轢かれた?3本足の子猫を保護

昨日、朝の8時前。
畑の見回りをして、ちょっと草刈などもして、つぎは犬のゴンの朝散歩と朝ごはんだと、いったん家に戻ろうとしてふとみたら、遠くの路上にカラスがいて。

その様子から、また誰か野生動物が轢かれたのかと、せめて路肩に移動させてあげようと見に行ったら、子猫!
しかも、胸が上下しているのが見え・・・
まだ生きている!

そっと手にのせると、なんとか呼吸はしています。

が・・・
ゾッとしました。
右前肢が、肩からちぎれてしまって無い!

周囲を見回しても、足は落ちていません。
さっきのカラスに持っていかれたか?

そのまま家に走って、動物病院の留守電に
「車に轢かれたらしい子猫を見つけました、足が一本とれちゃってありません、今から行きます!」
と慌てて録音して、シャツだけ着替えて、車に飛び乗りました。

3本足の子猫を保護



実は動物病院までの道は、先日の大雨(=2018年西日本豪雨)で大きな山崩れがあって、ぐるりと遠回りしないとならなくなってしまっています。1時間かかります。
でも家を出てすぐのところから、大きなトラックが先導するように飛ばしていて、そのすぐ後ろについて走れたのはラッキーでした。
あんなトラックが突進して来たら、どんな相手だって避けますもん。
そのすぐ後ろについて走っている限り、私は周囲をほとんど気にしないで済む!

子猫は、生きているのか死んでいるのかわからないような様子で、ぐったり横たわっていて。
運転しながら、私は半分以上、子猫のほうを見ていたかも。
トラックのお陰で運転は楽でした・・・あれえ?今思えばあの状況、もしかしたら私がトラックをまくっているように見えたかも(大汗)
まさかね。先導していただいていたんです(と、勝手に決める)。


大手術になるのかと思ったら、・・・


片腕はあまりにきれいに取れてしまっていたので、洗浄して、医療用ホチキスで閉じただけでした。
脇腹にも、子猫としては大きな裂傷がありましたが、これも、いわゆる擦り傷ではなく、スパッと切れていたけど内臓までは達していなかったので、洗浄してホチキスで閉じただけです。

しかも、連れて帰って良いと。
「あなたなら給餌できるでしょう」って。

ま、たしかに強制給餌は慣れているし、猫用流動食も買い置きしてあるし。

子猫はぐったり寝たままでしたが、夕方、ときどき寝返りをうつようになり、夜、デビフのカロリーエースプラスをふたくちほど飲み込んでくれました。
峠を越えた!と思いました。

今朝は、カロリーエースを15ccくらいも飲めたかな?
表情もずっとましになり、両目を開けて、わずかにですが頭を持ち上げることもできました!
小さな声も聞けました!

この調子なら、生き延びてくれるのではないかと期待大。
あとは、変な菌さえはいっていなければ。


トラ柄の子猫、750グラム、病院では「とら」と仮称しましたが、
正式命名「虎太郎」と書いて「コタロー」と読むことにします。
強く生き延びて欲しいから。

生きろよ!

生きて!

虎太郎



この朝の騒動で、ゴンの朝ごはんと朝散歩はすっかり忘れてしまいました。

ゴン、ごめん。でも仕方なかったの、わかってね。

「夕方のお散歩コースも、同じところを延々ぐるぐる回っただけで変だったのだ」

そ、それは、子猫ってよくきょうだいで捨てられているから。

コタロー以外にも万が一子猫がいたらと探していました。

こんな山の中、子猫がひとりで歩いてこられるワケがありません。

人間が山に捨てたに違いないんです。

そして、車に轢かれて、片腕を失くしてしまった・・・

ひどすぎます。