マルちゃん

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女の子。下僕名：nekohon（管理人）。

2014年春、突然現れた大人猫。

おそらく、もと飼い猫が捨てられたのでしょう。最初はこんなお顔で警戒していましたが、

すぐに馴れてくれました。ナデナデも抱っこも大丈夫な子に。

大きくて真ん丸なお目目、丸い尻尾、体も丸々と太りました。

だから、「マルちゃん」。

でも、放浪時代につらいことがあったのでしょうか。何かの拍子にマジ噛みすることがあり、また、他の猫達と仲良くできず、どの猫も追い払ってしまいます。人を噛む大人猫を安易に里親募集することはできないので、避妊手術をした上で、私のＴＮＲ猫としてお世話することにしました。写真は避妊手術直後のマルちゃん。

＊TNR＝猫が増えないように、捕獲（Trap）去勢避妊（Neuter）元の場所にもどす（Return）こと。

そのわずか数か月後。マルちゃんは、うちの縁の下で冷たくなっていました。その直前まで丸々と太って毛艶も良く、長生きしてくれると思っていたのに。左手が倍くらいに腫れ上がり、吐いた跡があったほかは、大きな外傷も見当たらず、死因はわかりません。車に当て逃げされた後、縁の下まで這ってきて、そこで息絶えたのかもしれません。本当にかわいそうなことをしました。忘れられない猫となりました。

この背中が、マルちゃんの最後の写真となりました。