだろう、なんて甘い考えを持たれたら困るからです。誰にも助けてもらえず苦しみながら亡くなっていく子も多数いるのです。レスキューが入った時点で死体が山積みになっている事例が多々あることからも、おそらく、救われる前に死亡してしまう子の方が多いのではないかと思われます。
*適切な飼育頭数を!
*必ず避妊手術・去勢手術を!