多少はSEOも意識してみる(その2)

リンクを増やそう(リンクポピュラリティ)。

検索エンジンが非常に重用視する項目に、「リンクポピュラリティ」があります。

リンクポピュラリティとは、そのページにどのくらい多くのリンクが貼られているか、ということです。 その根底には「良いページであれば、自然とリンクが集まってくるに違いない」という考え方があり、 その結果「被リンクが多いページ=良いページ」と判断し、検索順位があがる仕組みとなっています。

内部リンクを充実させる
 すでにHPやブログを持っている場合は、自分のHP/ブログから複数のリンクを貼りましょう。

・里親募集掲示板に投稿してまわる
 里親募集掲示板は必ずURLを書き込めるようになっています。 すでに投稿済みの場合でも、修正やレスでURLを追記しましょう。

積極的にURLを残す
 今までに付き合いのあるサイトがあれば、こまめに回って、掲示板やコメント欄に 里親募集ページのURLを残しましょう。 (ただし、自分のURLを宣伝するためだけの投稿やコメントはスパムとして 非常に嫌われますので決してすべきではありません。)

リンクしてくれたら相互リンク+お礼訪問を
 誰かがあなたの里親募集ページをリンクしてくれたら、相互リンクを返すだけでなく、 先方まで出向いて、掲示板やコメント欄にお礼を投稿するようにします。 これは、礼儀上だけでなく、宣伝のためにも有効な手段です。

猫

相互リンクは、同一ページ上に、テキストリンクで。

リンクしてくださったサイトを相互リンクする場合、しばしば、リンク集ページを別ページに 作っている例を見かけますが、お礼の相互リンクはできるだけ同一ページ内に 作る方が良いと思います。  

というのも、検索エンジンは、単にリンクの数だけではなく、リンクの内容も見るからです。 ページ・ランク(評価)の高いページからのリンクであるほど、評価もあがります。 (検索エンジンは、サイト単位ではなく、1ページずつ、ページ単位で評価します。)

たとえば、A、B、C、Dのサイトがリンクを貼ってくれたとして、それぞれのページ・ランクが 5、4、3、1なら、あなたのページもページ・ランク3に上がるかもしれません。 しかし、もしA、B、C、Dがいずれもページ・ランク1なら、あなたのページも ページ・ランク0~1程度の評価となるでしょう。

(1)ページランクの高いページからリンクされれば、あなたのページ・ランクも上がる

(2)ページランクの低いページからのリンクは評価が低い

実際のページランクのつけかたは、もっと複雑怪奇なのですが、 考え方としては、まあ、上記のようになっています。

ありがたいことに、良いページから多くのリンクをもらえたとします(1)。 あなたも相互リンクを返します。 すると、ページ・ランク1のサイトDは、ランク3のあなたのページからリンクをもらえることになり、 もしかしたらサイトDの評価があがるかもしれません。

ランク3からのリンクをもらって、サイトDのランクも上がった。

サイトDの評価があがれば、それだけ、検索順位も上がる=多分訪問者も増える =あなたのページに流れる人も増えるかも、というわけです。 たとえあなたのページに来る人が増えなくても、サイトDさんの優しさに対する 多少はお礼になるかもしれないじゃないですか。

これに対し、リンク集ページを別に作った場合。

そのページへリンクしているのはおそらくあなたの募集ページひとつだけでしょうし、 ただのリンク集が検索エンジンに「価値ある内容」と評価されるなんてまずありませんから、 サイトDの評価があがる、ということは、決してありません。

「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話ではありますが、でも、猫ちゃんの幸せのためです、 どんな微少な可能性だって見逃すわけにはいきませんよね。 第一、リンク集を別ページに作るより、同一ページに続けて作る方が手間も楽です(^_^)

なお、相互リンク集はテキストリンクの方が良いでしょう。 バナーでリンクすると、その分ページが重くなります。 そうでなくとも、里親募集ページは猫写真が何枚もあって重くなりがち。 テキストリンクにして訪問者のストレスを減らしましょう。

*2020年1月追記

上記では「ページ・ランク」という言葉を使っていますが、googleによるページ・ランクによるランキングシステムは終了しました。とはいえ、Googleを含む各種検索エンジンのアナゴリズムでは今でもリンク・ポピュラリティーは大変重要視されていますし、この傾向が将来廃止されるとも考えられないことから、上記の説明は今後も有効と思われます。

猫

文中にもキーワードを使う。

検索エンジンは、キーワードの有無だけでなく、頻度や使われる位置、キーワード同士の距離 さらに、使われ方が自然か、など、細かくチェックして、そのページの重要度を決めます。

どの位置で、どのくらいの頻度で、どんな使い方をすれば最適なのか、 どの検索エンジンも公表はしていませんから、私はもちろん、SEOのプロでもわかりません。 ただ経験的に、使用頻度は何%が良いとか言っているだけです。

ですから、あまり神経質にならず、ごく自然にキーワードが現れる程度に調整しましょう。

たとえば、奈良市に住んでいる人が猫を欲しいと思った場合。
「猫 里親 奈良」
などのキーワードで検索しますよね。 

【悪い例】

『この子たちのお母さんは野良でした。 現在、奈良市で保護されています。 車でお届けしますので、県内全域、および、近隣府県にお住まいの方、 ご連絡をお待ちしています。』

これでは、キーワード「奈良(市)」でしか検索できません。

  ↓  ↓  ↓

【改良例】

 『この子たちのお母さんは、野良でした。 現在奈良市で保護されています。 車でお届けしますので、奈良県全域、および、近畿地方(大阪府・京都府・和歌山県)に お住まいの里親さまを募集します。が欲しい方からのご連絡をお待ちしております。』

これで、赤字すべてのキーワードで検索してもらえる可能性が出てきます。 

*最初はSEOだのキーワードだのは全く考えずに文章を下書きするのが良いと思います。 それから、不自然にならない程度に、多少手を加える。

でも、過剰なSEOは、文章が不自然になり、かえって里親さまから 「なんじゃこりゃ、こんな文章しか作れない人とはまともに交渉できそうに無いな」 と逃げられてしまうかも (>_<) 不自然な文章をつくるくらいなら、SEOなんかしない方が良いでしょう。 

下手なSEOのしすぎは逆効果。

いろいろSEOについて書きましたが、これらはほんの一部です。 これらの対策を行ったからといって、たちまち検索1ページ目に表示される、 なんてことはまず望めないでしょう。 やらないよりはマシという程度のものとご了承ください。

上に書いたことはいずれも基本的なことですが、過剰なSEOは、 検索エンジンに見破られ、かえって逆効果となります。

たとえば、キーワード「猫」を強調しようとして、「猫猫猫・・・・」と100行も書いたら、 「これは不自然だ」と判断され、順位を下げられるばかりか、下手すると インデックス削除(まったく表示されなくなる)こともあります。

SEOに無駄に頭や時間を費やすよりは、里親募集掲示板の投稿にまわってください!

猫

⇒次は:バナーの作り方

【猫の里親募集の仕方とコツ】記事一覧