まろ君
男の子。下僕名:nekohon(管理人)。
数年前からときどき見かけた子でした。それが、2020年12月7日、私の愛猫トロが亡くなってちょうど1年後の命日に、大怪我をした状態で保護されたのです。
それはひどい怪我でした。頬っぺたから肩にかけて、皮がベロリとめくれて垂れ下がり、むき出しになった肉は腐臭を放って、ドロドロに汚れていました。あわてて動物病院へ駈け込んで20針以上も縫う大手術。壊死した肉を削り取り、皮をひっぱって縫い合わせ、それでも皮が足りずかなりの部分が肉むき出しの状態。
(怪我の部分はあまりに痛々しいので、ベタ塗りで隠しています)
手術直後のお顔。左右でぜんぜん大きさが違います。それだけ、怪我をした左側を削る必要があったということになります。
こんな状態でも、まろ君は全然くじけていませんでした。野山で長年生き延びてきた野良猫らしく、少しでも触ろうとするとシャーシャー怒って容赦ない猫パンチ!私の手はひっかき傷だらけ(笑)
よって、あだ名は「シャーシャー魔王」。
ケージ内での療養生活も2ヶ月が過ぎました。あれほどの大怪我も随分と小さくなりました。あと一頑張り。がんばれ、まろ君!
ところで「まろ君」という名前は、以前TNRした雌猫「マルちゃん」に外見も声もそっくりなので、おなじ「ま」から始まる2音にしました。おそらく血縁関係にあるのではないでしょうか。マルちゃんは避妊手術後数か月で突然死してしまった子でした。マルちゃんの分も生きてほしいし、なんといってもトロの命日に保護された猫だし、しっかり治してまた元気に野山で暮らしてほしいです。(全然人馴れしていない猫なので、全治後はリリース予定です。)
※療養生活の詳細は「大怪我をしたまろ君の介護録」で綴っています。よろしければご覧ください。
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- 掲載日:2021/2/8.