ある夏の午後

何事にもキッチリ完璧なインテリ猫、レオ。

トロ

対し、何事にものっそりマイペースな猫、トロ。

このふたりがある暑い日中、並んでいました。

猫

レオ 「あのさ、トロ君、キミは 、猫の誇りとか尊厳とか、 こ難しいことは 興味ないかもしれないけどさ・・・」

猫

レオ 「もうちょっと、なんというか、 しゃきっと出来ないのかい?」

猫

トロ 「しゃき?」

猫

トロ 「にゃに言ってんのぉ。 ボクだってね、その気にさえなれば、 しゃっきしゃきだよ! 見てて!」

猫

トロ 「胸を張って、しゃっきぃ---ん!!」

猫

トロ 「どぉ? ボクがしゃきっと胸をはると かっこいい?」
レオ 「この猫はどこか根本的なところが 間違っているような気がする・・」

*背景の本棚や畳はバイト数高いのでぼかしました